2009年04月04日

菊地秀行さんの「夜叉姫伝1」と、マンガ版「退魔針 紅虫魔殺行1」の英訳本出版へ


まず先にちょっと。
カナダ・YTVで放送中の、英語版「ふたりはプリキュ
ア」(番組公式ページ)を、時々チェックしてくださって
いる、トロント在住のピグモんさん(英語でユ〜ギオ
〜!
)からコメントで教えていただいたのですけど
(いつもありがとうございます)、

「たこ焼き屋」でNatalie(ことなぎささん)が「ドーナッ
ツ」を注文してました。


とのことでした。
まあ懸念通りというか、そう来たかというか(笑)。
そういう丸い形のドーナッツもありますし、それで通
ると思ったんでしょうけれど。ちなみに、「たこ焼き
の文字はそのままでした」とのことなので、日本語が
読める人には、どうにもおかしいわけですが。
カナダではこの週末放送される第5話での、なぎさ
さんとほのかさんの2人のデートで、歯についた、
たこ焼きの青海苔を見せるシーンなんかどうするん
だろうと、考えるのも面倒になってきました(笑)。


個人的には、やはりもったいない改変だと思います。
というのも、過去に先んじてヨーロッパ地域で、この
「ふたりはプリキュア」が放送された時に、あまりに
も美味しそうにたこ焼きをなぎささんが食べるので、
「なんだろうこの食べ物は」とたこ焼きに興味を持ち、
それをきっかけに日本食全般に関心が広がっていっ
たという人の話を知っているので、せっかくの、異国
の食べ物を知る機会を子供達から奪ってしまうのは、
もったいないなあって。
カナダにはたこ焼きなんてないから(そうなんですか
?)、子供達にはわからないので、わかるものに変え
てしまおう、ではなく、わからない物だからこその、
子供達にとっての初めて知る機会を、大事にして欲し
かったです。
日本の子供達だって、かつては日本アニメーションの
名作劇場なんかで、外国の食事や風習、風景なんか
を楽しみつつ知っていったわけですから。子供の頃の
そういう記憶って、結構大きいと思いますし。
たこ焼きがダメだというのであれば、「5」のこまちさん
なんて、家が和菓子屋さんなんですけど、これも変え
ちゃうんでしょうか。


short_g.gif


前置き長し。
では本題ですけど、昨日の海外ニュースで、個人的
な注目はやはり、菊地秀行さんの「夜叉姫伝1」と、
マンガ版「退魔針 紅虫魔殺行1」(画:シン・ヨンカン)
の英訳本について、出版元のDigital Manga Publishing
から正式にプレスリリースが出たことでしょうか。
情報自体は、少し前から出ていたみたいですけど。


Digital Manga Publishing 2009年4月2日付け
ブログ記事
"New Titles from DMP: Hideyuki Kikuchi’s
Yashakiden and Taimashin"



「夜叉姫伝」は、魔界都市と化した新宿を舞台にして、
人捜し屋(本業はせんべい屋)の秋せつらを主人公に
描く、「魔界都市ブルース」シリーズの、「魔王伝」(全
3巻)、「双貌鬼」に続く、長編第3作ですね。
全8巻と、シリーズ最長であり、とても人気の高い作
品だと思います。
菊地さんご自身も、以前アニメエキスポにゲスト参加
された際のインタビューで(a geek by any other
name 2008年7月7日付け記事
)、最もアメリカで英
訳出版して欲しい作品として、この「夜叉姫伝」を挙げ
ていましたから、その希望が通ったのだと思います。
秋せつらを主役とした長・短編シリーズの一作目から
ではなく、この「夜叉姫伝」から、というのも、菊地さん
の希望を尊重した、ということでしょうか。
物語世界の理解には、シリーズ途中からでも、たぶん
そんなに問題がない気はしますけど……。読んだのは
だいぶん昔なので、正直忘れちゃいました(笑)。巻が進
むにつれ、どんどんとスケールが大きくなっていくのを楽
しんだ記憶はあります。


英題は「Yashakiden: The Demon Princess」で、
第1巻の発売は2009年12月16日予定。レーティング
は「16+」ですね。
全4巻ということですから、1巻に日本版2巻分の内容
が掲載されるのかな? 8巻だと長過ぎ、という判断か
もしれませんね。
「退魔針 紅虫魔殺行」の方は「Taimashin: The Red
Spider Exorcist」となり、こちらの第1巻も12月16日
の発売予定です。レーティングは高くて「18+」ですね。


Digital Manga Publishingは、マンガ版「バンパイア
ハンターD」を出版していますが、菊地さんの英訳小説
については、これが初めての単独出版ですか?
あらためてですが、菊地秀行さんの小説の英訳版の、
北米での出版状況(予定含む)を並べてみると、


Dark Horse
「吸血鬼ハンター"D"」シリーズ
(Digital Manga Publishingと共同出版)

「インベーダー・サマー」
「風の名はアムネジア」

Del Rey
「明治ドラキュラ伝1」

Digital Manga Publishing
「夜叉姫伝」

Seven Seas
「妖獣都市」


になりますね。他に「魔界都市<新宿>」も、話はある
筈ですけど、どうなったでしょうか。
日本での菊地ブームの時みたいに、どんどんと各社
から脈絡なく(笑)出版されていったら楽しいんですけ
れど。なにしろ作品のストックは、いくらでもあるわけ
ですし。
とりあえず「夜叉姫伝」については、売れさえすれば、
内容で最後までの8巻分の出版は保証されると思い
ます。期待しましょう。


posted by mikikazu at 14:49 | TrackBack(0) | 海外情報(北米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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