2009年02月11日

「Yes!プリキュア5GoGo!」、終わりました。

というわけで、こちらでも「Yes!プリキュア5GoGo!」(公式
サイト
)についてのまとめか評論を……と思いましたが、
「GoGo!」については、もう作品批評するのも野暮な感じ
だったので、代わりにエピローグ的な、最後の会話寸劇
を少しだけ。最後だからいいかっていうノリですけど(汗)。


待っている間は、そちらで最終話についてのコメントが
UPされたら、この2年間の、「プリキュア5」シリーズを
通じてのお付き合いも、ホントに終わってしまうんだなと、
少々複雑な気持ちではありました。まあ、Nothing ever
lasts forever ということで。
お忙しい中、素敵なかれんさんとくるみさんのその後
寸劇も、ありがとうございました。こちらのがお返しに
なればいいですけど……。え? りんさんエンドも必要
ですか?


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・キュアローズガーデン

くるみ 「だーれだ?」

かれん 「――のぞみね? どう、勉強の方ははかどって
    る? お互い、夢のためには、資格とか色々大変だ
    けど、頑張りましょうね?」

くるみ 「……のぞみの声は、こんなに可愛らしかったか
    しら」

かれん 「じゃあ、うららかしら。この間のドラマ見たわよ。
    結構大きな役どころで、台詞もたくさんあったわよ
    ね。演技もバッチリだったわ」

くるみ 「……うららの声は、こんなに大人っぽかったか
    しら」

かれん 「そうすると、こまちね。ふふ。時々こういうお茶
    目なことするんだもの。小説の新作の進み具合は
    どう? 出来たらすぐに読ませてね」

くるみ 「……もういいわ」

かれん 「あ、ごめんなさい、くるみ。ちょっと冗談が過ぎ
    たかしら。私がくるみの声をわからないわけが――」

くるみ 「いい、って言ってるの」

かれん 「! そんな――、泣かなくても……」

くるみ 「……馬鹿」

かれん 「くるみ!? ちょっと待って、くるみ――!?」


                ☆


・パルミエ王国


のぞみ 「あ、いたいた! くーるーみー! また遊びに
    来ちゃったよー。へへ。こっちの子供達に読んで
    あげる童話やおとぎ話の本も、またこーんなに持
    ってきたし。こまちさんの新しいお話が出来上がる
    まで、私で代わりになればいいけど。でも、こっち
    の子供達は、私達の世界のお話なんて知らない
    から、反応が新鮮で、とっても面白いよ! 
    ――くるみ? どうしたの?」

くるみ 「……なんでもないわ」

のぞみ 「目が赤いよ……。ひょっとして、泣いてた?」

くるみ 「うるさいわね。のぞみには関係ないの」

のぞみ 「関係あるもん! もしくるみが困っているんだっ
    たら、私だって心配だよ!」

くるみ 「のぞみ……」

のぞみ 「無理に、とは言わないけど、大切な友達のくる
    みには、やっぱりいつも笑顔でいて欲しいんだもん。
    そんなくるみの笑顔が、私は大好きなんだから」

くるみ 「……もう、まったくのぞみは。これで拗ねたら、
    私が悪いみたいじゃない」

のぞみ 「あ、そんなつもりじゃ……」

くるみ 「ううん、わかってるの。ありがとう、のぞみ。
    愚痴になっちゃうかもしれないけど、聞いてくれる
    かしら」

のぞみ 「もちろん!」


                 ☆
 

くるみ 「別にかれんが悪いわけじゃないわ。私だって、
    ちょっとふざけてみようって、後ろから目隠しした
    んだし。でもね、その瞬間、急にとっても怖くなっ
    たの」

のぞみ 「怖く?」

くるみ 「うん……。エターナルとの戦いが終わっても、
    私はかれんやのぞみとも、こうやって普通に会う
    ことが出来ている。それは、ナッツハウスで暮ら
    していた頃に比べれば機会は減っているけど、
    ずっと離れ離れ、みたいなのよりはいいわ。
    ――今だから言うけど、私はずっと不安だったの。
    ローズガーデンに行ってフローラさんに会って、
    エターナルとの決着がついたら、私達――、私と
    かれんは、もうずっと離れ離れになって、もう簡単
    に会うことも出来なくなるんじゃないかって――」

のぞみ 「うん……。それは、知ってた」

くるみ 「! そうなの?」

のぞみ 「時々ね、声もかけられないくらいに思いつめた、
    切ない視線で、くるみがかれんさんのことをじっと見
    つめたりしていたのには気づいてたよ。
    決着の時期が近づくにつれて、その回数が増えて
    いくのにも。でも、私達には、なんにも出来なかった
    し、それは、とてももどかしかったんだよ」

くるみ 「そう、だったんだ……」

のぞみ 「でも結局、私達はこうやって、時間さえあれば
    行き来も、会うことも出来るわけだし、よかったよね?」

くるみ 「うん、それはそうなんだけど……」

のぞみ 「?」

くるみ 「かれんがね、私のことをわからないふりをした
    時に、これはただの夢なんじゃないか、って思っ
    てしまったの。それくらい今が幸せで、楽しくて、
    満ち足りすぎていて、都合が良すぎるくらい。
    こんなの、私の勝手な、かれんとはもう会えなく
    なってしまった現実の私が見ている、ただの夢な
    んじゃないかって……」

のぞみ 「くるみ……。じゃあ、えいっ」

くるみ 「のぞみ!? 私に抱きつくなんて、ちょっとやめ
    なさい!」

のぞみ 「ね、くるみ。かれんさんにだって、こうやって
    何度も抱きしめてもらってるんでしょ?」

くるみ 「それは……、会う時は必ずだけど」

のぞみ 「そのかれんさんの温もりは本物だよね? くるみ
    が知ってる、かれんさんの温かさだよね。今私が感
    じているくるみの温もりも、きっとそうだよ」

くるみ 「そう、信じたいけど。信じているけど」

のぞみ 「そう思えるなら大丈夫。かれんさんの温もりも、
    この世界も、ぜったいに夢なんかじゃないよ。
    もし、今のくるみが幸せに思えるんなら、それは
    きっとご褒美なんだよ」

くるみ 「ご褒美?」

のぞみ 「うん。私達は知ってるよ。くるみもミルクも、
    今までどれだけ頑張ってきたか。お世話役として
    だけじゃなく、ミルキィローズとして、私達と背中を
    合わせて戦ってもくれたし。
    くるみは、ご褒美をもらっていいくらい、頑張った
    んだよ、本当に!」

くるみ 「……そう思う?」

のぞみ 「うんうん」

くるみ 「……ふふ。ありがとう、のぞみ。おかげで胸が
    軽くなったかも。これからも大変なのは確かだけ
    ど、そうね、今の幸せをずっと守るためにも、もっと
    頑張らなきゃね」

のぞみ 「うん、応援してるからね! ――あ、かれんさ
    んだ。ほら、あんなに必死な顔で、誰かを探してる
    みたいだよ、くるみ」

くるみ 「かれん――! ありがとう、のぞみ。私、行か
    なきゃ――!」

のぞみ 「行ってらっしゃい、くるみ。お幸せにね――!」


               ☆


うらら 「のぞみさん! ここにいたんですね、探しました」

のぞみ 「あ、うらら。ごめんごめん。ちょっとくるみとお話
    してたから」

うらら 「くるみさんと? あ、あそこでかれんさんと――」

のぞみ 「おー、抱きついたね」

うらら 「かれんさんの方も、しっかりと受けとめて。ふふ、
    お2人とも、幸せそうな笑顔です――」

のぞみ 「うんうん。見ているこっちまで幸せな気分になっ
    ちゃいそうだよ」

うらら 「回り始めました」

のぞみ 「回ってる回ってる。あんな風に首に掴まった相手
    をくるくる回すのって、マンガやアニメ以外で初めて
    見たよ――」

うらら 「!」

のぞみ 「!」

うらら 「キス、してますね」

のぞみ 「うん。キス、してる」

うらら 「……」

のぞみ 「……」

うらら 「で、でも、とっても素敵で、見ちゃいけないのかも
    しれないですけど、綺麗なラブシーンです」

のぞみ 「そうだよね。――私達も、する?」

うらら 「! それも素敵ですけど、私は、まだいいかも
    です」

のぞみ 「そうなの?」

うらら 「はい。私がもっと大きな夢をかなえた時の、のぞ
    みさんからのとっておきのプレゼントにしておきたい
    んです。ワガママかもしれませんけど」

のぞみ 「うん。わかるよ。うららはしっかりしてるよね」

うらら 「そんなことないですけど……。でも、いま、ひとつ
    だけ約束してもらえるのなら――」

のぞみ 「うん」

うらら 「その時は、ちゃんと大人のキスを……してくださ
    いね」

のぞみ 「大人のキスか――。どんなのかまだ全然わかん
    ないけど、うん、いいよ! 私の最初の大人のキスは、
    うららに予約済ってことで」

うらら 「ありがとうございます! 私、それにふさわしくなる
    ように、頑張りますから」

のぞみ 「ふふ、それは私もかな。じゃあ、今はお互いにまだ
    子供ってことで、キスはほっぺにね♪(ちゅっ)」

うらら 「! もう、のぞみさんは……。大好きです♪」

のぞみ 「私も。これからもずっとよろしくね、うらら」

うらら 「はい! ず――っと、です!」



                  <終>



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