2009年03月16日

北米の不況はアニメコンベンションに影響を与えているか


まず先に、海外「崖の上のポニョ」予告編を2つ
ご紹介です。それぞれ違ってて、面白いです。ど
ちらもHQ版でどうぞ。
1つ目は、この週末の3月20日から公開される、
イタリア版の予告。主題歌もちゃんと歌ってくれ
ていて、微笑ましい雰囲気だと思います。




続いて、4月8日から公開されるフランス版。
宮崎駿監督作品のネームバリューを押し出した、
アート系っぽい感じでしょうか。




short_g.gif


さて本題です。
アメリカ・アイオワ州グリムスに拠点を置くオンライ
ンストアRight Stufが、隔週で配信しているポッド
キャストAnime Todayの最新エピソード第88回ゲ
ストは、コンベンション情報専門サイトAnimeCons.com
の創設者&代表である、Patrick Delahanty氏でした。
Anime Todayには、2007年9月14日に配信された
第49回以来の、二度目の登場になりますね。


メインの話題は、AnimeCons.comが今年1月か
ら新たに配信開始したビデオポッドキャストだったん
ですが、やはり今の北米の不況が、各地のコンベ
ンション参加者達に、どんな影響を与えているのか、
という話も出ました。
それを受けて、Delahanty氏が紹介したのが、
AnimeCons.comのフォーラムで始まっている、
「今の経済状況が、あなたのアニメコンベンション
参加に影響を与えているか?」
という意識調査でした。
投票の締め切りは今月末なので、まだ最終的な結
果は出ていないんですが、これまでの反応を見て、
Delahanty氏がとりあえず述べたのは、

「コンベンション参加者数には、まだそんなに落ち
込みはないようだが、そこで使うお金は減らしてい
るようだ。これまでは2枚買っていたDVDを、1枚に
するような」

という印象の言葉でした。
コンベンションそれ自体は盛況が続いていても、アニ
メ・マンガ関連商品を直接販売する、ディーラーズ・
ルームでの最近のビジネスが、厳しい状況にあるらし
いという話は、あくまで北米ファン間の噂レベルです
けど、実は僕も耳にしています。かつてのようには、
会場で商品を買ってくれなくなったということですね。


そもそも、特別な投げ売りは別として、一般的なディ
ーラーズ・ルームでの販売価格は、オンラインストア
でのセールス価格と比較すると、むしろ割高なくらい
だと聞いています。それでも売れたのは、おそらくは
コンベンションという、スペシャルな雰囲気での気持
ちの昂揚による、「えい、買っちゃえ!」的な衝動も
大きかったのではと想像します。
けど、もはやこういう不況下ですし、買うのなら、少し
でも安いオンラインストアで購入しようという理性が、
会場でも働いてしまうのかもですね。
あと現状では、北米のコアなファンがこぞって関連商
品を買うような、ビッグな人気作品がない、ということ
もあると思います。
過去に北米でも一世を風靡した、「涼宮ハルヒ」や「鋼
の錬金術師」の新作が、そういう面で今年はどれだけ
影響するでしょう。


全般としては、かつての30年代の大恐慌時代に、映
画産業がむしろ急成長したことを引き合いに出して、
現在の不況下でも、現実逃避の場所として、アニメコ
ンベンションは人気を博し続けていくのではないか、
というのが、Delahanty氏の予測というか希望でした。
昨年の北米マンガ市場の縮小に続いて、今年はアニ
メコンベンションにも大きな変化が訪れるかどうか、
注目します。




posted by mikikazu at 11:02 | TrackBack(0) | 海外情報(北米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック
eXTReMe Tracker
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。