おそらくは、参加する北米のコンベンションで
毎回質問されているだろうとは思うのですけれ
ど、この週末の5月8〜10日に、イリノイ州ロズ
モントで開催されているアニメコンベンション
Anime Central 2009において、日本のガイナ
ックスやニュージーランドのWeta社と共に、「新世
紀エヴァンゲリオン」の実写映画化企画を進め
ている、アメリカのA.D. Visionの共同設立者・
プロデューサーである、Matt Greenfield マット・
グリーンフィールド氏が、問いに答えて、最新の
コメントを提供したようですね。
ソース・
Nebs Blog 5月9日付け記事
"ACen09: Moribito & Live-Action Eva News"
(via Anime News Network)
Nebs Blogの記述によれば、まずオープニング・
セレモニーにおいて、グリーンフィールド氏が
紹介された際に、会場に集ったファンの誰かが、
「実写版エヴァはいつになったら見られるんで
すか?」と質問を叫んだら、"Soon, & I'm not
kidding"(冗談抜きで、もうすぐ)と答えたとか。
さらに、後のADVによるエヴァのパネルでは、
「契約の成立が近付くにつれ、語れることも少な
くなってくるものだよ」と明らかにしたそうです。
何も語れないということは、それだけ契約の成立
が現実的になっているということであり、その語
り口には自信があったというのが、実際に耳にし
たNebs Blogの人の印象のようです。
例によって何も具体的な情報はありませんが、
とりあえずADVが、「エヴァ」の実写化企画を
諦めていないという意思表示は続いているよう
です。
具体的といえば、情報開示の期日の指定がされ
たのが、既出でしょうけれど、2009年1月30日
〜2月1日に、オハイオ州コロンバスで開催され
たOhayocon 2009(公式サイト)において。
実写版「エヴァ」専門の情報サイトEvangelion
Live Action Movieの、
2009年2月6日付け記事
"Evangelion movie discussions still
moving forward"
によれば、 グリーンフィールド氏の発言として、
実写化企画の最終的な契約交渉は、複数のアメ
リカのスタジオが争っており、実際の制作も、もう
すぐ開始される予定である。9ヵ月以内に、正式
発表がされるだろう、と述べたようですね。
1月30日の9ヶ月後ですから、今年10月の終わり
までには、ということですか。
また、企画の遅れについては、「巨大ロボット」映
画がアメリカで本当に受けるのか、「トランスフォ
ーマー」の興行成績から判断するのをスタジオ側
が待っていたから、ということが大きかったとのこ
とです。
そして既報どおり、アメリカ側のスタジオと、日本
のガイナックスの間の交渉を取り持っているが、
「エクスマキナ」のプロデューサーであった、Joseph
Cho氏と確認されています。