2009年06月02日

TM NETWORK「Major Turn-Round」、聴きました。


小室哲哉さん、宇都宮隆さん、木根尚登さんの
ユニットであるTM NETWORK(公式サイト)に
ついては、1994年の活動休止までのアルバム、
つまり1st「RAINBOW RAINBOW」(84年)から、
8th「EXPO」(91年)までを、ライブ盤やリミックス
盤を含めて、ずっと聴き込んでいたんですけど、
そろそろいいかもということで、1999年からの活
動再開後、最初のアルバムになる、9th「Major
Turn-Round」(2000年)を聴いてみました。
とはいえ勿論僕が手に入れたのは、2003年に
なってから発売された、蔵出し音源集付きの、
2枚組「キヲクトキロク〜Major Turn-Round」の
方のバージョンになります。
ちなみに次は、「NETWORK -Easy Listening-」
でいいんですよね?


この、活動再開後の音源になかなか手を出さな
かったのは、かざみさんに怒られそうですがぶ
っちゃけで言うと、再開後の曲・アルバムについ
ては、話題をメディアで全然目にしたことがなか
ったし、曲自体も耳にしたことがなかったので、
ヒットもせず、パッとしない活動を細々続けている
だけなのかもと、勝手に想像してたんですね、
すみませんすみません。
でも、実際に聴いてみるとこの「Major Turn-Round」
も、クオリティの高い、とてもいいアルバムだと思
いました。
アーティストとして、5年の経験をそれぞれ経た、
洗練が進んだ音にちゃんとなっているというか。
「EXPO」の次に来るのが、わかるというか。
こういう内容なら、いわゆる小室ブームの後でも、
「TMが小室ミュージック化した」みたいな評価も、
発表当時そんなになかったのでは、とも思うんで
すけど。


Aサイドのプログレは、プログレだけど難解でも敷
居が高いわけでもなくて、いい意味で世界の狭い
小室みつ子さんの歌詞もあって、TM節でプログレ
をやってる楽しさが満喫出来ると思います。
誰でも洋楽ロック入門期には、70年代プログレ・
バンドの、キング・クリムゾンとか、イエスとか、
ピンク・フロイドとか、EL&Pなんかの代表アルバム
を、とりあえずは聴いてみると思うんですけど、
わかるわからないは別にして、そういう音像の経験
があれば、このTM版プログレッシブ・サウンドの世
界も、わかりやすく受けとめられるでしょうし、TM
というバンドの音楽的引き出しのひとつとして、
楽しめると思います。
Bサイドの、木根さんがメインに担当した曲群は、
素直に素敵な「歌」が聴けるという感じですね。
甘さと繊細さが加わった、宇都宮さんのボーカル
に完璧にマッチしていると思います。生歌で聴け
たら感動するでしょうね。


あと、蔵出し音源の中での注目は、やはり「GET
WILD」の、「DECADE RUN(’99 Version)」
「Live from 2001 RENDEZVOUS IN SPACE」
という、2つのバージョンですね。
99年と2001年だと、こういう感じになるのかって。
2004年のライブ・バージョンでは、もっとトランスが
入っていたような。
現存する、全てのバージョンの「GET WILD」が聴
けるようなアルバムが欲しいなあとは思います。
何十曲入りになるのかはわかりませんが(笑)。


short_g.gif


★お言葉ありがとうございました♪
エリスちゃんが妹ならとっても嬉しいですけど、
もれなく怖いお姉さんも約1名ついてきそうで
すね(笑)。
「マリア様がみてる」は、もう勢いで、最新刊の
第35作「ハローグッバイ」まで注文しちゃいまし
たから、明日辺りどかっと残りが届くと思います。
あと14冊、丁寧に大事に読んでいきますね。
ジュブナイル小説としての文章は平易ですから、
読むこと自体に辛さはまったくありませんけど、
逆に読み飛ばして雰囲気を上手く味わえなくなっ
てしまうことの方に、気をつけたいです。
「かわいいあなた」が入門編、「ストロベリーシェイ
ク」が応用編なら、「モーニング2」連載中の「羣青」
(中村珍)なんかは、もう達人編かもですね。
エリカ・フリードマンさんにお薦めされてるんです
けど、僕的にはなかなか怖そうな物語で(笑)。

posted by mikikazu at 12:20 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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