2008年06月29日

ケヴィン・マンロー氏がCGアニメ版新作映画「ガッチャマン」から降板


僕は気づいていなかったんですけど、2009年に
公開予定とされている、香港のImagi International
社(公式サイト)が製作するCGアニメ版新作映画
「ガッチャマン」の監督と脚本(共同)担当のケヴィ
ン・マンロー氏(「TMNT」)は、もうプロジェクトから
降板していたんですね。
BD Horror News4月4日付け記事で、マンロー
氏がイタリアン・コミック「Dylan Dog」の監督とし
て正式に契約した、と伝えられたことで、それが「ガ
ッチャマン」からの離脱を意味しているとされていた
んですが、Newsarama6月24日付け記事での
インタビューで、マンロー氏本人が直接認めてい
ます。

Newsarama6月24日付け記事
"Director Kevin Munroe Talks 'Gatchaman',
'Dead of Night'"


「Dylan Dog」(英語題「Dead of Night」 )への
オファー自体は、「ガッチャマン」を降りたことが
伝わってから来たそうなので、かなり前にプロジェ
クトから離れていたことになります。
「出来ることを全てやっても、うまく形にならなかっ
た」プロジェクトから離れて、本来は休暇を取るつ
もりだったのが、送られてきた台本の出来がよか
ったので、契約することにしたとか。


降板の理由については、「creative differences」
以上の詳しい説明はないようです。
「creative differences」というのは……、「創作上
の意見の相違」とでも訳すんでしょうか。こういう時に
よく使われるフレーズですね。
オリジナル作品の猛烈なファンでもあったモンロー
氏は、この「ガッチャマン」を本格的なSFアクション
作品にしたかったそうで、たとえばIMAGI側は、もっ
とファミリー向けの作品を希望した、みたいな方向
性の違いがあったのかもしれません。まったくの想
像ですけど。
IMAGI社が手がける「鉄腕アトム」の新作CG映画
の方は、豪華なキャスティングが次々に決まってい
るようですが(参考・アニメ!アニメ!6月18日付け
記事
)、「ガッチャマン」の方は監督不在ということで、
しばらくは制作が停滞するかもしれませんね。



posted by mikikazu at 07:13 | TrackBack(0) | 海外情報(アジア) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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