まず先になんですけれど、お馴染みMangaCast
の主宰であるEd Chavezさんが、ニューヨークに
拠点を置く日本小説・マンガの翻訳出版社Vertical
のマーケティング・ディレクターに就任されたそうで
すね(Via MangaBlog)。
Verticalは近年特に、「どろろ」「ブラック・ジャック」
といった手塚治虫作品の成功で知られていますが、
MangaBlogの Brigid Alversonさんも、「マンガ
について知っておくべき、ほとんど全てのことを知
っている」と表現されているように、マンガへの理
解・知識という点で、北米でEdさんに並ぶ人は少
ないでしょうから、Verticalの今後に期待は膨らみ
ます。色々楽しみにしていますね。
とりあえずのリクエストなんですが、次の大人向け
手塚治虫作品の翻訳は、「奇子」なんてどうでしょう?
・参考記事
アニメ!アニメ!さんのインタビュー記事
「アニメ・マンガ評論は生き延びることが出来るのか?
日米評論家対談 藤津亮太×エド・チャベス」
PART-1 「なぜ評論をするのか」- 1
PART-1 「なぜ評論をするのか」- 2
PART-2 「マンガ・アニメ評論はどこに向う?」- 1
PART-2 「マンガ・アニメ評論はどこに向う?」- 2
さて本題です。
これもお休みしている間に出た情報なんですが、
イタリアのテレビ情報ブログtvblogの4月10日付け
記事、
"Aria: la prima stagione in onda su Raisat
Smash Girls a maggio"
では、天野こずえさん原作のテレビアニメ「ARIA」
シリーズの第一作目である「ARIA The Animation」
(日本公式サイト)が、今週金曜日5月8日から、
SKY.Italiaをプラットホームとする、イタリアの衛星
放送チャンネルRaisat Smash Girlsで放送開始さ
れると伝えられています。
放送時間帯は、月曜から金曜日までの16:25、18:45、
21.30ということですが、SKY.Italiaの、現在表示さ
れている週間番組表では確認出来ないので、確定情
報とは、まだ言えません。放送予定日が近付いてから、
またあらためてチェックしてみます。
Raisat Smash Girlsは、その名が示す通りに女の
子向け番組専門チャンネルで、日本アニメでは他に、
「ロミオ×ジュリエット」も4月6日から放送されていま
すね。
また、アニメ版「ARIA」シリーズの、イタリアでの権利
は、YAMATO VIDEOが獲得したそうです(ソース・
Nanoda.com 2009年4月3日付け記事)。
どうなるにせよ、イタリアは「ARIA」への反応が一
番興味深い国ではありましたので、放送・リリースが
楽しみです。
ご存知のように「ARIA」の舞台であるアクア(火星)
のネオ・ヴェネツィアは、イタリアのヴェネツィアを模
して作られた街ですから、ご当地の方々の感想は、
やっぱり聞いてみたいですよね。
原作マンガの方も、既にStar Comicsから出版され
てはいるんですが、2007年7月に出版された第8巻
以降は、ずっと出版が止まっていて、ひょっとしたら
それほど評判が良くなかったのかもしれません……。
(修正追記)
Nanoda.com 4月15日付け記事
"Star Comics: Finalmente le date per Aria
i capitoli finali"
によると、その中断を経て、残りの第9巻と10巻は今
年10月、第11巻と最終巻の第12巻は12月に、それ
ぞれ合本のかたち、つまり二巻分で一冊として、出版
されることが発表されているようですね。
一安心といえばそうですが、そうなると単行本の魅力
である表紙イラストも、一冊分しか採用されないです?