小室哲哉さん、宇都宮隆さん、木根尚登さんの
ユニットであるTM NETWORK(公式サイト)に
ついては、1994年の活動休止までのアルバム、
つまり1st「RAINBOW RAINBOW」(84年)から、
8th「EXPO」(91年)までを、ライブ盤やリミックス
盤を含めて、ずっと聴き込んでいたんですけど、
そろそろいいかもということで、1999年からの活
動再開後、最初のアルバムになる、9th「Major
Turn-Round」(2000年)を聴いてみました。
とはいえ勿論僕が手に入れたのは、2003年に
なってから発売された、蔵出し音源集付きの、
2枚組「キヲクトキロク〜Major Turn-Round」の
方のバージョンになります。
ちなみに次は、「NETWORK -Easy Listening-」
でいいんですよね?
この、活動再開後の音源になかなか手を出さな
かったのは、かざみさんに怒られそうですがぶ
っちゃけで言うと、再開後の曲・アルバムについ
ては、話題をメディアで全然目にしたことがなか
ったし、曲自体も耳にしたことがなかったので、
ヒットもせず、パッとしない活動を細々続けている
だけなのかもと、勝手に想像してたんですね、
すみませんすみません。
でも、実際に聴いてみるとこの「Major Turn-Round」
も、クオリティの高い、とてもいいアルバムだと思
いました。
アーティストとして、5年の経験をそれぞれ経た、
洗練が進んだ音にちゃんとなっているというか。
「EXPO」の次に来るのが、わかるというか。
こういう内容なら、いわゆる小室ブームの後でも、
「TMが小室ミュージック化した」みたいな評価も、
発表当時そんなになかったのでは、とも思うんで
すけど。
Aサイドのプログレは、プログレだけど難解でも敷
居が高いわけでもなくて、いい意味で世界の狭い
小室みつ子さんの歌詞もあって、TM節でプログレ
をやってる楽しさが満喫出来ると思います。
誰でも洋楽ロック入門期には、70年代プログレ・
バンドの、キング・クリムゾンとか、イエスとか、
ピンク・フロイドとか、EL&Pなんかの代表アルバム
を、とりあえずは聴いてみると思うんですけど、
わかるわからないは別にして、そういう音像の経験
があれば、このTM版プログレッシブ・サウンドの世
界も、わかりやすく受けとめられるでしょうし、TM
というバンドの音楽的引き出しのひとつとして、
楽しめると思います。
Bサイドの、木根さんがメインに担当した曲群は、
素直に素敵な「歌」が聴けるという感じですね。
甘さと繊細さが加わった、宇都宮さんのボーカル
に完璧にマッチしていると思います。生歌で聴け
たら感動するでしょうね。
あと、蔵出し音源の中での注目は、やはり「GET
WILD」の、「DECADE RUN(’99 Version)」
「Live from 2001 RENDEZVOUS IN SPACE」
という、2つのバージョンですね。
99年と2001年だと、こういう感じになるのかって。
2004年のライブ・バージョンでは、もっとトランスが
入っていたような。
現存する、全てのバージョンの「GET WILD」が聴
けるようなアルバムが欲しいなあとは思います。
何十曲入りになるのかはわかりませんが(笑)。

★お言葉ありがとうございました♪
エリスちゃんが妹ならとっても嬉しいですけど、
もれなく怖いお姉さんも約1名ついてきそうで
すね(笑)。
「マリア様がみてる」は、もう勢いで、最新刊の
第35作「ハローグッバイ」まで注文しちゃいまし
たから、明日辺りどかっと残りが届くと思います。
あと14冊、丁寧に大事に読んでいきますね。
ジュブナイル小説としての文章は平易ですから、
読むこと自体に辛さはまったくありませんけど、
逆に読み飛ばして雰囲気を上手く味わえなくなっ
てしまうことの方に、気をつけたいです。
「かわいいあなた」が入門編、「ストロベリーシェイ
ク」が応用編なら、「モーニング2」連載中の「羣青」
(中村珍)なんかは、もう達人編かもですね。
エリカ・フリードマンさんにお薦めされてるんです
けど、僕的にはなかなか怖そうな物語で(笑)。