一昨日のポーランドと、昨日のハンガリーの間に
ある国、スロバキア共和国のアニメ・マンガファン
達が、たぶん今盛り上がっているだろう話題が、
この週末(3月13〜14日)に、首都ブラチスラバ市
のDK Dubravkaで開催されるアニメコンベンション
「AnimeSHOW 2009」(公式サイト)だろうと思い
ます。
今年で二回目を迎えるというこのイベント、昨年
2月23日開催の第1回大会では、1218人の入場
者を記録したそうです。ブラチスラバ市の人口が
約43万人だということを考えると、かなりの動員だ
と思いますが、どうでしょう。その様子については、
こちらのギャラリーで写真がたくさん見られます。
今年は拡大して2日間開催となり、GAME EXPO
2009という、ゲームのイベントとの共催になったこ
とで、さらに盛り上がるでしょうね。
前回共にこのイベント、在スロバキア日本国大使
館が後援してくれています。
アメリカのように、毎週末どこかの州で、という
くらいの数になるとフォローも難しいでしょうが、
まだ数もわずかなスロバキアでなら、それなりの
支援が可能なんでしょうね。
「美味しんぼ」を利用した、日本文化紹介行事も、
国際交流基金と共催したそうですし。
イベントのCMも制作され、テレビで放送されてい
るようです。何を言っているのかまったくわかり
ませんが(笑)、とりあえずどちらもキュートだと思
います。
こうやってアニメコンベンションが開催されている
ことで、想像出来ることもあります。
まず少なくとも、コンベンションを楽しんでいられる
くらい、その国の政治・経済状況が安定はしている
だろう、ということですね。内戦の真っ只中、とかだ
ったら、とてもコンベンションどころじゃないでしょうし。
それから、海外の文化であるアニメ・マンガを楽しん
でいると公言していい、言論と集会の自由もある、と
も言えますね。海外からの情報・文化の流入を規制
していたり、国民の文化活動を監視・制限している国
は、まだまだあるでしょうから。
なので、アニメコンベンションが開催出来ているかど
うかは、その国の民主度を知る、ひとつの指標にな
るかもと考えてたりします。