「マリア様がみてる」(今野緒雪 集英社コバルト
文庫)は、さすがにペースを落として、第32作「キ
ラキラまわる」と第33作「マーガレットにリボン」
のみに目を通しました。ラストが近付いて、一気
に終わりたくなかったから、ペースを落としたと
いうこともありますけど。
期待していた、祐巳さんと瞳子さん姉妹でのイチ
ャイチャは……特にないですね。「マーガレットに
リボン」収録のお礼参り話も、短過ぎてデートって
感じじゃないですし。なんかゴミの分別がどうとか、
色気のない話ばかりしてますし。お稲荷さんに、仲
直りが出来たお礼がしたいのは僕も同じですけど、
……あの後、瞳子さんは福沢家にお泊りしたとか、
勝手に想像しときますです。
というか、「キラキラまわる」ラストで、やっと出会
えた妹の瞳子さんに気づかない祐巳さんは、さす
がにお姉さまとしてどうかと(苦笑)。まだまだ新米
姉妹とはいえ、あれは瞳子さんショックだったでし
ょうね。それでも、「もう会えないかと心配になり
ました」と小声で呟く瞳子さんはなんだか健気で、
やっぱり一番好きです。
まあ、祐巳さんと瞳子さんの姉妹としてのお話は、
作者さん言うところの祐巳・祥子編が終了してから
本格的に、という感じでしょうか。
そもそも、祥子さんが卒業したその後も、「マリア
様がみてる」という作品を続けるのかどうか、と
いうこともありますけど?
そうそう、PS2「アオイシロ」(公式サイト)の廉価版
(5月28日発売)が届いたので、久々にPS2を起動
させました。僕自身は、ゲームの新しいハードを
購入する気はないので、これがプレイする、最後
のゲームになるかもしれません。
この作品、ちょうど1年前の2008年5月に、最初の
PS2版が発売されて、それも購入したんですけど、
プレイが終わる前に、エンディングを加筆し、シナリ
オの破綻などを修正したWindows版が、半年後の
11月に発売されると発表されてしまったので、途中
で止めてしまっていたんですね。
とはいえ、プレイ時間がとても長くなる(エンディング
は56種類)ノベル形式のゲームを、PCの前で長時
間椅子に座ってプレイするのは、肉体的に辛くて、
そうこうしているうちに、Windows版をさらに移植
したPS2廉価版が発売になったので、こちらに乗り
換えることにしたのです。PS2なら、もっと楽な姿勢
でプレイ出来ますものね。
旧PS2版のソフトは、もう手元にないんですけど(エリ
カ・フリードマンさんに贈りました)、グラフィックもいく
ぶん綺麗になったような気がするかもです?
あと、リバーシブルの新ジャケットは、描き下ろしで
綾代さんとナミちゃんの可愛いツーショットでした。
途中で「保美のことは任せるわ」と梢子さんが退場
し、代わりに百子さんが「うりゃー」と大活躍する、百
子×保美エンドとか、新規に追加されてないもので
しょうか……。
ともあれ、こちらもボチボチ進めていきたいです。
今度は、最後まで物語を見届けられるといいですね。
りょうさんとこの感想や寸劇も、ちゃんと読まなくちゃ
いけないわけですし。