今日は久々に、インテックス大阪で開催される
同人誌即売イベントのCOMIC CITY 大阪74に
足を運ぼうかと思っていたんですけど、体調と
諸般の事情を鑑みて、やめとくことにしました。
まあ、無理することはない立場ですし、インテの
空気が悪くていつも辛いのは確かですし……。
というわけで代わりにゆっくりと、数週来の課題
であった、「エル・カザド」(公式サイト)を、BANDAI
CHANNEL経由のネット配信で、まとめて視聴する
ことが出来ました。
観たのは第10話「天使と暮らす男」までで、駆け足
なんですが、とりあえずりょうさんに追いつきました。
トロトロしてて、すみません。お気遣いもありがとう
ございました。あ、イタリア語なら発音はSignorina
「セニョリーナ」が正解だったかもですね。
昨日は、「獣の奏者 エリン」(公式サイト)の再放送
も、第1部最終話になる、圧巻の第7話だったので、
そちらの感想も気になるところですが……。
そうですね、僕も基本的には、「エル・カザド」を
ここまで楽しく観ていられていると思います。
確かに同じ監督さんでガンアクション主体で、
女性2人が主役コンビの「NOIR」なんかも経験し
ていると、キャラの差異化は出来ているものの、
シリアスとコメディの配分に戸惑って、この作品
なりの語り口を把握するのに、時間がかかってし
まったのも事実ですが。
「NOIR」だったら、この人達あっさり死んでたよね、
みたいなキャラが結構いる、みたいな。
始まってしばらくの雰囲気では、ジョディさんがコ
メディ・リリーフになるなんて、想像出来ませんよ
ね? 第9話の、投げっぱなしのオチもスゴかった
ですし。
キャラに対する慣れが進むにつれ、ナディさんと
エリスの漫才の息も合っていくというか(笑)、そう
いう、どこまで逸脱していいのかという按配が、
この第10話時点で、ギリギリのところでしょうか。
次回では、ついに猫耳モードにまで発展するよう
で、そういう部分では不安が大きいですけど。
プロジェクト・リヴァイアサンを巡る大枠の話はま
だよくわかりませんが、ナディさんとエリスの2人
が、各話毎に色んな人達と出会っていくロード・ム
ービー的構成は、それなりに面白いです。
こういうプロットは、ある程度定番でいいとも思い
ますし。あまりリアル過ぎないというか、ドライ過ぎ
ない南米の描写が、このキャラ達には合っている
でしょう。
僕も、ここまでで一番のお気に入りのエピソードは、
第7話「働く男」になりますね。ラストのぎゅっがいい
です、ぎゅっが。
2人の関係の微笑ましさの一方で、人が確実に死
んでいっている物語だということもあって、決着とし
てどうするのかな、とも思います。
逆にコメディならコメディに徹して、「プロジェクト・
リヴァイアサンって、そんな程度のものだったの?
まあ、私達は私達で幸せになるから」みたいなオチ
でも、2人が幸せなら一向に構いませんけど。
後半、一気に陰鬱なシリアスに転調するのでは、と
いう予感もなくはないですし、まだ本気モードで戦っ
た様子のないナディさんが、そこでどれだけ奮闘す
るのか見てみたい、という気持ちもなくはないです。
余裕を失った彼女の、人生を賭けた、エリスのため
の彼女自身の選択の瞬間を見てみたいというか。
「ああ、この子のために、私の今までの人生はあっ
たのね」っていう……。
そうしたら、僕はそれだけでこの作品に満足です。
ともあれ、続きのエピソードの視聴については、
またお任せしますね。