今日は地域を分けて、もう一つ「仮面ライダ
ー龍騎」の海外向けリメイクである「Kamen
Rider Dragon Knight」(公式サイト 以下
KRDK)の海外情報を。
ドイツに引き続いては、中南米です。
製作会社のアドネス株式会社の公式サイ
トには、「中南米各国で9月以降順次放送
開始」との記述があるんですが、その詳細
がわかりました。
現在までに中南米で「KRDK」を放送してい
るのは、ブラジル(Rede Globo、Cartoon
Network)とメキシコ(Televisa)になるん
ですが、
WorldScreen.com 2009年9月24日付け記事
"Adness Lands Pan-Regional Licensing
Deal with Panini"
によると、アドネスと、イタリアに本拠を置き、
ヨーロッパや南米で広く展開しているPanini
グループ(公式サイト)が、中南米地域での、
「KRDK」シールやトレーディング・カードなど
の製造・流通ライセンス契約を結んだと伝え
られていて、この中で、アルゼンチン、チリ、
コロンビア、ヴェネズエラ、エクアドル、中央
アメリカにカリビアン諸島といった、具体的
な国名が、2009年から2010年にかけての
放送予定地域として挙げられていたんですね。
北米と比較すると、南米での「KRDK」の人気
は高いようですし、これらの地域でも成功すれ
ば、続編や映画版への可能性も高まるかもし
れません。
ただしその場合、登場人物や舞台が、南米の
それに変わったりするかも……?
南米といえば、ブラジルでは第28話までが地
上波のTV Globoで放送されたのに続いて、
ケーブル・衛星局のCartoon Networkでも、
10月7日からの放送が始まっているんですが、
時間帯が夜になったことで、さらに幅広い層
での人気獲得が期待されています。
そういった期待を示すものとして面白いニュー
スだったのが、「KRDK」が「ドラゴンボール」と
合わせて、ブラジルの学校用品のキャラクター
として、広く用いられている、というものですね。
JBOX.com 2009年8月30日付け記事
"Volta às Aulas com Dragon Ball Z e
Kamen Rider"
同 2009年10月14日付け記事
"Kamen Rider Ganha Linha de Material
Escolar Pela Pacific"
を見ると、ノート、バックパック、文房具入れ?
といった商品が用意されているのがわかります。
他にランチ・ボックスなどもあるようですね。
こういうキャラクター商品展開は、上手くいけば
利益も大きいと思います。
PlayArteによるブラジルでの「KRDK」DVD
リリースも既に始まっていて、ポルトガル語
Wikipediaによれば、
9月16日発売
・第1巻(第1〜4話)
・第2巻(第5〜7話)
10月12日発売
・第3巻(第6〜12話)
・第4巻(第13〜18話)
・第5巻(第19〜24話)
11月14日発売
・第6巻(第25〜30話)
というスケジュールになっているんですけど、
オンラインストアなどで確認してみると、現在
市場に出回っているのは、まだ第1&2巻だ
けのようですね。
実売価格は29.90レアルということで、約1590
円と、ドイツでの価格とほぼ同じですね。
それがこういう作品のDVDの、世界的な標準価
格なのかもしれませんが。
日本でのDVD価格はどうなるでしょう。
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