物語」(解説ページ)を読んでいるところです。
で、今日たまたま某新聞を開いたら、「アイの物語」の
中の、あるお話のネタというかオチである、今は実現し
ていない科学技術のための、本格的な研究開発セン
ターが、とある外国に設立されるという記事が掲載され
ていたんですね。ネタバレになっちゃうので、どんな技
術なのかは、言えませんけど。
本職なのですから当然ですが、SF作家として山本弘
さんが、そういう最先端の科学技術についてのリサー
チも、きちんと行っていることの証明だと思います。
ということは、そのお話のようなことが、実際に近い将
来起きる可能性も、ゼロではないわけで、なんていうか、
フィクションと現実が重なる、ちょっとしたトキメキみた
いなことも感じました。
これはSFだから可能なことで、例えばファンタジーだ
ったら、「ハリー・ポッター」を読んでいる最中、実際の
新聞に、「某国で魔法学校設立」みたいな記事が載る
ことは絶対にありませんよね。
あ、そもそもそういう記事は、人間側のメディアでは伝
えられないので、デイリー・プロフェットを読まないと、
とは言えますね。ふむふむ。
この「アイの物語」も、そういったSF設定を利用した、
泣かせる――というか、人間の根本的な感情・心理に
訴えるお話ばかりで、切な楽しく読んでいます。
ここのところ山本弘さんの作品を、「審判の日」「MM9」
「まだ見ぬ冬の悲しみも」と続けて読んでいるのですが、
どれも僕個人とは相性が合うというか、読みたかった
種類のお話ばかりで、嬉しいです。
山本さんについては、と学会会長としての活動の方だ
けを知っていて(古くはローディストから、ですけど)、
SF作家としての業績については無知だったわけですが、
今ごろからでも、読み始められたのは幸いです。
続いて、90年代の旧作ですが、「ギャラクシー・トリッ
パー美葉」第1〜3巻、「時の果てのフェブラリー −赤
方偏移世界−」なども手元にあるので、さらに読んで
いきたいですね。
それとは関係ありませんが、今度こそおそらくきっと
たぶん最後になる、「Yes!プリキュア5GoGo」のファン
小説のアイディアが、また浮かんでしまっていたり。
かれんさんとくるみさんの、さらにエピローグ後のお
話なんですが。あ、申し訳ないですけれどお風呂の
お話じゃありません、すみません(笑)。
例によって形になるのかどうかわかりませんが、ちょ
っと気を抜くと、かれんさんが祥子お姉さまになって
しまうのがアレですね。気をつけましょう。