2008年12月28日

「Yes!プリキュア5GoGo!」のぞみ×りん新作寸劇、出来ました。


まず先にですけど、いつもお世話になっている
「ジェット フォレスト パークへようこそ」の黒森
コウさんが12月27日付けで、「ふたりはプリキュ
ア Splash☆Star」の、素敵クリスマスイラストを
公開してくださっていますので、必見なのです。
クリスマス・バージョンのプリキュア衣装のブルー
ムとイーグレットが、とってもキュートですね。
本当にカードにして配りたいくらいで。


そうそう、プリキュアシリーズの新作「フレッシュ
プリキュア!」についても、情報解禁されたんで
すね(東映公式サイト 朝日放送公式サイト)。
物語なのですから、実際に作品を見てみないと
なにもわからないので、その辺については特に
コメントはないのですけれど、個人的には、2月
1日から放送開始というのがショックだったり。
えっと諸事情で、僕は「5GoGo!」は、3月いっぱ
いまでの放送だと思い込んでいたんですね。オー
ルスター映画
もあるわけですし。
年が明けても、みんなとのお話は10話くらいまだ
あるしと余裕で構えていたら、いきなりあと4話、
もうクライマックス編に突入だろうとわかってしま
ったので、結構うろたえています(笑)。
2年間続いた「5」のみんなと過ごせるのも、あと
1ヵ月だけということで、色々気合いを入れなきゃ
かもですね。
ともあれ、「フレッシュ」を見るかどうか、見るとし
てもどういうスタンスで見るかを決める権限は、
実は僕にはないので、いつものようにりょうさん
次第なのです。おまかせします。


short_g.gif


あと4話、1ヶ月しかないとすると、またお話を書
けるかどうかは全然わかりませんが、とりあえず、
新作の会話寸劇が出来上がっています。
今回は、のぞみさん×りんさんですね。
状況設定的には、本編第44話「届け!みんなの
プレゼント!」の後、クリスマスパーティーも終わ
って、のぞみさんとりんさんが2人で帰っていると
ころ、くらいでお願いします。
あ、ここでののぞみさんは、うららさんとのお話で
の人とは別の、パラレルというか、りんさんルート
分岐後の人、ということでよろしくです。そうじゃな
いと、色々アレなので(笑)。
また、感想のコメントなどいただけると嬉しいです。


short_g.gif



のぞみ 「楽しかったねー。クリスマスパーティー!
    サンタさんのくれたケーキも美味しかったし、
    くるみの用意してくれていた料理も美味しかっ
    たし、かれんさんの執事のじいやさんが届けて
    くれたデザートも美味しかったし、こまちさん手
    作りの、クリスマス風味和菓子盛り合わせも美
    味しかったし――♪」

りん  「――って、あんた『楽しかった』じゃなくて、
    『美味しかった』しか言ってないし」

のぞみ 「へへ――。お腹一杯で幸せだよー。どうして
    クリスマスは年に一度しかないのかな? 私は
    別に毎月でもいいのに?」

りん  「クリスマスはイエス様の誕生日だから、毎月誕
    生日があったらおかしいでしょ? それに、それ
    じゃ本当にサンタさんが過労死しそうだよ」

のぞみ 「その時は、また私達みんなでお手伝いすれば
    大丈夫!」

りん  「さすがに毎月は勘弁だよ……(苦笑)」

のぞみ 「へへ。ちょっと調子に乗り過ぎちゃったかも。
    でも、今日はホントに楽しかったんだもん!」   

りん  「うん……。それは、よかったよ……」

のぞみ 「……ん? りんちゃん?」

りん  「……」

のぞみ 「りーんちゃーん?」

りん  「のぞみ……。やっぱりあたし、黙っておきたく
    ない。ちゃんとのぞみに、正直に言っていい?」

のぞみ 「……いいけど、なになに?」

りん  「あたし、のぞみに謝らなきゃいけないんだ」

のぞみ 「なにを? どうして? あー! ひょっとして
    私に隠れて、私の分のとっておきデザート食べち
    ゃったとか!?」

りん  「真面目な話!」

のぞみ 「いたいいたい。頬つねらないでよ、りんちゃん
    ――。ちゃんと聞きますです、はいー」

りん  「もう――。あのね、はぐれちゃった女の子をあ
    たしが交番まで連れて行ってあげた後で、お兄さ
    んと一緒に、ナッツハウスまで、お礼を言いに来
    てくれたことがあったよね」

のぞみ 「うんうん。妹さんのくれたアクセサリーを、全
    部身につけている、優しいお兄さんだったね」

りん  「その時に――、のぞみはあたしに言ってくれた
    じゃない。あたしの気持ちがたくさん詰まったア
    クセサリー、いっぱいつけたいな、って――」

のぞみ 「うん。言ったけど」

りん  「だからね、その時にあたしは決めたの。今年の
    クリスマスには、今のあたしの気持ちをいっぱい
    に詰めたアクセサリーを作って、のぞみに贈って
    あげようって。
    それがきっと、あたしがのぞみにあげられる、一
    番のプレゼントだと思ったから――」

のぞみ 「りんちゃん――! 私、すっごく嬉しいよ、
    それ!」

りん  「でもね。ダメだった」

のぞみ 「え?」

りん  「出来なかった。あたしには、作れなかったの」

のぞみ 「ま、まあ、もうクリスマスも終わっちゃうけど、
    別に今日じゃなくても私は――」

りん  「そうじゃないの。間に合わなかったんじゃなく
    て、出来なかったの。というか、あたしにはまだ
    出来ないって、わかっちゃったの……」

のぞみ 「……」

りん  「あたしの心の中には、いっぱいの、のぞみへの
    気持ちが詰まっている。それはあたしの真実なの。
    でも、それを形にして、アクセサリーで表現するに
    は、今のあたしの技術と知識じゃ、全然無理だっ
    て思い知ったの。
    もちろん、いまのあたしに出来るベストを尽くすだ
    けでもよかったかもしれない。きっとのぞみは、そ
    れでも喜んでくれるだろう――。
    でもあたしは、絶対にその結果に満足なんてしない。
    あたしの中にある、のぞみへの大切な気持ちはこ
    んなものじゃないって自分でわかってるのに、どう
    して、それをのぞみにプレゼント出来るの? 
    あたしにとって一番大切な人に、自分の想いのか
    たちを、ちゃんと全て伝えられなくて、なんの意味
    があるの――!?」

のぞみ 「りんちゃん……」

りん  「……ごめん。なんか勝手に気持ちを吐き出しち
    ゃった。本当は我慢しなくちゃね。これはあくまで
    あたしの問題で、のぞみには関係ない。あたしの
    力不足が原因なんだから、自分を責めるしかない
    のに――。のぞみ!?」

のぞみ 「関係なくないよ。だって、私にとっても一番大切
    な、りんちゃんのことなんだもん」

りん  「……のぞみの身体はあったかいね。ずっとずっ
    とこうしていて欲しくなる。でも、あたしに、こうやっ
    てのぞみに抱きしめてもらえる資格なんて、ないの
    かもしれない――」

のぞみ 「りんちゃん。――私、待てるから」

りん  「え?」

のぞみ 「私、いつまでだって待てるから。りんちゃんが
    ホントに満足出来る、私のためのアクセサリーを
    作れるようになるまで、待っててあげられるから」

りん  「のぞみ……。いいの?」

のぞみ 「うん。だって、それがりんちゃんの夢なんだよ
    ね? それに私だって、りんちゃんが私に伝えた
    いと思うものは、きちんと、ぜんぶ受けとめてあげ
    たいもん」

りん  「あたしが一人前になるなんて、いつのことかわ
    からないよ?」

のぞみ 「待ってる」

りん  「ずっとずっと先のことかもしれないよ?」

のぞみ 「平気だよ」

りん  「途中であきらめたら?」

のぞみ 「りんちゃんは絶対にあきらめたりしないよ!
    私は――、私のことを、一番大切だって言ってく
    れた人の言葉を信じるの、りんちゃん」

りん  「のぞみ……」

のぞみ 「! あ、ああ泣かないでりんちゃん。私、なに
    か変なこと言っちゃった!?」

りん  「ば、バカ! ここまで言ってもらえて、泣かない
    女の子なんているわけないじゃない……。もう、女
    の子泣かせなんだから」

のぞみ 「そんなの言われたの、初めてだよー」

りん  「ふふ。あたし以外の女の子を泣かせたりしてい
    たら、絶対に許さないけど――」

のぞみ 「でも、りんちゃん、きっと私も同じだよ」

りん  「え?」

のぞみ 「この間、図書館で1人でテスト勉強した後、忘
    れ物を取りに教室へ戻ったの。誰もいなかったか
    ら、こっそり教壇に上ってみちゃった。
    そうして教室を、先生の視点から見回してみたら、
    私にも、まだ全然無理だなって思えたよ。生徒の
    時は、教壇の先生1人だけを見てればいいけれど、
    先生は、ここから見える生徒みんなのことを見てい
    なくちゃいけないんだなって、わかって」

りん  「うん……」

のぞみ 「だからね、私もきっとりんちゃんと同じ。今で
    は出来ない、無理なことはたくさんたくさんあると
    思うよ。
    でも、私達には、今日頑張る時間がある。今日ダ
    メでも、また明日がある。明日ダメでも、明後日も、
    その次の日も――。
    大事なことはたったひとつ。自分は頑張れるんだ
    って、想いをずっと抱き続けることだと思うの。 
    りんちゃんが想い続けてくれるのなら、私だって、
    きっと頑張っていられるから――」

りん  「のぞみ……。今の言葉、本当に立派な先生みた
    いだったよ」

のぞみ 「へへ――。そう? だったら嬉しいけど」

りん  「うん……。あたしもあらためて思った。いつで
    もあたしを立ち上がらせてくれて、前に歩み出す
    勇気をくれるのは、いつも、いつも、小さな時から
    ずっと、のぞみなんだなって……」

のぞみ 「りんちゃん……」

りん  「心の底から思ってるよ。のぞみが私の幼馴染み
    でいてくれて、本当によかったって」

のぞみ 「うん! それは私もそうだよ! 前にも言った
    けど、もう一度。こんな私のそばにずっといてくれ
    て、ホントにありがとう、りんちゃん」

りん  「……大好きだから、のぞみ……」

のぞみ 「うん……。ありがとう」

りん  「ふふ。こんな泣き顔の告白じゃ、プレゼントの
    代わりにはなんないかもしれないけど」

のぞみ 「そんなことないよ。とりあえず今日は、未来の
    プレゼントの予約日ってことで」

りん  「先着1名様限定のね? 夢原のぞみ様お1人だ
    けの」

のぞみ 「もちろん! 楽しみに待ってるからね、りんちゃ
    ん」

りん  「了解了解。じゃあのぞみの未来の予定も、あた
    しが全部予約しちゃおうかな――」

のぞみ 「私の場合も、キャンセル不可だよ?」

りん  「覚悟してます。ふふ」

のぞみ 「へへ――だったら安心かも。じゃあ、そろそろ
    帰ろうよ。身体も冷えてきちゃいそう」

りん  「じゃあ、冷えないように」

のぞみ 「うん! 出来るだけくっついて、2人で一緒に
    歩いていこうね――♪」



                 <終>







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