というわけでまたヨーロッパに戻って、ドイツのマン
ガ出版社2社、CARLSEN COMICSとTOKYOPOP
ドイツにおける、マンガ売り上げランキング・データ
です。
ドイツ市場については、Splashcomicsが月間ラン
キングを掲載してくれなくなったので、こうやって出版
社ごとに調べていくしかないでしょうか。
ドイツ市場のTOP3マンガ出版社のもう1社である、
Egmont(マンガ専門ページ)のデータも欲しいところ
ですけど。
まずは、先日ご紹介した5〜6月分に続いて、
CARLSEN COMICSが7月分の売り上げランキング
TOP20を公式フォーラムで発表しています。
CARLSEN MANGA公式フォーラム内スレッド
"CARLSEN MANGA!-Bestseller "
前回はタイトルごとのランキングでしたが、今月分は
各タイトルで最も売れた巻ごとのランキングになって
いるようですね。とりあえず並べてみると、
1.「NARUTO 秘伝・兵の書 オフィシャルファンBOOK」
2.「NARUTO」第30巻
3.「DAISUKI」(雑誌) (2008年7月号)
4.「ONE PIECE」第47巻
5.「純情ロマンチカ」第7巻
6.「裏切りは僕の名前を知っている」第1巻
7.「LOVE MODE」第11巻
8.「CROWN」第3巻
9.「悩殺ジャンキー」第8巻
10.「シャーマンキング」第26巻
11.「ヴァンパイア騎士」第3巻
12.「かりん」第5巻
13.「.hack//G.U.+」第2巻
14.「ロイヤル・セブンティーン」第2巻
15.「今日からマ王!」(小説)第2巻
16.「SILVER DIAMOND」第6巻
17.「NARUTO-秘伝・臨の書 キャラクターオフィシャル
データBOOK」
18.「ドラゴンボールZ Die Saiyajin」第2巻
19.「その指だけが知っている」(小説)第1巻
20.「NARUTO―白の童子、血風の鬼人」(小説)
21.「ヒカルの碁」第16巻
22.「モンスターコレクション〜 魔獣使いの少女〜」第3巻
23.「ふたりエッチ」第35巻
24.「ルードヴィッヒ革命」第3巻
25.「銃夢 Last Order」第10巻
という結果になります。
「NARUTO」はコミックだけでなく、小説やファンBOOK
など色々なフォーマットで複数ランクインしていますけ
ど、それだけ幅広く売れているということですか。
こうやって単巻単位で見てみると、ノベライズでない
小説作品がランクインしていますね。
北米だとライトノベルはなんだか受けが悪いみたいで
すけれど、ドイツでは可能性があるのかも? まだ出
版点数少ないみたいですし、もう少し長期で見てみな
いとわかりませんが……。
一方TOKYOPOPの公式フォーラムでも、毎週の売り
上げTOP20ランキングを報告してくれているようです。
いつものように、「Manly Manga and More…」さん
に教えていただきましたけど。
TOKYOPOPドイツ公式フォーラム内スレッド
"TOKYOPOP TOP 20"
タイトルごとの人気傾向調査はまた別にするとして(←あ、
逃げたっ)、今回は上のCARLSEN MANGAと合わせて、
2008年7月分だけのランキングを引用してみます。
つまり、2008年28週目から、31週目ですね。
2008年第28週
1.「ロッキン★ヘブン」第5巻
2.「たらんたランタ」第2巻
3.「紳士同盟†」第8巻
4.「Bleach」第25巻
5.「Freche Mädchen - freche Manga」第1巻
6.「LEGEND」第8巻
7.「BLUE DRAGON ラルΩグラド」第3巻
8.「蜜×蜜ドロップス」第5巻
9.「DEATH NOTE」第12巻
10.「クリムゾン・スペル」第2巻
11.「たらんたランタ」第1巻
12.「ヤマトナデシコ七変化」第20巻
13.「君が恋に溺れる」
14.「聖♥ドラゴンガール みらくる」第3巻
15.「Bleach」第24巻
16.「クリムゾン・スペル」第1巻
17.「DEATH NOTE」第2巻
18.「シュガーズ☆」
19.「僕と彼女のXXX」第4巻
20.「DEATH NOTE another note ロサンゼルスBB
連続殺人事件」(小説)
2008年第29週
1.「ロッキン★ヘブン」第5巻
2.「紳士同盟†」第8巻
3.「Freche Mädchen - freche Manga」第1巻
4.「たらんたランタ」第2巻
5.「クリムゾン・スペル」第2巻
6.「BLUE DRAGON ラルΩグラド」第3巻
7.「DEATH NOTE」第12巻
8.「ロッキン★ヘブン」第1巻
9.「ヤマトナデシコ七変化」第20巻
10.「君が恋に溺れる」
11.「DEATH NOTE」第3巻
12.「Bleach」第25巻
13.「たらんたランタ」第1巻
14.「聖♥ドラゴンガール みらくる」第3巻
15.「ロッキン★ヘブン」第2巻
16.「クリムゾン・スペル」第1巻
17.「LEGEND」第8巻
18.「ロッキン★ヘブン」第2巻
19.「紳士同盟†」第1巻
20.「蜜×蜜ドロップス」第5巻
2008年第30週目
1.「紳士同盟†」第9巻
2.「恋する暴君」第4巻
3.「蜜×蜜ドロップス」第6巻
4.「ピーターパン・症候群」第2巻
5.「Bleach」第26巻
6.「PXP」
7.「ロッキン★ヘブン」第5巻
8.「紳士同盟†」第8巻
9.「To LOVEる」第1巻
10.「Freche Mädchen - freche Manga」第1巻
11.「たらんたランタ」第2巻
12.「クレイモア」第1巻
13.「DEATH NOTE」第1巻
14.「ロッキン★ヘブン」第1巻
15.「テニスの王子様」第23巻
16.「ヤマトナデシコ七変化」第20巻
17.「DEATH NOTE」第12巻
18.「Ciel」第5巻
19. 「LEGEND」第8巻
20.「ロッキン★ヘブン」第2巻
2008年第31週
1.「紳士同盟†」第9巻
2.「恋する暴君」第4巻
3.「蜜×蜜ドロップス」第6巻
4.「Bleach」第26巻
5.「ピーターパン・症候群」第2巻
6.「ロッキン★ヘブン」第5巻
7.「PXP」
8.「紳士同盟†」第8巻
9.「To LOVEる」第1巻
10.「たらんたランタ」第2巻
11.「テニスの王子様」第23巻
12.「DEATH NOTE」第12巻
13.「DEATH NOTE」第5巻
14.「DEATH NOTE」第3巻
15.「Freche Mädchen - freche Manga」第1巻
16.「蜜×蜜ドロップス」第5巻
17.「DEATH NOTE」第1巻
18.「DEATH NOTE」第4巻
19.「クレイモア」第1巻
20.「たらんたランタ」第1巻
という感じになります。非日本人作家作品については、
TOKYOPOP内の公式ページにリンクしておきました。
やはり少女・やおい系が強いでしょうか。
スペインでは今年前半トップの勢いだった「Bleach」
でも、ドイツでは出版社内で1位を取れないようですし。
一方で、刊行が終了してもいまだに「DEATH NOTE」
は売れ続けているようですね。
ジャンプ系の新刊ということでは、「To LOVEる」第1巻
が無事にTOP10入りしていて、同じく新刊の「クレイモ
ア」を上回っているようです。
そうそう、「Perfect Girl」とされていた作品があって、
すぐに何のことだか想像出来なかったのですが、公式
ページで調べてみると、「ヤマトナデシコ七変化」とわか
りました。
ちなみにアメリカではDel Reyからの出版で、英語題
は「The Wallflower」。
各国のランキングを調べると、同時にタイトルの違いも
知ることが出来て面白い――というよりは、正直面倒く
さいかもです(笑)。
★かれんさんとくるみさんのSS、ご紹介いただきありがとう
ございました。その、気恥ずかしい気持ちにさせるために書
いてるようなものですから(笑)、そういう意味では成功です!?
「アオイシロ」は、僕も一番最初はそのエンドでしたね。
常識的な判断を続けていくと、そうなるみたいな?
個人的には、理性的・論理的判断こそが常に正解であって
欲しいのですけれど、なかなかそうもいかないようで。
理性派の梢子さんは、本来、主観主人公として好みという
か、ふさわしい筈ですが……。