正直、一番重要なのは記録達成のスピードよりも、どれだけの方がドバイの紀伊國屋を訪れて、かつ実際に「Gold Ring」を購入してくれるかということだと思いますから、これから1ヵ月の時間をかけて、じっくりプロモートしていく方が得策だと思います。
2012年01月24日
アラビア語マンガ「Gold Ring」第2巻出版記念イベントは3月1日に変更へ
前回の記事でお伝えした、アラビア語マンガ「Gold Ring」原作者カイス・セドキさんによる、紀伊國屋書店ドバイ店での、第2巻発売記念ギネス世界記録挑戦イベントなんですが、諸事情により、開催日が当初の予定であった1月26日から、3月1日に変更となりました。この発表に合わせて、正式なプレスリリース(英文)も出ましたので、これで確定ということになると思います。きっと今頃セドキさんは、いかに素早く丁寧にサインするかという特訓モードに入っているんじゃないかと(笑)。
正直、一番重要なのは記録達成のスピードよりも、どれだけの方がドバイの紀伊國屋を訪れて、かつ実際に「Gold Ring」を購入してくれるかということだと思いますから、これから1ヵ月の時間をかけて、じっくりプロモートしていく方が得策だと思います。
正直、一番重要なのは記録達成のスピードよりも、どれだけの方がドバイの紀伊國屋を訪れて、かつ実際に「Gold Ring」を購入してくれるかということだと思いますから、これから1ヵ月の時間をかけて、じっくりプロモートしていく方が得策だと思います。
2012年01月16日
アラビア語マンガ「Gold Ring」原作者カイス・セドキさんによる、紀伊國屋書店ドバイ店での第2巻発売記念ギネス世界記録挑戦イベント
昨夜ドバイからTwitterで発表ツイートがあり、こちらでもリツイート及び日本語での概略説明ツイートをしたんですけれど、あらためてブログでも記事としてまとめておきますね。
姫川明さん(公式サイト)がマンガ制作を担当したアラビア語オリジナルマンガ作品「Gold Ring」については、かねてより何度も伝えてきていますよね。
2009年に出版された第1巻に続いて、ついにアラビア語版の第2巻と英語版の第1巻が完成し、昨年11月には日本の東京・六本木で、原作者であり出版社Pageflip Publishing(公式サイト)の代表であるQais Sedki カイス・セドキさんと、姫川明さんのお三方を招いてのトークショーも実現しました(当ブログ2011年11月11日付け記事)。
セドキさんのおられるドバイでも、1月26日にドバイ・モールの中にある紀伊國屋書店ドバイ店において、第2巻の出版を記念するイベントが開催されることになりました。紀伊國屋書店ドバイ店さんには、大きなマンガ・コーナーがあるそうで、「Gold Ring」にとっても大きな売り場のひとつになっています。
このイベントで大きくフィーチャーされるのが、セドキさんご本人が、「1日のイベントでサインした本の数」という、ギネスの世界記録に挑戦するイベントなんですね。26日の午前10時から14時間を費やし(つまり27日午前零時まで)、現在の世界記録である1951冊に挑戦するそうです。
1時間ごとに5分の休憩は取るそうですから、サインに費やせる時間は合計770分。単純計算で24秒に1冊以上のペースでサインしないと、記録は上回れません。それも、14時間ずっと絶えることなくサインを求められ続けたら、です。なのでセドキさんもいま現在は、ドバイでの宣伝に奔走されているようですね。Twitterでの反響をチェックする限りでは、イベントについての関心(というか驚き?)は高いようですけれど、なにしろ集めるべき数がたくさんですから、これからの10日間が勝負だと思います。日本からは正直、何も出来る事がないので申し訳ないですけれど…。
この26日のイベントで発売されるのは、記録達成と混乱をさけるために、まずアラビア語版第2巻のみです。英語版第1巻は、翌27日になります。また、イベントにおける収益の一部はチャリティーとして、子供達の教育を支援するための活動に寄付される予定です。寄付先については最終交渉中ということなので、話がまとまればまたご報告します。
「Gold Ring」アラビア語版第2巻表紙
英語版第1巻表紙
姫川明さん(公式サイト)がマンガ制作を担当したアラビア語オリジナルマンガ作品「Gold Ring」については、かねてより何度も伝えてきていますよね。
2009年に出版された第1巻に続いて、ついにアラビア語版の第2巻と英語版の第1巻が完成し、昨年11月には日本の東京・六本木で、原作者であり出版社Pageflip Publishing(公式サイト)の代表であるQais Sedki カイス・セドキさんと、姫川明さんのお三方を招いてのトークショーも実現しました(当ブログ2011年11月11日付け記事)。
セドキさんのおられるドバイでも、1月26日にドバイ・モールの中にある紀伊國屋書店ドバイ店において、第2巻の出版を記念するイベントが開催されることになりました。紀伊國屋書店ドバイ店さんには、大きなマンガ・コーナーがあるそうで、「Gold Ring」にとっても大きな売り場のひとつになっています。
このイベントで大きくフィーチャーされるのが、セドキさんご本人が、「1日のイベントでサインした本の数」という、ギネスの世界記録に挑戦するイベントなんですね。26日の午前10時から14時間を費やし(つまり27日午前零時まで)、現在の世界記録である1951冊に挑戦するそうです。
1時間ごとに5分の休憩は取るそうですから、サインに費やせる時間は合計770分。単純計算で24秒に1冊以上のペースでサインしないと、記録は上回れません。それも、14時間ずっと絶えることなくサインを求められ続けたら、です。なのでセドキさんもいま現在は、ドバイでの宣伝に奔走されているようですね。Twitterでの反響をチェックする限りでは、イベントについての関心(というか驚き?)は高いようですけれど、なにしろ集めるべき数がたくさんですから、これからの10日間が勝負だと思います。日本からは正直、何も出来る事がないので申し訳ないですけれど…。
この26日のイベントで発売されるのは、記録達成と混乱をさけるために、まずアラビア語版第2巻のみです。英語版第1巻は、翌27日になります。また、イベントにおける収益の一部はチャリティーとして、子供達の教育を支援するための活動に寄付される予定です。寄付先については最終交渉中ということなので、話がまとまればまたご報告します。
「Gold Ring」アラビア語版第2巻表紙
英語版第1巻表紙
2012年01月10日
イギリスのManga Entertainmentで2011年度最も売れたのは「AKIRA」ブルーレイ
アニメ流通企業Manga Entertainmentの、市場シェアトップというイギリスでの公式Twitterアカウントは、かなり率直に自社のアニメDVD/ブルーレイの売上を報告してくれています。昨夜は、2011年度におけるイギリスでのMangaの売上TOP5だけをツイートで紹介したんですが、せっかくなので、Mangaが伝えてくれている売上数字を、UK Anime Networkもまとめてくれていますし、それも引用しつつ、もう少し詳しく紹介してみますね。とりあえず、2011年度の売上TOP7商品は、
1.「AKIRA」(ブルーレイ)
2.「10thアニバーサリー 劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合!時空を越えた絆〜」(DVD)
3.「サマーウォーズ」(DVD&ブルーレイ)
4.「秒速5センチメートル」(DVD)
5.「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE」(DVD&ブルーレイ)
6.「ハイスクール・オブ・ザ・デッド」全話セット(DVD&ブルーレイ)
7.「鋼の錬金術師 Fullmetal Alchemist」第3巻(DVD)
ということになっています。
イギリスでanimeの認知を爆発的に広めたのは「AKIRA」だと、アニメ・マンガ研究家のHelen McCarthyさんがいつも仰ってますけれど(ファンの間では、実は「うろつき童子」の方がもっとインパクトがあったという人もいます)、そういった古くからのファンが多く買ってくれたのでしょうか。
また興味深いのは、7位に「鋼の錬金術師FA」のDVD第3巻がランクインしていることです。イギリスでの「鋼FA」のブルーレイ版のリリースは、売上不調により、第2巻(14〜26話)までで打ち切られたんですが、DVDで購入するファンもそれなりにいたんですね。
つまり、「AKIRA」の方は既にDVDが何度も発売されていますし、ブルーレイの高画質でこそ見たいというコアな古株のファンがこぞって購入し、「鋼FA」の方は、ブルーレイでなくても、もっと安いDVDで構わないという、カジュアルなファンが購入したんだろうと想像します。売る側にしても、購入層の見極めが大事という話ですね。
この発表に対して、イギリスのファンからは様々にリプが寄せられていて、それらに対するManga側による答えから得られた情報を、いくつか並べてみると、
・Mangaでの売れ筋作品は、「鋼の錬金術師FA」「NARUTO」「Bleach」「DEATH NOTE」「エデンの東」「D.Gray-man」「Darker than Black」。
・「NARUTO-疾風伝-」の第5〜7巻は、今年1万6000ユニット以上売れた。
・「Bleach」のシーズン6&7セットは、合わせて8000ユニット以上売れた。
・「エデンの東」は、TV・映画シリーズのDVDとブルーレイを合わせて1万2000ユニット近く売れた。
・数字は具体的に言えないが、「ハイスクール・オブ・ザ・デッド」は発売からたった6ヵ月で相当に売れた。
・「ヱヴァ:破」の順位が低いのは、イギリス版より(2011年6月)よりもリリースが早かった北米版(2011年3月)を、イギリスのファンは輸入版で購入したから
といったことが語られています。
「ヱヴァ:破」は、アメリカのブルーレイ週間売上ランキングのTOP10に入るくらいヒットしましたが、こういった海外への輸出分は、その数字にどれだけ含まれていたんでしょう。ともあれ、同じ英語圏であっても、こういう風にリリースの時間差があるのは、オーストラリアと並んで、よくイギリスから伝わってくる不満です。
そうそうイギリスといえば、先日の北米におけるBandai Entertainmentの新作発売・流通からの撤退を受けて、ヨーロッパでBandaiのアニメDVD配給を手がけていたBeez Entertainmentも、新作のリリースから撤退することを、1月5日にTwitterアカウントで匂わせています。それ以前のツイートを読んでも、「とりあえず商品はまだ流通しており、発表することがあればそれは伝える」という、微妙な言い回しにはなっていますね…。
1.「AKIRA」(ブルーレイ)
2.「10thアニバーサリー 劇場版 遊☆戯☆王 〜超融合!時空を越えた絆〜」(DVD)
3.「サマーウォーズ」(DVD&ブルーレイ)
4.「秒速5センチメートル」(DVD)
5.「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE」(DVD&ブルーレイ)
6.「ハイスクール・オブ・ザ・デッド」全話セット(DVD&ブルーレイ)
7.「鋼の錬金術師 Fullmetal Alchemist」第3巻(DVD)
ということになっています。
イギリスでanimeの認知を爆発的に広めたのは「AKIRA」だと、アニメ・マンガ研究家のHelen McCarthyさんがいつも仰ってますけれど(ファンの間では、実は「うろつき童子」の方がもっとインパクトがあったという人もいます)、そういった古くからのファンが多く買ってくれたのでしょうか。
また興味深いのは、7位に「鋼の錬金術師FA」のDVD第3巻がランクインしていることです。イギリスでの「鋼FA」のブルーレイ版のリリースは、売上不調により、第2巻(14〜26話)までで打ち切られたんですが、DVDで購入するファンもそれなりにいたんですね。
つまり、「AKIRA」の方は既にDVDが何度も発売されていますし、ブルーレイの高画質でこそ見たいというコアな古株のファンがこぞって購入し、「鋼FA」の方は、ブルーレイでなくても、もっと安いDVDで構わないという、カジュアルなファンが購入したんだろうと想像します。売る側にしても、購入層の見極めが大事という話ですね。
この発表に対して、イギリスのファンからは様々にリプが寄せられていて、それらに対するManga側による答えから得られた情報を、いくつか並べてみると、
・Mangaでの売れ筋作品は、「鋼の錬金術師FA」「NARUTO」「Bleach」「DEATH NOTE」「エデンの東」「D.Gray-man」「Darker than Black」。
・「NARUTO-疾風伝-」の第5〜7巻は、今年1万6000ユニット以上売れた。
・「Bleach」のシーズン6&7セットは、合わせて8000ユニット以上売れた。
・「エデンの東」は、TV・映画シリーズのDVDとブルーレイを合わせて1万2000ユニット近く売れた。
・数字は具体的に言えないが、「ハイスクール・オブ・ザ・デッド」は発売からたった6ヵ月で相当に売れた。
・「ヱヴァ:破」の順位が低いのは、イギリス版より(2011年6月)よりもリリースが早かった北米版(2011年3月)を、イギリスのファンは輸入版で購入したから
といったことが語られています。
「ヱヴァ:破」は、アメリカのブルーレイ週間売上ランキングのTOP10に入るくらいヒットしましたが、こういった海外への輸出分は、その数字にどれだけ含まれていたんでしょう。ともあれ、同じ英語圏であっても、こういう風にリリースの時間差があるのは、オーストラリアと並んで、よくイギリスから伝わってくる不満です。
そうそうイギリスといえば、先日の北米におけるBandai Entertainmentの新作発売・流通からの撤退を受けて、ヨーロッパでBandaiのアニメDVD配給を手がけていたBeez Entertainmentも、新作のリリースから撤退することを、1月5日にTwitterアカウントで匂わせています。それ以前のツイートを読んでも、「とりあえず商品はまだ流通しており、発表することがあればそれは伝える」という、微妙な言い回しにはなっていますね…。