2005年12月23日

「舞-HiME」第25話


あ、この3日間ほどは、クリスマス前には届けたか
ったので、DAS(Delaware Anime Society)さんから
の質問に対する答えをまとめたレポートの仕上げ
に専念してました。こちらの体調不良などで、想定
していたのよりも、ずいぶんと時間がかかってしま
いましたし。
かなりのダイジェスト、という感じでとりあえず出来
上がった文章は、代表のMattieさんのところに送
っておきましたが、向こうの会報のスペースの都合
もあるので、また色々と編集していくと思います。
具体的な日時はまだ未定ですが、年明けしばらく
は時間がかかりそうですね。
先日行われたDASのパーティでは、こちら宛ての
ホリデイ・カードに、メンバーの皆さんがメッセー
ジを寄せ書きしてくれたりもしたそうですから、
こちらからも何かお返ししようかとは考えています。
やっぱりポッキーかな?(笑)


short_g.gif


さて引き続き「舞-HiME」は、ラス前エピソードにな
第25話「運命の刻へ」を見てみました。
前回の感想で、大切な人=楯クンを失ってしまった
舞衣さんの、HiMEとしての能力再獲得はどんな手段
によるものだろうか、という想像をしました。
で、今回述べられた「大切な人が故人でも、その人へ
の想いがあれば、HiMEとして活躍可能」という解説は、
アンフェアなルール違反だと思います。
「大切な人はHiMEとしての力の源」という、物理的な
HiMEシステム自体に対する矛盾もありますが、それ以
上に、現状の舞衣さんの大切な人が故人であるからに
は、人間は2度死ねないので、その命はもはや賭けら
れない。つまり、負けても失うものがない舞衣さんは、
これまでのHiME達が背負わなくてはならなかったリス
クとは無縁でいられる、というアンフェアな立場にい
ることが、問題だと思います。ルールは参加者全員に
対して、平等に行使されるべきですから。


作劇論という観点からすると、これは実にもったいな
い処置だと思います。
というのも、物語の終盤で、力を失った主人公が再び
その力を取り戻し決戦に挑むというシチュエーション
は、当然盛り上がって然るべきです。
その時に、「ああこの手があったのか!」「実はそう
だったのか!」と見る側が納得出来る解説を用意する
のではなく、客観根拠の無い、これまでの設定を無視
した、単なる思い入れだけでHiMEとしての力を得てし
まうという作劇の流れは、なんとも説得力の欠けた、
盛り上がりの無いものになってしまいました。


どうして、舞衣さんのみにこうした特権が与えられた
のかに対する、一番つまらない答えは、「彼女が主人
公だから」というものですし、多分それが正解にも
思えます。
それでも理屈で考えてみると……。
「実は楯クンあるいは巧海クンは生きていた」という
のは、想い人の柱がある以上無理ですし、なにより
そんなことをすれば、彼らを想っていた詩帆ちゃんや
晶クンのドラマをスポイルするだけで、失礼です。
もうひとつ考えられるのは、再三述べてきているよ
うに、「HiMEの力のためには大切な人の命を賭ける
必要があり、負ければその人の命は失われる」とい
う前提自体が嘘であるという可能性ですね。この説
明も、これまで語られてきたドラマ全てを茶番にし
ちゃいますけれど……。


僕が考えていた、ドラマとしてはあり得ないけれど
論理的には可能な解決は、「大切な人は、実は自分
自身である」というものでした。
「自分が一番大切」という考えは、現実的には決し
て奇異なものではないし、負ければ自分が消えると
いうリスクは、十分過ぎる自己責任の形です。
なので、舞衣さんは無理ですが、奈緒さんとかはわ
ざわざ母親を持ち出してキャラを弱くしたりせず、
最後まで「大切なのは自分だけ。それで文句ある?」
で貫き通して欲しかったとも思ってました。


こう考えてくると、やはり僕的な、物語としての決
着点は、「どうしてHiMEになるために、自分ではな
く他人の命を賭けなくてはならないのか? そして
どうしてそこに、相互了承を必要としないのか?」
に対する解答ですね。
他人を想う力が自分を強くする、といっても、相手
側の受諾も了承も必要としない限り、それはエゴと
同じことですし、静留さんの暴走がその不幸な結果
を端的に示しています。
唯一HiMEとその「大切な人」としての宿命を受け入
れ合った、晶クンと巧海クンのカップルの物語が、
より昇華されたドラマとして成立していた事実もふ
まえて、どうして一方的な想いだけでいいのかとい
うことに対して、作品内設定としてのシステムと、
テーマという部分それぞれで、納得のいく答えを示
すラストになることを願っています。
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