2009年05月29日

マンガ版「マリア様がみてる」(長沢智)全8巻、読みました。


とりあえず、更新するくらいの元気は戻ってきた
ようなので、少しだけ。
更新しようとPCを立ち上げても、なんだか眩暈が
して、そのままベッドに倒れこみたくなる、みたい
な感じがちょっと続いていました。今後も更新は
体調と気分次第だと思います……。
すぐに死んだりは多分しないでしょうけど、だから
こそ面倒ですけど、根本的な、体質改善が必要な
んでしょうね。気をつけたいです。
情報検索もあまり出来なかったので、海外事情に
も疎くなってしまって、ダメですね。


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休んでいる間に何をしていたかというと、これまで
読む機会をつくれなかった、お薦めの作品を読む
時間にしていました。どかっとまとめて注文して、
一気読みするっていう。横になりながらで出来ます
し、現実逃避といえばそうですけど。
ええっと、その中のひとつは、例えばマンガ版「マ
リア様がみてる」(長沢智 集英社)全8巻です。
今野緒雪さんによる原作小説は、だいぶ前に第1
巻だけ目を通して、それっきりだったんですけど、
お薦めするならマンガ版というりょうさんの言葉を
思い出して、今回全8巻を、まとめて取り寄せてみ
ました。今まで放置のかたちになっていて、すみま
せん。そんなの多過ぎで、申し訳ないです。


そうですね、こういうお話なら、このマンガ版くらい
のボリュームと濃さが、語り口としてちょうどだろう
とは、僕も思いました。
絵柄もソフトでいい感じで。例えばアニメ版(公式
サイト
)の祥子さんなんかは、ちょっとお姉さん過ぎ
る?雰囲気があったんですが、このマンガ版の、
前髪が中分けの祥子さんは、まだ上に三年生のロ
サ・キネンシス――蓉子さんがいる立場の、ちょう
どふさわしい容姿かもと、頭身も含めて、一番に思
ったキャラです。
アニメ版のデザインだと、このマンガ版にあった、
色々お茶目でコミカルな、時に照れてもくれる、
微笑ましい歳相応な表情なんかも、ちょっと難しい
かもと想像したり。あ、アニメ版については、AT-X
で放送していたのをちらちらと見たくらいです。
アニメ版は全般的に、どのキャラもデザイン・ライ
ンが硬い、という印象があるんですけど、声の演
技とも合わせて、どういう結果だったんでしょう。


あとまあ、どのお姉さまもそれぞれでちゃんとして
いて、こっちの「お兄さま」は、比較すると全然なん
にもちゃんと出来ていないなあ、といささか落ち込
んだりもして(笑)。きっと何の役にも立てずに心配
させていてばかりですね。そろそろ10年間(!)にな
るお付き合いで、それはないっていうか、ダメダメっ
ていうか、愛想尽かされても仕方ないっていうか……。
聖さんのお姉さまくらいの器量と心の広さが欲しい
ものです。


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このマンガ版の物語的には、上の蓉子さんが卒業
して、祐巳さんと祥子さんの2人の関係という、本
筋が始まる直前で終わるのがもったいないとは思い
ます。この語り口で、ずっと読み続けていたかった
とは、正直に感じました。
――あ、祐巳さんの「妹」というのも、当然出てくる
んでしょうけど、現状の祐巳さんが「祐巳お姉さま」
になるのは、あんまり想像出来ないっていうか(笑)。
それはそれで、大きな物語になってしまうんでしょう
ね。祥子さんとの関係をスポイルせずに、その「妹」
との関係を、どう構築していくかは作者さんの、物語
作家としての腕の見せ所でしょう。
原作ファンからすれば、それこそ祥子さんの髪型も
含めた、改変やアレンジなどで、賛否両論はあった
かもしれないこのマンガ版ですけど、僕としては、
「マリア様がみてる」は、これでいい、です。


他の作品についても色々書きたいとこですが(「か
わいいあなた」(乙ひより)とか「ストロベリーシェイ
クSweet」(林家志弦)とか、「星は歌う」(高屋奈月)
とか)、今日はここまでで、力尽きました。また明日、
かもです。


posted by mikikazu at 12:32 | TrackBack(0) | マンガ感想-いろいろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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