2008年08月10日

ドイツのマンガ売り上げランキング・CARLSEN COMICSとTOKYOPOPドイツ編(2008年7月期)


というわけでまたヨーロッパに戻って、ドイツのマン
ガ出版社2社、CARLSEN COMICSTOKYOPOP
ドイツ
における、マンガ売り上げランキング・データ
です。
ドイツ市場については、Splashcomicsが月間ラン
キングを掲載してくれなくなったので、こうやって出版
社ごとに調べていくしかないでしょうか。
ドイツ市場のTOP3マンガ出版社のもう1社である、
Egmont(マンガ専門ページ)のデータも欲しいところ
ですけど。
まずは、先日ご紹介した5〜6月分に続いて、
CARLSEN COMICSが7月分の売り上げランキング
TOP20を公式フォーラムで発表しています。

CARLSEN MANGA公式フォーラム内スレッド
"CARLSEN MANGA!-Bestseller "

前回はタイトルごとのランキングでしたが、今月分は
各タイトルで最も売れた巻ごとのランキングになって
いるようですね。とりあえず並べてみると、


1.「NARUTO 秘伝・兵の書 オフィシャルファンBOOK」
2.「NARUTO」第30巻
3.「DAISUKI」(雑誌) (2008年7月号)
4.「ONE PIECE」第47巻
5.「純情ロマンチカ」第7巻
6.「裏切りは僕の名前を知っている」第1巻
7.「LOVE MODE」第11巻
8.「CROWN」第3巻
9.「悩殺ジャンキー」第8巻
10.「シャーマンキング」第26巻
11.「ヴァンパイア騎士」第3巻
12.「かりん」第5巻
13.「.hack//G.U.+」第2巻
14.「ロイヤル・セブンティーン」第2巻
15.「今日からマ王!」(小説)第2巻
16.「SILVER DIAMOND」第6巻
17.「NARUTO-秘伝・臨の書 キャラクターオフィシャル
  データBOOK」
18.「ドラゴンボールZ Die Saiyajin」第2巻
19.「その指だけが知っている」(小説)第1巻
20.「NARUTO―白の童子、血風の鬼人」(小説)
21.「ヒカルの碁」第16巻
22.「モンスターコレクション〜 魔獣使いの少女〜」第3巻
23.「ふたりエッチ」第35巻
24.「ルードヴィッヒ革命」第3巻
25.「銃夢 Last Order」第10巻


という結果になります。
「NARUTO」はコミックだけでなく、小説やファンBOOK
など色々なフォーマットで複数ランクインしていますけ
ど、それだけ幅広く売れているということですか。
こうやって単巻単位で見てみると、ノベライズでない
小説作品がランクインしていますね。
北米だとライトノベルはなんだか受けが悪いみたいで
すけれど、ドイツでは可能性があるのかも? まだ出
版点数少ないみたいですし、もう少し長期で見てみな
いとわかりませんが……。


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一方TOKYOPOPの公式フォーラムでも、毎週の売り
上げTOP20ランキングを報告してくれているようです。
いつものように、「Manly Manga and More…」さん
に教えていただきましたけど。

TOKYOPOPドイツ公式フォーラム内スレッド
"TOKYOPOP TOP 20"

タイトルごとの人気傾向調査はまた別にするとして(←あ、
逃げたっ)、今回は上のCARLSEN MANGAと合わせて、
2008年7月分だけのランキングを引用してみます。
つまり、2008年28週目から、31週目ですね。


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2008年第28週

1.「ロッキン★ヘブン」第5巻
2.「たらんたランタ」第2巻
3.「紳士同盟†」第8巻
4.「Bleach」第25巻
5.「Freche Mädchen - freche Manga」第1巻
6.「LEGEND」第8巻
7.「BLUE DRAGON ラルΩグラド」第3巻
8.「蜜×蜜ドロップス」第5巻
9.「DEATH NOTE」第12巻
10.「クリムゾン・スペル」第2巻
11.「たらんたランタ」第1巻
12.「ヤマトナデシコ七変化」第20巻
13.「君が恋に溺れる」
14.「聖♥ドラゴンガール みらくる」第3巻
15.「Bleach」第24巻
16.「クリムゾン・スペル」第1巻
17.「DEATH NOTE」第2巻
18.「シュガーズ☆」
19.「僕と彼女のXXX」第4巻
20.「DEATH NOTE another note ロサンゼルスBB
  連続殺人事件」(小説)

2008年第29週

1.「ロッキン★ヘブン」第5巻
2.「紳士同盟†」第8巻
3.「Freche Mädchen - freche Manga」第1巻
4.「たらんたランタ」第2巻
5.「クリムゾン・スペル」第2巻
6.「BLUE DRAGON ラルΩグラド」第3巻
7.「DEATH NOTE」第12巻
8.「ロッキン★ヘブン」第1巻
9.「ヤマトナデシコ七変化」第20巻
10.「君が恋に溺れる」
11.「DEATH NOTE」第3巻
12.「Bleach」第25巻
13.「たらんたランタ」第1巻
14.「聖♥ドラゴンガール みらくる」第3巻
15.「ロッキン★ヘブン」第2巻
16.「クリムゾン・スペル」第1巻
17.「LEGEND」第8巻
18.「ロッキン★ヘブン」第2巻
19.「紳士同盟†」第1巻
20.「蜜×蜜ドロップス」第5巻

2008年第30週目

1.「紳士同盟†」第9巻
2.「恋する暴君」第4巻
3.「蜜×蜜ドロップス」第6巻
4.「ピーターパン・症候群」第2巻
5.「Bleach」第26巻
6.「PXP」
7.「ロッキン★ヘブン」第5巻
8.「紳士同盟†」第8巻
9.「To LOVEる」第1巻
10.「Freche Mädchen - freche Manga」第1巻
11.「たらんたランタ」第2巻
12.「クレイモア」第1巻
13.「DEATH NOTE」第1巻
14.「ロッキン★ヘブン」第1巻
15.「テニスの王子様」第23巻
16.「ヤマトナデシコ七変化」第20巻
17.「DEATH NOTE」第12巻
18.「Ciel」第5巻
19. 「LEGEND」第8巻
20.「ロッキン★ヘブン」第2巻


2008年第31週

1.「紳士同盟†」第9巻
2.「恋する暴君」第4巻
3.「蜜×蜜ドロップス」第6巻
4.「Bleach」第26巻
5.「ピーターパン・症候群」第2巻
6.「ロッキン★ヘブン」第5巻
7.「PXP」
8.「紳士同盟†」第8巻
9.「To LOVEる」第1巻
10.「たらんたランタ」第2巻
11.「テニスの王子様」第23巻
12.「DEATH NOTE」第12巻
13.「DEATH NOTE」第5巻
14.「DEATH NOTE」第3巻
15.「Freche Mädchen - freche Manga」第1巻
16.「蜜×蜜ドロップス」第5巻
17.「DEATH NOTE」第1巻
18.「DEATH NOTE」第4巻
19.「クレイモア」第1巻
20.「たらんたランタ」第1巻


short_g.gif


という感じになります。非日本人作家作品については、
TOKYOPOP内の公式ページにリンクしておきました。
やはり少女・やおい系が強いでしょうか。
スペインでは今年前半トップの勢いだった「Bleach」
でも、ドイツでは出版社内で1位を取れないようですし。
一方で、刊行が終了してもいまだに「DEATH NOTE」
は売れ続けているようですね。
ジャンプ系の新刊ということでは、「To LOVEる」第1巻
が無事にTOP10入りしていて、同じく新刊の「クレイモ
ア」を上回っているようです。


そうそう、「Perfect Girl」とされていた作品があって、
すぐに何のことだか想像出来なかったのですが、公式
ページで調べてみると、「ヤマトナデシコ七変化」とわか
りました。
ちなみにアメリカではDel Reyからの出版で、英語題
「The Wallflower」
各国のランキングを調べると、同時にタイトルの違いも
知ることが出来て面白い――というよりは、正直面倒く
さいかもです(笑)。


short_g.gif

★かれんさんとくるみさんのSS、ご紹介いただきありがとう
ございました。その、気恥ずかしい気持ちにさせるために書
いてるようなものですから(笑)、そういう意味では成功です!?
「アオイシロ」は、僕も一番最初はそのエンドでしたね。
常識的な判断を続けていくと、そうなるみたいな?
個人的には、理性的・論理的判断こそが常に正解であって
欲しいのですけれど、なかなかそうもいかないようで。
理性派の梢子さんは、本来、主観主人公として好みという
か、ふさわしい筈ですが……。
posted by mikikazu at 04:34 | TrackBack(0) | 海外情報(ドイツ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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