原作小説版「マリア様がみてる」(今野緒雪
集英社コバルト文庫)は、第20作「イン ライブラ
リー」まで読みました。
第19作「特別でないただの一日」の後書きで、
作者の今野さんが、ここまで1年間の物語を、
6年かけて執筆した感慨を述べておられました
が、それを数日で読んでしまうのは、少々申し
訳ないかもです。
今頃ですが、りょうさんの感想・感想寸劇を合
わせて読めるのも、嬉しい余話みたいになって
います。勝手な誕生日プレゼントにしておきます。
なるほど、イタリア旅行の間にも、実は祐巳さん
と由乃さんの間に、そんなことがあったんだって。
まあ、10〜6年も前に書いた文章を今頃読まれ
て(以下略)。
この巻については番外編第二集ということで、
次巻は、タイトルから察するに、いよいよ祐巳
さんと由乃さんの妹探しという、本筋開始にな
るんでしょうね。
まずは、江利子さんとの約束というタイムリミット
がある、由乃さんの方から、だとは思います。
というか、オーディションなんて、多分前代未聞
な無茶っぽいことをしそうなのは、由乃さんしか
ないですね?
そっちの展開はまだわかりませんけど、祐巳さん
の方の妹は、学園祭での流れからすれば、より主
体的な関わりがあった、瞳子さんが妥当でしょうか。
それぞれの性格を考えると、先は長そうというか、
だからこそ、それぞれの心の変化も、しっかりと
丁寧に描いていってくれそうです。そういう意味
では、祐巳さんの鈍さと瞳子さんの頑固さに感謝、
かもですね。
そう勝手に期待すると、今の瞳子さんのツンツン
ぶりも、微笑ましくて可愛すぎるっていうか。
もしこれで2人がまとまるのなら、勢い重視とい
う感もあった、祐巳さんと祥子さんの時以上に、
それまでの時間が長く長いだけに、物語的には、
ウルウルしそうですね。楽しみです。
あと超個人的には、祥子さんが庶民宅である(笑)、
祐巳さんの家にお泊りするお話も読みたいんです
けど、……ダメです?