同じ実写版ということで、先に小ネタを。
アメリカの若者向けケーブルテレビ局の
Spike TVが主催している、SF、ファンタジ
ー、ホラー映画、そしてコミックを対象にした
賞イベントであるScream 2009の、32ある
賞のひとつ、Best Comic Book Movie
の候補に、「DRAGONBALL EVOLUTION」
が選ばれています(via Live Action Anime)。
これは文字通り、コミック・マンガを原作と
した実写作品に与えられる賞のようですね。
全ての候補は(米国内興行成績と合わせて)、
・「DRAGONBALL EVOLUTION」
(936万2785ドル)
・「パニッシャー:ウォー・ゾーン」
(805万977ドル)
・「ザ・スピリット」
(1980万6188ドル)
・「ウォッチマン」
(1億750万9799ドル)
・「ウルヴァリン X-MEN ZERO」
(1億7987万5159ドル)
になっています。
興行的に一番成功したのは、「ウルヴァリン」
ですけど、作品評価的には、「ウォッチマン」
ですか?
この賞はウェブ投票で決まるようなので、人気
という面での評価がわかると思います。
いわゆる賞的なもので、「DRAGONBALL
EVOLUTION」のタイトルを見たのは、初めて
のような気がしますね。
他の色々なカテゴリーや、その候補をチェック
かるのも楽しい賞だと思います。
発表は、10月27日午後10時からです。日本
でも放送して欲しいところですけど。
さて本題。
マレーシアの英字日刊紙The Starの9月11日
付け電子版記事、
"Auditions on for new reality-TV show"
は、香港を拠点に、アジア地域で広く展開され
ている衛星放送チャンネルのSTARが、11月
に放送を予定している、新たなリアリティTV
番組の、「HP Space」(公式サイト)について
伝えていました。
「HP Space」はその名の通り、コンピュータ
関連企業のヒューレット・パッカード製品をフィ
ーチャーした、オーディション番組です。
9月27日まで募集されているオーディション
で求められる技術は、マルチメディア、ビジュ
アル・アート、プロダクト・デザイン、音楽、ファ
ッション、出版と多岐にわたるもので、希望
グループは、自分達の才能を示す1分間のデ
モ・ビデオを制作・提出し、最初の36グループ
がそこから選ばれた後、中国・インド・シンガ
ポールで行われる予選を、それぞれ戦ってい
くことになります。
で、その戦いでは必ず、ヒューレット・パッカ
ード製品を使わなくてはいけない、というルー
ルのようですね。ワンメイクのカー・レースみ
たいなものです。
参加資格は、18歳以上の、アジア・太平洋地
区居住者ということですから、日本人でも、
たぶん大丈夫でしょうか? 少なくとも英語
が話せないとダメみたいですけど……。
で、シンガポールで行われる決勝を勝ち残っ
たグループには、賞金5万ドルと、2012年に
公開が予定されている、実写版「バブルガム
クライシス」の制作チームに参加する権利が
与えられる、とのことなんですね。
参考・アニメ!アニメ! 2009年5月16日
付け記事
「実写版『バブルガムクライシス』6カ国
共同製作 カンヌで契約調印」
撮影は、オーストラリア・シドニーのFOXス
タジオで行われ、もちろんギャラもきちんと
払われる、つまりプロとして仕事に参加出来
るということです。
こういう番組が予定されていることを考える
と、実写版「バブルガムクライシス」の製作も、
かなり本格的に計画されているのだろうと想
像します。
日本の若いクリエイターさんだと、80年代OVA
の、「バブルガムクライシス」の知名度はどう
かわかりませんけど、「自分なら、アニメの実
写版をこう創ってみせる」という夢がある人に
は、絶好のチャンスかもしれませんね。