2008年12月23日

「Yes!プリキュア5GoGo!」第39話、見ました。


あ、公式サイトの方で、来年3月20日公開の映画「プリ
キュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全
員大集合!」の特報が公開されているんですね。
いくつか新作カットもありましたが、やはりのぞみ役の
三瓶由布子さんの声の調子が、ちょっと心配です。


戦闘シーンのクオリティについては問題ないでしょうけ
れど、これだけプリキュアの数が多いと、ドラマの核を
どこに持ってくるのかが大変でしょうね。
王道だと、特報でも揃い踏みをしていたなぎささん、咲
さん、そしてのぞみさんを中心にするんでしょうけれど。
映画の長さにもよりますが、プリキュア達の絡みを描
くだけで精一杯で、敵は単なる引き立て役に終わる
可能性も高そうです。
いっそのこと主役はミルキィローズ=くるみさんで、
他のプリキュアはみんな盛り上げ役、くらいに割り切
った方が、物語としてはまとまりそうですが。
最悪なのは、新プリキュア「フレッシュプリキュア」の
メンバー紹介がオチ、みたいなケースですね。
個人的には、少々遠くでも、DLP上映してくれる劇場で
見たいところです……。


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それまでに本編視聴が追いつきたい「Yes!プリキュ
ア5GoGo!」(公式サイト)は、第39話「モンブラン国
王を救え!」を見ています。
本筋の注目がブンビーさんの行く末になってるとか、
モンブラン国王が咳き込んだ時の、みんなのリアクシ
ョンがやり過ぎとか色々ありますけど、同じ看病がプ
ロットだった前作の第34話「ミルクを守れ!白馬の騎
士かれん」と比較すると、テンションが落ちるのはや
むをえないでしょうか。
看病の対象が大切な、どうしても守りたいミルクと、初
めて会ったモンブラン国王とでは、差があっても仕方
ないですし、前作の場合はハデーニャさんとの対決を
差し込むことも出来たくらいの尺の余裕が、「GoGo!」
では、もはやないですしね。


ともあれ、そういう本編とは特に関係なく、例によって
の会話寸劇を少しだけ。
今回はのぞみさんとうららさんで、一応、この間の
SS「Good Days,Good Days」のさらに翌日という
設定ではあります。
大きなお話ではありませんが、物語も終わりが近づ
いてきて、こういう会話もしてくれていたらいいなあ、
みたいな気持ちなのです。



★PC版「ソルフェージュ」は、正直お話に語り足りない
部分や、無理と破綻があまりに多過ぎましたので、それ
らがPSP版で修正されていればいいんですけど……。
まあ、だったらその上物語の前半だけしかないPC版は
ホントになんだったの?という話になっちゃいますが。

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うらら 「あ、こんにちは! のぞみさん。今からナッツハ
    ウスですか? ご一緒しますね。私もお仕事の予定
    は入っていないので」

のぞみ 「うん! 一緒に行こう! 今日はナッツハウスで
    1人じゃないってわかって安心だよー」

うらら 「あ……。すみません。ここ最近は私も忙しくて……」

のぞみ 「ううん、謝ることじゃないよ。忙しいってことは、
    うららがそれだけ、自分の夢に近づいてる、ってこと
    だもん!」

うらら 「ありがとうございます! でも、のぞみさん――や
    他の皆さんにお会いしたいのも本当ですし、モンブラ
    ン国王も見つかって、何が起きるかわかりませんから、
    これからは私も出来るだけ顔を出すようにしますね」

のぞみ 「そうだねー。でも、無理はしちゃダメだよ? 出来
    る範囲でいいんだから」

うらら 「はい、わかってます。――ところで、その、のぞみ
    さん」

のぞみ 「なに?」

うらら 「お、お願いがあるんですけど……」

のぞみ 「うん。なんでもいいよ。遠慮なく言って?」

うらら 「は、はい! では……、い、一緒に腕を組んで歩いて
    もいいですか? ナッツハウスの近くまで、でいいんで
    すけど……」

のぞみ 「別にいいよ? でもどうしたの、突然に」

うらら 「はい――。実は昨日、お仕事の移動中に、街でかれ
    んさんとくるみさんのお2人の姿を見かけたんです。腕
    をしっかりと組んで、本当に楽しそうに歩いていました。
    あんなに幸せそうなお2人の表情は、今までに見たこと
    がないくらいで……」

のぞみ 「おおー。最近の2人は仲良しさんだもんね」

うらら 「それで、その……、ちょっと羨ましくなっちゃって。
    こんなこと思っちゃいけないのかも、ですけど」

のぞみ 「クス。いいよ。私の腕なんかでよかったら、好きなだ
    け掴まって。うららと一緒なら、私も嬉しいし」

うらら 「ありがとうございます! ――では、失礼して(ぎゅっ)」

のぞみ 「ふふふ。なんだかくすぐったいね」

うらら 「す、すみません。でも、幸せです。このままずっと歩
    いていたいな――」

のぞみ 「じゃあ、出来るだけゆっくり歩こうね。――あれ?」

うらら 「どうしました、のぞみさん? 私の顔をじっと見て」

のぞみ 「うらら――、ひょっとして、最近背が伸びてる?」

うらら 「あ、はい! ちょっとだけですけど、それなりに。ど
    うしてわかったんですか?」

のぞみ 「だって、初めてうららと出会った頃は、こうやって一
    緒に歩いていても、もう少しうららの顔を見下ろす感じ
    だったもん。それが今は、高さがだいぶ近づいたみたい
    な――」

うらら 「確かにそうですね。そういえば、無理な背伸びをしな
    くてもよくなりました」

のぞみ 「うんうん。うららも成長してるんだね。雰囲気だって、
    昔は可愛さいっぱい、って感じだったけど、最近は時々、
    あ、綺麗だな、って思う時あるもん」

うらら 「そうなんですか? 自分ではよくわかりませんけど……」

のぞみ 「たまにね、うららが1人でどこか遠くを見つめている
    時とか、ただそこに立っているだけなのに、なんだか絵
    になっているなあ、とか思ったりするよ。
    これは、こまちさんからの受け売りなんだけど、一流の
    俳優さんなんかだと、何も大げさな演技をしなくても、
    ただそこにいるだけで、物語をちゃんと表現出来ちゃう
    んだって。華があるっていうのかな?
    うららにもきっと、そういうものが備わっていて、少しず
    つ輝き始めているんだよ」

うらら 「ありがとうございます! 他でもないのぞみさんの瞳
    にそう映っているのなら、一番嬉しいです!」

のぞみ 「へへ。だから、私が保証してあげるよ! うららは絶
    対ぜーったい、未来の大女優になるって!」

うらら 「はい! 頑張ります!」

のぞみ 「――ん? ちょっと待った! 成長しているうららと、
    私との顔の距離が近づいているってことは――、私の方
    の背が、全然伸びていないってこと!?」

うらら 「あ……」

のぞみ 「がーん! そういえば服のサイズも全然変わってないし、
    私の成長期もう終わり!? このままずっとお子様体型!?
    そんなのやだよー!!」

うらら 「えっとその、私は背の高さとか体型とか気にしません
    から――」

のぞみ 「私が気にするよ――! 背を伸ばすのには何が必要
    なの? カルシウム? ナトリウム? マグネシウム? 
    あれだけスタイルがいいかれんさんに相談しなきゃ――」

うらら 「それもいいかもですけど――。その、のぞみさん?」

のぞみ 「うう――、なに?」

うらら 「もし私の背がこのまま伸びて、のぞみさんを追い越し
    てしまったら――、のぞみさんは私のこと、嫌いになり
    ますか?」

のぞみ 「! そんなこと絶対ないよ! なるわけない!」

うらら 「私のお母さんも背は高かったですし、お父さんはフラ
    ンス人だから、これからもっともっと、背が伸びていく
    可能性はあるかもしれませんよ?」

のぞみ 「関係ないよ! 背が私より低いからうららが好きな
    んじゃないもん! 上手く言えないけど、うららがうらら
    だから、私には大切な女の子なんだよ?」

うらら 「ありがとうございます! 私も同じなんです。例え私の
    背が伸びても、夢がかなって女優になれても、私にとっ
    て一番大切な人は、のぞみさんなんです。それは絶対に
    変わりません。だから、その、安心してください。
    ――私にこんなことを言う資格があるのかどうか、わか
    りませんけど……」

のぞみ 「うらら……。ううん、ありがとう、うらら。こちらこそ
    気を遣わせちゃってごめんね。そうだね、こんなこと、
    あまり気にしても仕方ないかも」

うらら 「えへへ。でも理想をいえば、のぞみさんと同じくらい
    で止まってくれたらいいんですけどね。そうしたら、仲
    の良い双子の姉妹みたいに、お気に入りの服を取替
    えっこして着たり出来るじゃないですか」

のぞみ 「それは素敵だね。毎日が楽しそう」

うらら 「でも今は、こうやって、のぞみさんと一緒に歩いてい
    られるだけで、私は幸せです」

のぞみ 「ふふ。じゃあ、他のみんなには悪いかもだけど、もう
    少しだけ遠回りしていこっか?」

うらら 「ありがとうございます! 私の手を、ずっとずっと離
    さないでくださいね――、のぞみさん」

    

                 <終>



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