とりあえず、更新するくらいの元気は戻ってきた
ようなので、少しだけ。
更新しようとPCを立ち上げても、なんだか眩暈が
して、そのままベッドに倒れこみたくなる、みたい
な感じがちょっと続いていました。今後も更新は
体調と気分次第だと思います……。
すぐに死んだりは多分しないでしょうけど、だから
こそ面倒ですけど、根本的な、体質改善が必要な
んでしょうね。気をつけたいです。
情報検索もあまり出来なかったので、海外事情に
も疎くなってしまって、ダメですね。
休んでいる間に何をしていたかというと、これまで
読む機会をつくれなかった、お薦めの作品を読む
時間にしていました。どかっとまとめて注文して、
一気読みするっていう。横になりながらで出来ます
し、現実逃避といえばそうですけど。
ええっと、その中のひとつは、例えばマンガ版「マ
リア様がみてる」(長沢智 集英社)全8巻です。
今野緒雪さんによる原作小説は、だいぶ前に第1
巻だけ目を通して、それっきりだったんですけど、
お薦めするならマンガ版というりょうさんの言葉を
思い出して、今回全8巻を、まとめて取り寄せてみ
ました。今まで放置のかたちになっていて、すみま
せん。そんなの多過ぎで、申し訳ないです。
そうですね、こういうお話なら、このマンガ版くらい
のボリュームと濃さが、語り口としてちょうどだろう
とは、僕も思いました。
絵柄もソフトでいい感じで。例えばアニメ版(公式
サイト)の祥子さんなんかは、ちょっとお姉さん過ぎ
る?雰囲気があったんですが、このマンガ版の、
前髪が中分けの祥子さんは、まだ上に三年生のロ
サ・キネンシス――蓉子さんがいる立場の、ちょう
どふさわしい容姿かもと、頭身も含めて、一番に思
ったキャラです。
アニメ版のデザインだと、このマンガ版にあった、
色々お茶目でコミカルな、時に照れてもくれる、
微笑ましい歳相応な表情なんかも、ちょっと難しい
かもと想像したり。あ、アニメ版については、AT-X
で放送していたのをちらちらと見たくらいです。
アニメ版は全般的に、どのキャラもデザイン・ライ
ンが硬い、という印象があるんですけど、声の演
技とも合わせて、どういう結果だったんでしょう。
あとまあ、どのお姉さまもそれぞれでちゃんとして
いて、こっちの「お兄さま」は、比較すると全然なん
にもちゃんと出来ていないなあ、といささか落ち込
んだりもして(笑)。きっと何の役にも立てずに心配
させていてばかりですね。そろそろ10年間(!)にな
るお付き合いで、それはないっていうか、ダメダメっ
ていうか、愛想尽かされても仕方ないっていうか……。
聖さんのお姉さまくらいの器量と心の広さが欲しい
ものです。
このマンガ版の物語的には、上の蓉子さんが卒業
して、祐巳さんと祥子さんの2人の関係という、本
筋が始まる直前で終わるのがもったいないとは思い
ます。この語り口で、ずっと読み続けていたかった
とは、正直に感じました。
――あ、祐巳さんの「妹」というのも、当然出てくる
んでしょうけど、現状の祐巳さんが「祐巳お姉さま」
になるのは、あんまり想像出来ないっていうか(笑)。
それはそれで、大きな物語になってしまうんでしょう
ね。祥子さんとの関係をスポイルせずに、その「妹」
との関係を、どう構築していくかは作者さんの、物語
作家としての腕の見せ所でしょう。
原作ファンからすれば、それこそ祥子さんの髪型も
含めた、改変やアレンジなどで、賛否両論はあった
かもしれないこのマンガ版ですけど、僕としては、
「マリア様がみてる」は、これでいい、です。
他の作品についても色々書きたいとこですが(「か
わいいあなた」(乙ひより)とか「ストロベリーシェイ
クSweet」(林家志弦)とか、「星は歌う」(高屋奈月)
とか)、今日はここまでで、力尽きました。また明日、
かもです。