2009年02月05日

北米オンラインストアでの、マンガ売り上げランキング(2009年2月初旬編)


北米現地のアニメ・マンガファンからの生の声を聞き
たくて、久々にDAS――Delaware Anime Society
の代表であるMattieさんと連絡を取ってみたんですけ
ど、生活レベルでの景気後退の影響は、やはり大きい
ようですね。
既に伝わっている、アニメ・マンガ販売会社のリストラ
もそうですけど、DASのイベントやミーティングに集ま
れる人の数も、最近は減ってきているとか。
以前調べた、2008年のアニメコンベンション参加者
の数は増加傾向にありましたが、データの少なかった
9月の金融危機以降は、色々な面での支出を手控え
なくてはならない状況が続いているみたいです。


合わせて、テレビ局でのアニメ作品の放送がどんどん
と減ってきていることで、かつてMattieさん達が、
Cartoon Networkで普通の時間に放送されていた
「Robotech」や「セーラームーン」「天地無用!」
「るろうに剣心」といった作品で、アニメを知り、ファ
ンになっていったような機会が、今の若い世代から
失われつつあることを憂慮されてもいました。
確かにオンライン配信なども整備されつつありますけ
ど、それがテレビ放送と同じように、新しいファンを
生み出していくかどうかはわかりませんよね……。


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では本題です。
昨日のアニメに引き続き恒例の、北米(アメリカ・カ
ナダ)オンラインストアにおける、マンガ作品の売り
上げランキング2009年2月初旬編です。
先月の1月期全体でのセールスは、ホリデイ・シーズ
ンのすぐ後ということ以外の理由でも、落ち込んでい
るだろうと想像出来ます。
というのも今月からはまた、

2月3日――第34・35・36・37巻
3月3日――第38・39・40・41巻
4月7日――第42・43・44巻

というスケジュールで、VIZ Mediaによる「NARUTO」
の連続リリース攻勢が始まるからですね。
「NARUTO」をずっと買っているような人は、さすがに
しばらくは、他の作品の購入数を減らさざるを得ない
でしょう。特に、上述したような、支出に厳しくなる時期
なわけですし。
他の出版社的には苦しいところでしょうけれど、違う考
え方をすれば、「NARUTO」だけでよかった、とも言え
ますよね。
これでもし日本のように、「NARUTO」を上回る勢いで
「ONE PIECE」が売れていて、同じような連続リリース
を交互に仕掛けられたら、ホントに困ったでしょうから。
いまジャンプ系の作品で一番勢いのある新作は「ロザ
リオとバンパイア」なんですが、

(参考・VIZ Mediaからのニューズレター1月号掲載の
TOP5マンガ・ランキングは、
1.「NARUTO」第33巻
2.「NARUTO」第32巻
3.「Bleach」第25巻
4.「NARUTO」第31巻
5.「ロザリオとバンパイア」第4巻)

それほどストックがあるわけじゃないですし。
いよいよ明日から始まるニューヨーク・コミコン(公式
サイト
)では、参加しているVIZ Mediaからも、なんら
かの新作ライセンスの発表があるだろうと目されてい
ますが、さて何になるでしょう。
少なくとも「バクマン。」は鉄板だと思いますけど。
ヨーロッパでは既に出版されていて売れ筋になってい
る「To LOVEる」もありそう?


ともあれ以下、各ストアのトップセラー・リストです。
「NARUTO」の制覇がどれだけ始まっているでしょうか。


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アメリカ

大手一般書店チェーン

・Borders

1.「NARUTO」第34巻
2.「NARUTO」第35巻
3.「NARUTO」第36巻
4.「NARUTO」第37巻
5.「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」第20巻
6.「ロザリオとバンパイア」第5巻
7.「NARUTO」第33巻
8.「Maximum Ride」第1巻(James Patterson,Narae Lee)
9.「D.Gray-man」第12巻
10.「FAIRY TAIL」第5巻


・Barnes & Noble

1.「NARUTO」第35巻
2.「NARUTO」第34巻
3.「NARUTO」第37巻
4.「NARUTO」第36巻
5.「NARUTO」第33巻
6.「フルーツバスケット」第21巻
7.「NARUTO」第32巻
8.「NARUTO」第31巻
9.「ヴァンパイア騎士」第5巻
10.「Warriors:The Lost Warrior」


・Books-A-Million

1.「NARUTO」第33巻
2.「NARUTO」第31巻
3.「NARUTO」第32巻
4.「NARUTO」第30巻
5.「NARUTO」第29巻
6.「NARUTO」第28巻
7.「DEATH NOTE」第1巻
8.「ヴァンパイア騎士」第5巻
9.「ロザリオとバンパイア」第3巻
10.「ロザリオとバンパイア」第2巻


オンラインストア

・アメリカAmazon

1.「NARUTO」第35巻
2.「NARUTO」第34巻
3.「NARUTO」第36巻
4.「NARUTO」第37巻
5.「ベルセルク」第27巻
6.「Escape from the Forest (Warriors: Tigerstar
  and Sasha, No. 2)」
7.「Scott Pilgrim」第3巻(Bryan Lee O'Malley)
8.「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」第20巻
9.「Maximum Ride」第1巻(James Patterson,Narae Lee)
10.「Dark Hunger」


アニメ・マンガ専門店

・AnimeNation

1.「メガミマガジン」2008年12月号
2.「Bleach― OFFICIAL CHARACTER BOOK SOULs」
3.「ベルセルク」第27巻
4.「キングダムハーツ チェインオブメモリーズ」
  BOXセット
5.「ひだまりスケッチ」第2巻


・Right Stuf

1.「ロザリオとバンパイア」第5巻
2.「万能文化猫娘」
3.「NARUTO」第36巻
4.「NARUTO」第35巻
5.「ロザリオとバンパイア」第4巻
6.「NARUTO」第37巻
7.「魔法先生ネギま!」第21巻
8.「NARUTO」第34巻
9.「ロザリオとバンパイア」第6巻
10.「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」第20巻


・Anime Castle

1.「ロザリオとバンパイア」第5巻
2.「ベルセルク」第27巻
3.「月のしっぽ」第15巻
4.「ゼルダの伝説 時のオカリナ」第3巻
5.「FAIRY TAIl」第5巻


コミック専門店

・Midtown Comics
(ニューヨーク州ニューヨーク市)

1.「一騎当千」第14巻
2.「GANTZ」第3巻
3.「NARUTO」第35巻
4.「NARUTO」第37巻
5.「半蔵の門」第14巻
6.「NARUTO」第36巻
7.「NARUTO」第34巻
8.「低俗霊デイドリーム」第3巻
9.「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」
10.「ベルセルク」第27巻


All About Books & Comics
(アリゾナ州フェニックス)
2009年1月19〜25日の週間ランキング

1.「ONE PIECE」第19巻
2.「NARUTO」第33巻
3.「子連れ狼」
4.「Bleach」第25巻
5.「黒鷺死体宅配便」第8巻
6.「ベルセルク」第26巻
7.「オールド・ボーイ」
8.「ソウルイーター」
9.「クライングフリーマン」
10.「ルーキー」


Tate’s Comics
(フロリダ州ローダーデール)
2009年1月5〜11日の週間ランキング

1.「NARUTO」第33巻
2.「Bleach」第25巻
3.「NARUTO」第32巻
4.「フルーツバスケット」第23巻
5.「ベルセルク」第26巻
6.「桜蘭高校ホスト部」第11巻
7.「ヴァンパイア騎士」第5巻
8.「ロザリオとバンパイア」第4巻
9.「NARUTO」第31巻
10.「GANTZ」第2巻


カナダ

・Bookmanager
(コミック&グラフィックノベル・ランキング)
――カナダ国内の、大手チェーンに属していない
独立書店向けの書籍データ・サイトで、調査対象
はコミック専門店や、大手チェーンを除く、400店
ほど。

1.「WATCHMAN」
2.「NARUTO」第34巻
3.「NARUTO」第35巻
4.「NARUTO」第33巻
5.「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」第20巻
6.「Marvel Chronicle」
7.「フルーツバスケット」第21巻
8.「Maximum Ride」第1巻(James Patterson,Narae Lee)
9.「DEATH NOTE」第1巻
10.「Bleach」第25巻


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という結果です。
あは、ここまで圧倒的だと、もう笑うしかないくらいに、
予想通りですが「NARUTO」新刊勢の勢いが凄まじい
ですね。合わせて旧巻も売れていますし、再来月の
頃には、ランキング全てが「NARUTO」になってしまう
可能性も高そうです?
売上げ冊数的には離されているかもしれませんが、
新刊でそれを追うのが、

「ロザリオとバンパイア」第5巻
「ベルセルク」第27巻
「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」第20巻
「Maximum Ride」第1巻(James Patterson,Narae Lee)

になるでしょう。
ヨーロッパでは大人気の「FAIRY TAIL」は、比較す
ると北米では、それほどでもない感じです。
「ロザリオとバンパイア」って、日本での売上げ冊数
はよくわかりませんが、人気のランキングということ
なら、アメリカでのそれは、地位的に日本のそれをは
るかに凌ぎますよね。いずれは、アメリカ独自での商
品展開も有り得るかもしれません。

posted by mikikazu at 08:54 | TrackBack(0) | 海外情報(北米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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