いよいよニューヨーク・コミコン(2月6〜8日公式サイ
ト)が始まりましたね。
各企業のパネルで、どんな発表がされるかも楽しみ
ですが、大枠からの北米マンガ市場規模についての
報告も、イベントに先んじてICv2から出されています。
アニメ!アニメ! 2009年2月6日付け記事
「北米 日本マンガ売上高 2008年マイナス
成長に 前年比17%減」
Anime News Network 2009年2月5日付け記事
"New York Comic Con
ICv2 Graphic Novel White Paper"
この、前年比17%減という数字における、それぞれ
の売り場でのさらに細かいランキング・データを、
今日は掲載しておきます。
まずは、一般書店におけるグラフィック・ノベルの
2008年度売上げランキングTOP20(ICv2 2009年
1月25日付け記事より)。
1.「WATCHMEN」
2.「NARUTO」第28巻
3.「NARUTO」第29巻
4.「NARUTO」第30巻
5.「BATMAN: THE KILLING JOKE SPEC. ED.」
6.「NARUTO」第27巻
7.「NARUTO」第31巻
8.「NARUTO」第26巻
9.「DEATH NOTE」第1巻
10.「フルーツバスケット」第19巻
11.「フルーツバスケット」第20巻
12.「DEATH NOTE」第2巻
13.「BATMAN: THE DARK KNIGHT RETURN」
14.「ヴァンパイア騎士」第4巻
15.「NARUTO」第1巻
16.「NARUTO」第32巻
17.「Bleach」第22巻
18.「NARUTO」第25巻
19.「DEATH NOTE」第13巻
20.「ヴァンパイア騎士」第1巻
続いてが、北米のコミック専門店における、2008年度
マンガの売上げ冊数TOP20(Diamond Comic
Distributors 2009年2月2日付け記事より20位
まで抜粋)。
1.「NARUTO」第28巻
2.「DEATH NOTE」第1巻
3.「NARUTO」第29巻
4.「NARUTO」第30巻
5.「NARUTO」第31巻
6.「フルーツバスケット」第19巻
7.「DEATH NOTE」第2巻
8.「フルーツバスケット」第20巻
9.「EMPOWERED」第3巻
10.「Bleach」第22巻
11.「NARUTO」第32巻
12.「DEATH NOTE」第3巻
13.「Bleach」第23巻
14.「キングダムハーツII」第2巻
15.「NARUTO」第33巻
16.「ベルセルク」第21巻
17.「フルーツバスケット」第21巻
18.「ベルセルク」第22巻
19.「EMPOWERED」第4巻
20.「NARUTO」第27巻
この2つのメイン市場を合わせ、さらにそれ以外の、
図書館などへの売上げも総合し、作品ごとの2008年
度売れ筋マンガ・ランキングTOP25としてICv2が発表
したのが(ICv2 2009年2月6日付け記事)、
1.「NARUTO」(VIZ Media)
2.「DEATH NOTE」(VIZ Media)
3.「フルーツバスケット」(TOKYOPOP)
4.「Bleach」(VIZ Media)
5.「ヴァンパイア騎士」(VIZ Media)
6.「鋼の錬金術師」(VIZ Media)
7.「かりん」(TOKYOPOP)
8.「Black Cat」(VIZ Media)
9.「ONE PIECE」(VIZ Media)
10.「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」(Del Rey)
11.「絶対彼氏。」(VIZ Media)
12.「LOVELESS」(TOKYOPOP)
13.「桜蘭高校ホスト部」(VIZ Media)
14.「魔法先生ネギま!」(Del Rey)
15.「D.Gray-man」(VIZ Media)
16.「紳士同盟†」(VIZ Media)
17.「キングダムハーツ」(TOKYOPOP)
18.「ロザリオとバンパイア」
19.「キッチンのお姫さま」(Del Rey)
20.「+ANIMA(プラス・アニマ)」(TOKYOPOP)
21. 「.hack」シリーズ(TOKYOPOP)
22.「アラクレ」(VIZ Media)
23.「高校デビュー」(VIZ Media)
24.「シャーマンキング」(VIZ Media)
25.「トリニティ・ブラッド」(TOKYOPOP)
になります。
意外な作品が入っていたり、入っていなかったり
という感じはありますね。
意外に、と言っては失礼かもしれませんが頑張って
いるのが「シャーマンキング」で、北米ではそのまま
完全版の出版に移行するのかもしれませんが、日本
でも連載が開始された「機巧童子ULTIMO」は、向こ
うのSHONEN JUMPにも掲載される筈なので、武井
宏之さんへの注目は高まるだろうと想像します。
あと、売れ筋ランキングではまだ6位に踏ん張ってい
ますが、昨年度はかつてのトップセラーから落ちてし
まった感があるのが、「鋼の錬金術師」でしょうか。
これはあくまで北米だけでの話で、ヨーロッパでは
引き続き高い人気を誇っているんですけど。
原作のクオリティは落ちるどころか、最終局面に向け
て冴え渡っていると思うので、春からの新作アニメの
展開にもよりますが、再浮上も期待したいですね。
参考・ 英語で!アニメ・マンガ 2009年1月31日付け
記事
「2008年北米マンガ売上状況と市場の問題点」