2009年01月31日

北米のマンガ出版社TOKYOPOPが、英語版「ARIA」第5巻など16作品の出版を延期


北米のマンガファン――特に「ARIA」(天野こずえ)の
ファンが、ここ数日混乱していた話なんですが、出版
社側からの公式なコメントが出ましたので、うちの方
でも記事にしておきます。


北米のマンガ出版社TOKYOPOP(公式サイト)から、
昨年12月2日に出版された筈の「ARIA」第4巻が、な
かなか手に入らないという話が、北米のマンガファン
の間で広まっているのには、少し以前から気づいてい
ました。
ご存知の方も多いように、この英語版「ARIA」の北米
での出版は、2度目になります。
最初は、テキサス州ヒューストンに拠点を置くA.D.Vision
のマンガ部門であるADV Mangaによって、第1〜3巻ま
でが2004年に出版されたんですが、そこまでで一度休
止し、しばらく動きがなかった後、翻訳権がTOKYOPOP
に移り、2008年1月から、あらためて第1巻からの出版
が開始されていたんですね。


そういう経緯をふまえての、ファンの間での憶測は、
「既にADV版の『ARIA』第1〜3巻を買っている人は、
TOKYOPOP版の購入を控えたのに違いない。だから、
TOKYOPOP版第1〜3巻の売上げは、あまり良くなか
ったのだろう。その結果に合わせて、第4巻の刷り数
を減らしたところが、第4巻から買おうと思っていた人
達が殺到して、あっという間に品切れになってしまった
のかもしれない」
というものでした。
そういったファンからの疑問を受けて、MangaBlog
Brigid Alversonさんは、TOKYOPOPのマーケティン
グ・ディレクターであるMarco Paviaさんに質問をします。

MangaBlog 2009年1月29日付け記事
"Where is Aria?"

返ってきた答えは、品切れの理由は、やはりTOKYOPOP
の予想を上回る注文があったから、というものでした。
ただし増刷の可能性については、現在の厳しい経済状
況もふまえて、明言を避けています。


ここで考えてしまうのは、今回のTOKYOPOP版の出版
においては、「ARIA」の前史、内容的には本来の物語の
始まりのパートになる、「AQUA」第1&2巻も、合わせて
ラインナップされていたことなんですね。
「AQUA」第1巻の発売は、2007年10月9日、第2巻は
2008年2月5日と、「ARIA」第1巻の2008年1月8日を
はさむ時期でした。
つまり、ADV版「ARIA」を買っていた人でも、北米では
未出版だった「AQUA」は買っている筈なので、TOKYOPOP
としては、北米の「ARIA」シリーズ購買者数は、ある程
度把握出来ていたと思います。
「AQUA」の売上げから、「ARIA」第4巻を買ってくれる
だろう人達の数も想像出来るわけですね。
「ARIA」のファンであるような人が、「AQUA」の存在を
知らない、買おうとは思わない、とはあまり考えられない
のですけど、「ARIA」第4巻の売上げが、TOKYOPOP
の予想をずっと上回ってしまったということは、その可能
性も有り得るかもしれませんね。


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一方、「ARIA」第4巻が手に入らないことを訴えていた、
Johanna Draper CarlsonさんのブログComics Worth
Readingの、1月29日付け記事、

"Tokyopop in Trouble: More Cancellations,
Including Aria"


では、その前日付け記事のコメント欄で提供された
情報として、コミック最大手ディストリビューターである
Diamond Comic Distributorsの公式サイトで確認出
来る、出版予定がキャンセルされた作品のリストに、3月
10日発売予定だった「ARIA」第5巻を含む、TOKYOPOP
の16タイトルが記載されていることが伝えられます。
それらのタイトルは――

・「ARIA」第5巻
・「CAUSE OF MY TEACHER」
・「狂い咲きの花」第5巻
・「デーモン聖典」第1巻
・「.hack//SIGN」マンガ・小説特別版
・「エレメンタル・ジェレイド」第11巻
・「ゲットバッカーズ」第28巻
・「頭文字D」第34巻
・「獣王星」第3巻
・「King of Hell」第23巻
・「愛しあってる2人」
・「スピードグラファー」第3巻
・「Tactics」第8巻
・「この醜くも美しい世界」第1巻
・「月詠 -MOON PHASE-」第13巻
・「V.B.ローズ」第6巻

といった、3〜4月に出版が予定されていたタイトルでした。
さらにこれを受けて、 MangaBlogのBrigid Alverson
さんは、TOKYOPOPのマーケティング・ディレクター
Marco Paviaさんに、再度質問を送ります。

MangaBlog 2009年1月30日付け記事
"More on those Tokyopop cancellations"

Paviaさんは、キャンセルが出版それ自体の中止・打
ち切りを意味するのではなく、あくまでスケジュール調
整のための延期であると説明しました。
TOKYOPOPは、昨年からのレイオフを含む事業再編
の最中で、マンガ出版スケジュールについても、数を
減らしていくことを伝えていましたから、その一環の動
きということですね。
とりあえず、英語版「ARIA」の出版が打ち切られると
確定したわけではない、とは言えますが、「未確定」以上
のことが言えないのも事実です。


この辺のことは、「ARIA」だけの話ではなく、出版社と
してのTOKYOPOP全体の業績の問題でしょうから、
難しいんでしょうね。
もちろん、「ARIA」が、TOKYOPOPの稼ぎ頭である
「フルーツバスケット」くらい売れていたら、こういう話
には巻き込まれなかったろうとも思います。
いつもチェックしている、北米のオンラインストアの売
上げランキングでも、「AQUA」「ARIA」双方の姿を見
かけたことは、ほとんどありませんでしたから。
ともあれ、今回の事件を受けて、北米の「ARIA」ファン
達の、続刊を求める切実な声をたくさん読めたことが、
ひとつの収穫でもありました。
また、公式に確定した情報が出たら、お伝えしたいと
思います。


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2009年01月30日

米国図書館協会による10代向け推薦グラフィックノベル・トップ10に、「砂時計」「リアル」「うずまき」


毎年お伝えしているこの話題も、今年で3年目ですね。
ALA-American Library Association(米国図書館協会)
の青少年部門であるYALSA-Young Adult Library
Services Association
(ヤングアダルト図書館サービス
協会)が毎年選出する、「アメリカのティーンにふさわしい
グラフィックノベルの推薦リスト」
が発表されていました。


2006年度は、そのトップ10に「DEATH NOTE」第1〜
3巻が、2007年度は「いばらの王」第1〜2巻、「放課後
保健室」第1〜5巻、そして「エマ」第1〜5巻が最終的に
選ばれていたわけですけれど、今年のトップ10にも、

「砂時計」第1〜3巻
 (芦原妃名子 VIZ Media)
「リアル」第1〜2巻
 (井上雄彦 VIZ Media)
「うずまき」第1巻
 (伊藤潤二 VIZ Media)

の日本マンガ三作品が選出されています。
今回は全てVIZ Mediaの作品になりましたね。
トップ10のそれ以外の作品は、

「Life Sucks」
(Jessica Abel, Gabriel Soria, Warren PleeceAbel)

「Atomic Robo: Atomic Robo and the Fightin'
Scientists of Tesladyne」
(Brian Clevinger and Steve Wegener)

「Pitch Black」
(Youme Landowne and Anthony Horton)

「Japan Ai: A Tall Girl’s Adventures in Japan」
(Aimee Major Steinberger)

「Skim」
(Mariko Tamaki and Jilliam Tamaki)

「Umbrella Academy: Apocalypse Suite」
(Gerard Way and Gabriel Ba)

「Cairo」
(G. Willow Wilson and M. K. Perker)

というリストになっています。
面白そうなのは、Go Comiが出版した「Japan Ai: A Tall
Girl’s Adventures in Japan」(公式ページ)で、タイトル
通りに、作者さんのノンフィクション日本滞在記のようですね。
いずれ読んでみたいです。


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トップ10からは外れましたが、「Great Graphic Novels」
に選ばれたのが、


「メトロ・サヴァイブ」第1〜2巻
 (藤澤勇希 DrMaster Publications)

「ヒカルの碁」第12〜13巻
 (ほったゆみ・小畑健 VIZ Media)

「SLAM DUNK」第1巻
 (井上雄彦 VIZ Media)

「キーリ 死者たちは荒野に眠る」第1〜2巻
 (作・壁井ユカコ/画・手代木史織 Yen Press)

「高校デビュー」第1〜2巻
 (河原和音 VIZ Media)

「NARUTO」第28〜31巻
 (岸本斉史 VIZ Media)

「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜」第1〜2巻
 (きゆづきさとこ Yen Press)

「龍の花わずらい」第1〜2巻
 (草川為 CMX Manga)

「ビーナスは片想い」第1〜3巻
 (なかじ有紀 CMX Manga)

「王国の鍵」第1巻
 (紫堂恭子 CMX)

「フルーツバスケット」第20〜21巻
 (高屋奈月 TOKYOPOP)

「ブラック・ジャック」第1巻
 (手塚治虫 Vertical)

「どろろ」第1〜3巻
 (手塚治虫 Vertical)

「ハチミツとクローバー」第1〜3巻
 (羽海野チカ VIZ Media)

「ヒッカツ!」第1〜3巻
 (矢上裕 Go Comi)

「NANA」第8〜12巻
 (矢沢あい VIZ Media)


になります。
個人的には、手塚治虫さんの「ブラック・ジャック」
「どろろ」の両方が残ったので満足ですけど。
出版元のVerticalも喜んでいると思います。


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2009年01月29日

フランスでの日本マンガ売上げランキング(2008年12月24日〜2009年1月20日期)


まず先に。
今日1月29日付け読売新聞朝刊第1〜2面に、か
ねてよりお世話になっている「英語で!アニメ・マン
ガ」
のceenaさんこと、椎名ゆかりさんを紹介する
記事が掲載されています。
電子版ではまだ見当たらないんですが、記事のタイ
トルは、

「日本の活力」最前線は今A

と題したもので、「マンガ家志望 世界から」という見
出しが付けられた1面記事では、フランスのアジア言
語専門学校で「日本で通用するマンガ家」育成講座
を担当している吉川かおりさんと、ご存知のように、
海外マンガ家出版エージェントとして活躍している、
椎名ゆかりさんが紹介されています。既に日本でマン
ガ家デビューを果している、フェリーぺ・スミスさんにつ
いても触れられていますね。
もちろん、マンガを楽しむのに作者の国籍などは関係
なく、「バクマン。」のジャンプ編集長さんが語っていた
ように、「マンガは面白ければいい」わけです。
その、面白いかどうかを判断してもらうには、まず読ん
でもらわなくてはならないわけで、その機会をつくるた
めに尽力している椎名さんのことは、陰ながら応援さ
せてもらっています。っていうか、したいです。


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さて本題。
スペイン・イタリアの次は、じゃあフランスというわけな
んですが、いつものBDZOOMの方にまだ情報が上が
ってこないので、今日はフランスのマンガ情報サイト
Manga News の方に掲載されていた、2008年12月
24日〜2009年1月20日期での、マンガ売上げTOP15
ランキングを紹介します。

Manga news 1月23日付け記事より
"Meilleures ventes manga de janvier 2009"


1.「NARUTO」第39巻
2.「ONE PIECE」第47巻
3.「鋼の錬金術師」第19巻
4.「Bleach」第30巻
5.「FAIRY TAIL」第4巻
6.「NARUTO」第38巻
7.「ONE PIECE」第47巻
8.「DEATH NOTE」第1巻
9.「Dofus」第10巻(Tot & Ancestral Z)
10.「NARUTO」第1巻
11.「DEATH NOTE」第12巻
12.「FAIRY TAIL」第3巻
13.「NARUTO」第37巻
14.「銃夢 Last Order」第10巻
15.「DEATH NOTE」第3巻


という結果ですね。
2008年度のフランスマンガ市場は、引き続き圧倒的
な「NARUTO」を追う、「DEATH NOTE」「ONE PIECE」
「鋼の錬金術師」「Bleach」といった第2グループに、
ニューカマーとして「FAIRY TAIL」が加わったことが
大きな動きといえるでしょう。
今年2009年は、既に本編の刊行が終了した「DEATH
NOTE」の分を、どれだけ奪っていくか、という流れに
なっていくんでしょうね。
次に紹介する、Edistat掲載のフランスの全書籍売上
げ週間ランキング
(2009年1月19〜25日)でも、1月
21日発売の「FAIRY TAIL」第4巻が、マンガではトッ
プですし。


16位 「FAIRY TAIL」第4巻
17位 「ハンター×ハンター」第25巻
41位 「ONE PIECE」第47巻
64位 「Übel Blatt」第8巻
69位 「NARUTO」第39巻
76位 「エア・ギア」第13巻
83位 「Bleach」第30巻
154位 「聖闘士星矢 エピソードG」第14巻
161位 「ZETMAN」第10巻
200位 「涼風」第10巻


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また、マンガを含むフランスの2008年コミック市場
全体の総括データ記事を、ACBD - Association
des Critiques et journalistes de Bande Dessinée

のGilles Ratier氏がまとめているので、そちらも参
考になると思います(via The Comics Reporter 1月
22日付け記事
)。

"Grand Prix de la Critique de Bande Dessinée
- Bilan 2008"


記事では、2008年度の売れ筋マンガの、各巻平均
刷り冊数として、

「NARUTO」――22万冊
「DEATH NOTE」――18万冊
「鋼の錬金術師」――9万冊
「ONE PIECE」――7万2800冊
「ドラゴンボールZ」――7万300冊
「FAIRY TAIL」――7万冊
「Samurai Deeper Kyo 」――6万6000冊
「NANA」――6万冊
「Bleach」――4万9500冊

といった数字が確認出来ます。
昨年刊行が始まったばかりの「FAIRY TAIL」が、
既に「ONE PIECE」「ドラゴンボール」といった人
気作に追いつきつつある勢いがわかります。


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2009年01月28日

「ミチコとハッチン」、イタリアMTVで2月10日より放送開始&DVD第1巻は日本の2ヵ月後の3月18日発売


スペインの次はイタリアですね。
イタリアのテレビ情報ブログtvblogの1月26日付け
記事、

"Michiko e Hatchin: l'anime arriva su Mtv"

で伝えられていたので知りましたが、アニメ「ミチコ
とハッチン」(日本公式サイト)が、イタリアMTVで、
放送終了する「フルメタル・パニック! The Second
Raid」の後を受け、2月10日から、毎週火曜日午後
9時半からの枠で放送開始されるそうです(再放送は
土曜日の午後2時)。
既に、イタリア公式サイトもオープンしています。


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調べて驚きましたが、この「ミチコとハッチン」、日本
でも昨年10月15日から放送中の、バリバリの新作
なんですね。
日本での放送開始からわずか4ヵ月遅れで、新作ア
ニメが吹替されて海外でもテレビ放送されるのは、
かなり珍しいと思います。
DVD第1巻の発売も、日本の発売日(1月23日)から、
2ヵ月遅れの3月18日で、これも異例ですね。
このイタリアMTVのアニメ枠では、「隠の王」も日本で
の放送終了直後から放送されていますが、それよりも
ずっと早いです。
そういう時間を考えると、日本での放送開始以前の
段階で、「ミチコとハッチン」はイタリアでの展開も決
まっていたのだろうと想像します。
イタリア版トレーラーも公開されていて、イタリア語版
キャストの名前も出ますが、残念ながら台詞はまだ
聞けません。
ともあれ、他の海外展開は未定で、海外で最初に、
正規の手段でこの作品を見られるのは、まずイタリ
アの人達ということになります。


最近では、今年1月8日からの、「黒神 The Animation」
の日韓米ほぼ同日放送、というのもありましたけど、
原作コミックが3国で出版されていて、それなりの知
名度もあるとされる「黒神」と違い、完全オリジナル作
品の「ミチコとハッチン」は……どういう経緯でしょう。
製作委員会の企業を見ても、イタリア側からの出資が
あったりするわけではないみたいですから、合作とい
う立場の作品ではなさそうですし。
むしろ、作品の舞台やサポーターブランドからして、ブラ
ジルからなら納得がいくんですけど。
イタリアのディストリビューターであるDynit(公式サイト)
と日本側で、いつどんな風に交渉が進んだのか、興味
がありますね。少なくとも、イタリアで受ける作品になる、
という判断は確実にあったと思います。
この素早さが、この作品だけの事情なのか、それとも
日本アニメのリリースをより早めたい、イタリアのアニ
メ市場全体の方向性なのか、いずれわかってくると思
います。
あ、単にイタリアで、いまブラジル・ブームとか(笑)。


またDynitは、1月27日〜2月1日に、イタリア・ボロー
ニャで開催されるアニメーション・SF作品専門の映画
祭Future Film Festival(公式サイト)にも出展して
いて、この「ミチコとハッチン」を筆頭に、「ハローキティ」
「ラブ★コン」「Freedom」といった作品を上映する予定
とのことです。
なので、やはり力を入れている作品であることは間違い
なさそうですね。


posted by mikikazu at 08:23 | TrackBack(0) | 海外情報(イタリア) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月27日

1月30日よりスペインで「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」劇場公開&記念コスプレ・コンテスト


お馴染みスペイン発のアニメ・マンガ情報サイトの
Ramen Para Dosによる、

1月25日付け記事
"Selecta Visión estrena un microsite sobre
el estreno de EVA1.0"


1月26日付け記事
" Concurso de Cosplay para el estreno
de EVA 1.0"


では、この週末1月30日から、スペインのマドリッ
ド及びバルセロナで始まる、「ヱヴァンゲリヲン新
劇場版:序」の劇場公開についての情報を伝えて
くれていました。
映画祭などでの上映を除くと、この作品が劇場公
開された国は、韓国・シンガポール・香港・台湾・マ
レーシアなど、まだアジア圏のみで、ヨーロッパでは
初めてになるでしょうか。
ドイツ・イタリアなどでは、既にDVDが発売されてい
て、このスペインでの公開も、一週間だけの、夜10時及
び10時半からのレイトショー上映ではあるのですが、
本来スクリーンで視聴するために作られた「映画」なの
ですから、こうやって劇場で上映する機会が用意され
たのは、作品にとって、とても良いことだと思います。


配給元のSelecta Visiónは、公開に合わせてミニ
公式サイト
もオープンしています。
記述は無いようですが、オリジナル日本語音声・スペ
イン語字幕版での上映だと思われます。先着50人へ
の、ポスターやパンフレット、宣材などのプレゼントも
予定されているようですね。
専門店では、↓の上映告知チラシ(クリックで原寸大)
が配布されているとのことです。

・表

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・裏

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公開初日になる1月30日に、マドリッド・バルセロナ
それぞれの劇場で予定されているのが、「エヴァ」コ
スプレ・コンテストなんですね。
上映開始時刻の1時間前に開催されるこのコンテスト
の参加条件は、もちろん「エヴァ」のコスプレであるこ
とで、当日は劇場に、たくさんのプラグスーツや制服
姿の、スペインのアニメファンが集うのだろうと想像
します。
優勝商品は、その「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」
への無料入場権、コミックやDVDのセット、各種「エ
ヴァ」関連グッズの詰め合わせなど、豪華なもののよ
うですね。
まあ勝負云々よりも、せっかくの劇場公開というイベ
ントに華をそえるという意味で、楽しく盛り上がってく
れればいいと思います。
また、スペインのメディアで取上げられるようなことが
あれば、報告しますね。


posted by mikikazu at 12:34 | TrackBack(2) | 「エヴァンゲリオン」情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月26日

アメリカの一般書店とコミック専門店での、売れ筋マンガランキング比較(2008年12月期)


1月11日付け記事で述べたように、アメリカの昨年
ホリデイ・シーズンの、一般書店チェーンでの売上げ
は昨年から落ち込みがあったようですが、12月期に
限っていえば、コミック専門店での売上げは、前年か
ら12%の大きなアップだったとのことです。

ICv2 1月20日付け記事
"Comics Have a Strong December"

「Secret Invasion」や「Final Crisis」といった売れ
筋作品が牽引役となったようですね。
そのプラスもあって、2008年後半の成績は、2007年
後半のそれに並んだようですが、前半期の落ち込みは
大きく、2008年全体では3%のダウンということです。
その結果なのか、1月23日付けのPublishers Weekly
の記事、

"Layoffs at Diamond, DC Comics, Top Cow"

では、コミック専門ディストリビューターのDiamond
Comics Distributors、DC ComicsやTop Cowと
いったコミック出版社でのレイオフも伝えられています。
日本アニメ・マンガ関連企業では、Bandai Entertainment
でもレイオフの動きがあるようですね……。

Anime News Network 1月21日付け記事
"Bandai Entertainment to Restructure with
Staff Layoffs"



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こういった厳しいご時世でも、ちゃんとお金を出して
正規の商品を買ってくれている人達はいるもので、
今回はそういった人達の嗜好を反映する売上げラン
キングを紹介しておきます。というか、こういう時だか
らこそ、作品を選ぶ目も厳しくなるでしょうし。
今回は2008年12月期における、北米の一般書店と
コミック専門店での、マンガ売上げランキングを比較
してみますね。
一般書店でのデータはBookScanによるもので、コミッ
ク専門店、図書館、空港などでのものを除いた、一般
書店・オンラインストアなどの売上げの60〜70%をカヴ
ァーしていると言われています。
コミック専門店のデータは、コミック専門ディストリビュー
ターのDiamond Comics Distributors調べによる
ものですね。


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BookScan調べの、グラフィック・ノベル売上げ
ランキングトップ20
(ソース・ICv2 1月9日付け記事)

1.「WATCHMEN(ペーパーバック版) 」 ALAN MOORE
2.「NARUTO」第33巻
3.「WATCHMEN(ハードカバー版)」 ALAN MOORE
4.「THE JOKER」 BRIAN AZZARELLO
5.「NARUTO」第32巻
6.「Bleach」第25巻
7.「フルーツバスケット」第21巻
8.「MARVEL CHRONICLE」 TOM BREVOORT
9.「爆丸バトルブローラーズ: THE BATTLE BEGINS」
10.「DARK TOWER: THE LONG ROAD HOME」
  PETER DAVID
11.「NARUTO」第31巻
12.「魔法先生ネギま!」第20巻
13.「THE KILLING JOKE SPEC. ED.」 ALAN MOORE
14.「ロザリオとバンパイア」第4巻
15.「BATMAN: THE DARK KNIGHT RETURNS」
   FRANK MILLER
16.「HEROES VOL. 2」 R.D. HALL
17.「Bleach:オフィシャル キャラクター ブック ソウルズ」
18.「紳士同盟†」第8巻
19.「WOLVES AT THE GATE」 DREW GODDARD
20.「DEATH NOTE」第1巻


コミック専門店での、マンガ売上げランキング
トップ20
(ソース・Diamond Comic Distributors - Top 50
Manga: December 2008
)

1.「NARUTO」第33巻
2.「Bleach」第25巻
3.「無限の住人」第20巻
4.「魔法先生ネギま!」第20巻
5.「銃夢 LastOrder」第10巻
6.「ゼルダの伝説 時のオカリナ」第2巻
7.「多重人格探偵サイコ」第7巻
8.「Blood+」第4巻
9.「幻影夢想」第1巻
10.「ロザリオとバンパイア」第4巻
11.「鋼の錬金術師」第17巻
12.「かりん」第12巻
13.「紳士同盟†」第8巻
14.「ゴシック&ロリータバイブル」第4号
15.「コードギアス 反攻のスザク」第1巻
16.「ブラック・ジャック」第2巻
17.「爆丸バトルブローラーズ: THE BATTLE BEGINS」
18.「Black Lagoon」第3巻
19.「STARCRAFT FRONTLINE」第2巻
20.「遊戯王GX」第2巻


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ということですね。BookScanのデータは、マンガが
もっと下位まで知りたいところですけど……。
「NARUTO」「Bleach」「魔法先生ネギま!」のように
双方で売れ筋の作品もある一方で(冊数は全然異な
るでしょうけど)、「無限の住人」「銃夢 LastOrder」
「多重人格探偵サイコ」「Black Lagoon」などは、確か
にコミック専門店向け、という感じはします。
レイティングの問題もあって、「無限の住人」や「多重人
格探偵サイコ」のように「18+」の作品は、やはり一般
書店では売りづらいでしょうし。


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2009年01月25日

IGNによる、アメリカで放送されたテレビアニメーション(アニメ含む)トップ100リスト(1〜50位)


えっとでは、ぼちぼち海外情報に復帰しますね。
あ、以前ご質問いただいた、1月14日より公開が
始まっている、フランスでの映画「二十世紀少年」
第1部(公式サイト)の評判ということですが、その
週末の興行成績ランキングをチェックしても(Box
OfficeMojo
)、まったく姿が見当たりませんでした。
上映スケジュールを調べてみたら、フランスで1日
上映(5回)してくれている劇場は1館だけで、残り
の5館は、夜の1回だけとかの(いわゆるレイトショ
ーですか)限定上映みたいですから、残念ながら
日本とは違い、興行成績でフランスでの反応がわ
かるような規模での公開ではなさそうです。


批評家の評価では、4つ星中2つかそれ以下とい
う、厳しい方が多いみたいですけど、一般の観客
の評価
では、逆に4つ星評価で絶賛している方も
複数おられます。
結局、観ている人がまだ少ないので、「フランスで
の一般の反応」みたいなものをまとめるのは、現段
階ではちょっと難しいかもです……。


あと同週末では台湾で、これもマンガの実写映画化
になる、「重金搖滾雙面人」こと「デトロイト・メタル・
シティ」が、初登場第3位のヒットになっていますね。
また香港では、「崖の上のポニョ」も初登場第2位で、
中華圏で圧倒的な成績を示している「レッドクリフ
Part2」の約半分という数字は、頑張っていると思い
ます。台湾なんか、「レッドクリフ」は2位の作品の
10倍稼いでますから。


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では本題。
1月19日付け記事の後編ということで、
IGN.comによる企画「Top 100 Animated Series」
が、後半の第50位から1位までの作品を発表してい
るので、紹介しておきます。日本アニメはどれだけ入
っているでしょうか。


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1.「The Simpsons」(1989〜)
  (「ザ・シンプソンズ」)
2.「Batman: The Animated Series」(1992〜1995)
  (「バットマン」)  
3.「Looney Tunes」
  (「ルーニー・テューンズ」)
4.「South Park」(1997〜)
  (「サウスパーク」)
5.「Beavis and Butt-head」(1993〜1997)
6.「The Tick」 (1994〜1995)
7.「Family Guy」(1999〜2002 & 2005〜)
  (「ファミリー・ガイ」)
8.「Futurama」(1999〜2003 & 2008〜)
9.「The Flintstones」(1960〜1966)
  (「原始家族フリントストーン」)
10.「Neon Genesis Evangelion」(1995〜1996)
  (「新世紀エヴァンゲリオン)」


11.「The Rocky and Bullwinkle Show」(1959〜1964)
  (「空飛ぶロッキーくん」)
12.「The Ren and Stimpy Show」(1991〜1996)
13.「X-MEN」(1992〜1997)
14.「Cowboy Bebop」(1998〜1999)
  (「カウボーイ・ビバップ」)
15.「SpongeBob SquarePants」(1995〜)
  (「スポンジ・ボブ」)
16.「The Maxx」(1995)
17.「Animaniacs」(1993〜1998)
  (「アニマニアックス」)
18.「DuckTales」(1987〜1990)
  (「わんぱくダック夢冒険」)
19.「G.I. Joe」(1985〜1986 & 1989〜1991)
  (「地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー」) 
20.「Justice League Unlimited」(2001〜2006)
  (「ジャスティス・リーグ」)


21.「Star Wars: Clone Wars」(2003〜2005)
  (「スター・ウォーズ クローン大戦」)
22.「The Real Ghostbusters」(1986〜1991)
  (「アニメゴーストバスターズ」)
23.「Transformers」(1984〜1987)
  (「トランスフォーマー」)
24.「Scooby-Doo, Where Are You!」(1969〜1970)
  (「スクービー・ドゥー」)
25.「Robot Chicken」(2005〜)
26.「The Critic」(1994〜1995)
27.「King of the Hill」(1997〜)
  (「キング・オブ・ザ・ヒル」)
28.「Home Movies」(1999〜2004)
  (「ホームムービーズ」)
29.「Speed Racer」 (1967〜1968)
  (「マッハGOGOGO」)
30.「The Spectacular Spider-Man」(2008〜)


31.「Muppet Babies」(1984〜1990)
32.「Liquid Television」(1991〜1994)
33.「Schoolhouse Rock」(1972〜2001)
34.「Robotech」(1985)
  (「超時空要塞マクロス」
   「超時空騎団サザンクロス」
   「機甲創世記モスピーダ」)
35.「Avatar: The Last Airbender」(2005〜2008)
  (「アバター 伝説の少年アン」)
36.「Superman: The Animated Series」(1996〜2000)
  (「スーパーマン」)
37.「Space Ghost Coast to Coast」(1994〜2004)
38.「NARUTO」(2002〜2007)
39.「Aqua Teen Hunger Force」(2000〜)
40.「Batman Beyond」(1999〜2001)
  (「バットマン・ザ・フューチャー」)


41.「Tiny Toon Adventures」(1990〜1994)
  (「スピルバーグのアニメ タイニー・トゥーン」)
42.「The Powerpuff Girls」(1998〜2005)
  (「パワーパフガールズ」)
43.「Samurai Jack」(2001〜2004)
  (「サムライジャック」)
44. 「Battle of the Planets」(1978〜1985)
  (「科学忍者隊ガッチャマン」)
45. 「Gargoyles」(1994〜1997)
  (「ガーゴイルズ」)
46. 「The Jetsons」(1962〜1963)
  (「宇宙家族ジェットソン」)
47.「Pinky and the Brain」(1995〜1998)
48.「Duckman」(1994〜1997)
49.「ThunderCats」(1985〜1990)
50.「SuperFriends」(1973〜1986)


short_g.gif


という結果ですね。カートゥーンに詳しい方から見て
どうですか?
タイトルに画像が使われているくらいだから、高位置
だろうと思っていた「NARUTO」はそうでもなくて、日
本アニメトップは「エヴァンゲリオン」でしたね。
ただし、アメリカでのCartoon Network(AdultSwim枠)
での全話放送は、最初のビデオソフト発売(98年11月)
からずっと遅れた、2005年10月になってからですから、
他の作品と違って、テレビ放送がアメリカの視聴者に
インパクトを与えたという歴史があるわけではなく、
あくまで作品自体への評価と考えるべきでしょう。
そういう意味では、アメリカのテレビでの日本アニメ
放送における歴史的にもっと価値がある、「Star Blazers」
(「宇宙戦艦ヤマト」)が入っていないのは残念かもし
れません。
「Yu-Gi-Oh!」(「遊戯王デュエルモンスターズ」)や、
「Sailor Moon」(「美少女戦士セーラームーン」)も
入ってるかなーとは想像してましたけど。


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いつもの私信欄
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2009年01月23日

「Yes!プリキュア5GoGo!」かれん×くるみ新作SS、出来ました。

というわけで、時間がかかってしまいましたが、
「Yes!プリキュア5GoGo!」から、かれんさん×
くるみさんの新作SS「Love Cares」が出来上がり
ましたので、UPしておきます。
これまで書いてきた、かれんさんとくるみさんの
お話を一応並べておくと、

1.「Two in the Room」(08.07.21)

2.「Tea in the Room」(08.08.08)

3.「Two in the Bed」(08.12.10)
 ・本編第36&37話の後のお話

4.「Good Days,Good Days」(08.12.18)
 ↑3の翌日のお話

ということになりますね。
かれんさんとくるみさんのお話については、「GoGo!」
本編でほぼ無視されていたからこそ、こちらで勝手に
書き進める自由があった、とも言えますが。出来るこ
とはやりました、という感じです。
ともあれ、明後日放送の本編最終話がよっぽどな出
来でない限り、「プリキュア5」のファン小説的なもの
については、これが最後になると思います。
読んでくださった方、感想のコメントをくださった方、
今までありがとうございました。


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SS「Love Cares」を読む

2009年01月22日

さらに引き続き作業中

「Yes!プリキュア5GoGo!」の、かれんさんとくるみ
さんの最後のお話は、明日UPします。そしたら、
海外情報に戻ります。

関係ありませんが、僕の周囲では高熱性の風邪
が大流行りで(インフルエンザではないようです)、
1人また1人と倒れていき、いよいよ残るのは僕だ
け、という状態です。
「うつったらごめんね。ごほごほ」とは言われてますが、
とりあえず気をつけましょう。

2009年01月20日

引き続き作業中

海外情報のネタはあるんですが、今日のところは
「Yes!プリキュア5GoGo!」の最後のファン小説、
かれんさん×くるみさんのお話の推敲を優先ですね。
こちらの木曜UPは無理っぽいですけど。

2009年01月19日

IGNによる、アメリカで放送されたテレビアニメーション(アニメ含む)トップ100リスト(51〜100位)


まず先にです。
昨年はいろいろゴタゴタしていた様子のAD.Visionが
保有している、日本アニメ専門放送局Anime Network
のサイト
がリニューアルされています。
まだベータ版なので、繋がってないページとかもあり
ますから、要注意ですけど。
で、ありがたいことに今回から視聴コーナーが設けら
れていて(直接はリンク出来ないみたいなので、上部メ
ニューの「WATCH ONLINE」から)、

・「機動天使エンジェリックレイヤー」
・「MEZZO -メゾ-」
・「幻想魔伝 最遊記」

といった作品の、英語吹替版エピソードがシリーズ
全話(!)視聴出来るようになっています。太っ腹です。
同じようなエピソード配信サービスは、FUNimationや
Manga Entertainmentも行っていますけれど、残念
ながら日本地域からは視聴出来ない仕様になっている
んですね。
オフィシャルだけあって画質・音質共に良好で、正規
の手段で、英語吹替版アニメに触れてみたいという方
には、とってもお薦めの機会だと思います。ぜひどうぞ。


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一方、最近はレビューばかりで、あんまりアニメの
エピソード配信をしてくれないなあという感じの、
IGN.comのアニメ・コーナーなんですが、1月14日
付けで、

"Top 100 Animated Series"

という企画をスタートさせています。
これはタイトル通りで、IGNのスタッフが(まあ、多分
独断で)選んだ、アメリカで放送されたことのあるカー
トゥーン・アニメーション作品のトップ100リストを作成
していくものですね。もちろん、アメリカで放送された
ことのある日本アニメも多く含まれているようです。
とりあえず現時点で公開されている、100位から51位
までの作品を並べてみます。
日本題も、わかる限りで調べてみましたが、不明の作
品については、ご指摘よろしくお願いします。
(追記・ご指摘ありがとうございました)


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51.「DEATH NOTE」(2006〜2007)
52.「Galaxy High」(1986)
53.「Freakazoid」(1995〜1997)
54.「Inspector Gadget」(1983〜1986)
  (「ガジェット警部」)
55.「Teenage Mutant Ninja Turtles」(1987〜1996)
  (「ティーンエイジ・ニンジャ・タートルズ」)
56.「The Venture Bros」(2003〜)
57.「Invader ZIM」(2001〜2002 & 2006)
  (「インベーダー・ジム」)
58. 「He-Man and the Masters of the Universe」
  (「ヒーマンの戦い」もしくは「ヒーマン マスターズ・
  オブ・ザ・ユニバース」 日本では玩具展開のみ? 
  あ、実写版映画はありましたね)
  (1983〜1985)
59.「Spider-Man and His Amazing Friends」
  (1981〜1983)
  (「スパイダーマン&アメイジング・フレンズ」)
60.「Chip 'N Dale Rescue Rangers」(1989〜1990)
  (「チップとデールの大作戦」)


61.「Count Duckula」(1988〜1993)
62.「Danger Mouse」(1981〜1992)
63.「The Huckleberry Hound Show」(1958〜1962)
  (「珍犬ハックル」)
64.「Dungeons & Dragons」(1983〜1985)
  (「ダンジョンズ&ドラゴンズ」)
65.「Todd McFarlane's Spawn」(1996〜1997)
  (「スポーン」)
66.「Tom and Jerry」(「トムとジェリー」)
67.「The Pink Panther Show」(1969〜1976)
68.「Popeye」(「ポパイ」)
69.「Mighty Mouse」
70. 「Pokémon」(1997〜)
  (「ポケットモンスター」)


71.「Johnny Bravo」(1997〜2004)
  (「ジョニー・ブラボー」)
72. 「Dexter's Laboratory」(1996〜2003)
  (「デクスターズラボ」)
73.「Mobile Suit Gundam Wing」(1995〜1996)
  (「新機動戦記ガンダムW」)
74.「Underdog」(1964〜1973)
  (「アンダードックショー」)
75.「Dr. Katz, Professional Therapist」(1995〜1999)
76.「Voltron: Defender of the Universe」(1984〜1985)
  (「百獣王ゴライオン」&「機甲艦隊ダイラガーXV」)
77.「Jonny Quest」(1964〜1965 & 1986〜198)
  (「科学少年J.Q」)
78.「Dragon Ball Z」(1989〜1996)
  (「ドラゴンボールZ」)
79.「Sealab 2021」(2000〜2005)
80.「Alvin and the Chipmunks」(1983〜1990)
  (「アルビンとチップマンクス」)


81.「TaleSpin」(1990〜1994)
82. 「Fat Albert and the Cosby Kids」(1972〜1985)
83. Teen Titans(2003〜2006)
  (「ティーン・タイタンズ」)
84.「Spider-Man: the Animated Series」(1994〜1998)
  (「スパイダーマン」)
85.「Foster's Home for Imaginary Friends」(2004〜)
  (「フォスターズ・ホーム」)
86.「Astro Boy」(1963〜1966)
  (「鉄腕アトム(第1作)」)
87.「Frisky Dingo」(2006〜2008)
88.「The Woody Woodpecker Show」
  (「ウッディー・ウッドペッカー」)
89.「Star Wars: The Clone Wars」(2008〜)
  (「スター・ウォーズ クローン大戦」)
90.「Afro Samurai」(2007〜)
  (「アフロサムライ」)


91.「Harvey Birdman, Attorney at Law」(2000〜2007)
92.「Rugrats」(1991〜1994 & 1996〜2004)
  (「ラグラッツ」)
93.「Darkwing Duck」(1991〜1992)
  (「ダックにおまかせ ダークウィング・ダック」)
94.「The Boondocks」(2005〜)
  (「ブーンドックス」)
95.「Fullmetal Alchemist」(2004〜2006)
  (「鋼の錬金術師」)
96.「Star Trek: The Animated Series」(1973〜1974)
  (「まんが宇宙大作戦」)
97.「The Smurfs」(1981〜1990)
  (「小さな森の精 あいあむ!スマーフ」「森のスマーフ」)
98.「Clerks」(2000)
99.「M.A.S.K.」(1985〜86)
  (日米合作らしいですけど? Wikipedia)
100.「Josie and the Pussycats」(1970〜72)
  (「ドラドラ子猫とチャカチャカ娘」)


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という感じで、色々興味深いですね。
「DEATH NOTE」の高さもそうですが、「ガンダムW」を
「ドラゴンボールZ」より上にするんだ?みたいな。
トップ50に入りそうな日本アニメというと限られてきそう
ですけど、ともあれ続きが楽しみです。


posted by mikikazu at 12:37 | TrackBack(0) | 海外情報(北米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月18日

アメリカ・Adult Swimでの日本アニメ視聴者数データ(2008年4月〜12月期)


まず先に。
昨日の記事冒頭で取上げた、「ベスト・バイがアニ
メDVDの店頭販売から撤退?」という話題ですが、
その後AnimeNews.bizは、記事内容の撤回を
伝えています。オリジナルの文章は、まだそのまま
ですけど。
実際に、複数のベスト・バイ店舗の代表に確認して
みたところ、確かにアニメDVDの販売については、
その方針を再編成中ではあるものの、店舗全体で
販売からの撤退などは、近い将来にその予定はな
いし、あるとしても、きちんとした発表がなされる筈
だ、ということのようですね。
おそらくなんですけど、「最近ベスト・バイでアニメ
DVDの在庫少ないよねー。ひょっとして?」みたい
な憶測レベルの話で、先走っちゃったんじゃないか
なと。
当ブログの記事でも混乱された方がいましたら、
お詫びします。すみませんでした。
まあ、良かったことといえば、この情報を受けて、
それぞれのアニメファンの、ベスト・バイを含む小売
店への依存度みたいなことが、各フォーラムでの反
応からわかったことですね。
ベスト・バイが頼りという人もいるし、近所にはアニ
メDVDを売っているお店はなくて、いつもオンライン
ストア頼りとか、人によって様々なのが面白かった
です。


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さて本題です。
一昨日の、アメリカ土曜午前での視聴率の話題に
続けて、今度は土曜夜のアニメ視聴者数について
のデータを調べてみたいと思います。
対象とするのは、おそらくアメリカで一番広い規模・
種類で日本アニメを放送してくれている、ケーブル
局のAdult Swim(公式サイト)。
Cartoon Networkとチャンネルを共有しています
が、午後10・11時から翌日午前6時までの、18歳以
上の視聴者を対象にした、別ネットワーク扱いになっ
ています。
ちなみに、アメリカのCartoon Network(http:
//www.cartoonnetwork.com/)へ行こうとしても、
強制的に日本のカートゥーン・ネットワークのページに
飛ばされて困りますが、日本局がないAdult Swim
ではそんなことはなくて、色々調べるのに助かります。
今現在、土曜夜に放送されている日本アニメは、
1月17日〜18日のスケジュールだと、

1月18日
AM01:00 「Bleach」第97話
AM01:30 「コードギアス 反逆のルルーシュR2」第8話
AM02:00 「クレヨンしんちゃん」第5話
AM02:30 「鋼の錬金術師」第11話
AM03:00 「DEATH NOTE」第11話
AM03:30 「攻殻機動隊 S.A.C.」第11話
AM04:00 「カウボーイビバップ」第11話
AM04:30 「The BIG O」第24話
AM05:00 「犬夜叉」第11話
AM05:30 「犬夜叉」第12話

などになっています。


今回はAdult Swim公式フォーラム内の、視聴者
数・視聴率について考察するスレッド、

"Ratings Report III: Bumps, Nielsen
Ratings, etc"


内で報告されている数字から、特に日本アニメの
データについて、まとめてみますね。
まず、トップ3のみの数字が報告されている、4月5日
から、10月18日までの視聴者数データを並べてみま
す。対象年齢層は、18〜34歳です。


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4/5
1.「DEATH NOTE」(38万6000)
2.「Bleach」(37万8000)
3.「The Venture Bros.」(32万8000)

4/12
1.「Bleach」(29万4000)
2.「DEATH NOTE」(22万3000)
3.「The Venture Bros.」(21万6000)

4/19
1.「The Venture Bros.」(24万9000)
2.「DEATH NOTE」(23万5000)
3.「Bleach」(23万)

4/26
1.「Bleach」(46万5000)
2.「コードギアス」(36万8000)
3.「クレヨンしんちゃん」(36万8000)

5/3
1.「クレヨンしんちゃん」(38万2000)
2.「DEATH NOTE」(28万)
3.「Bleach」(27万6000)

5/10
1.「Bleach」(45万8000)
2.「DEATH NOTE」(35万3000)
3.「犬夜叉」(35万1000)

5/17
1.「Bleach」(30万3000)
2.「クレヨンしんちゃん」(24万4000)
3.「コードギアス」(22万7000)

5/24
1.「Bleach」(35万)
2.「DEATH NOTE」(24万9000)
3.「犬夜叉」(24万5000)

5/31
1.「Bleach」(29万9000)
2.「犬夜叉」(26万1000)
3.「Bleach」(23万2000)

6/7
1.「Bleach」(40万7000)
2.「DEATH NOTE」(34万)
3.「コードギアス」(33万1000)

6/14
1.「コードギアス」(33万8000)
2.「Bleach」(33万5000)
3.「Bleach」(31万7000)

6/21
1.「Bleach」(37万2000)
2.「DEATH NOTE」(33万4000)
3.「犬夜叉」(31万)

6/28
1.「Bleach」(42万)
2.「DEATH NOTE」(31万1000)
3.「犬夜叉」(29万9000)

7/5
1.「Bleach」(36万5000)
2.「クレヨンしんちゃん」(36万3000)
3.「DEATH NOTE」(34万5000)

7/12
1.「Bleach」(37万7000)
2.「犬夜叉」(32万7000)
3.「犬夜叉」(28万2000)

7/19
1.「Bleach」(22万8000)
2.「犬夜叉」(18万)
3.「Bleach」(17万8000)

7/26
1.「Bleach」(24万8000)
2.「コードギアス」(23万)
3.「カウボーイビバップ」(17万6000)

8/2
1.「コードギアス」(28万1000)
2.「DEATH NOTE」(27万2000)
3.「Bleach」(27万)

8/9
1.「Bleach」(37万)
2.「The Venture Bros.」(28万2000)
3.「カウボーイビバップ」(26万1000)

8/16
1.「Aqua Teen Hunger Force Movie」(28万9000)
2.「クレヨンしんちゃん」(24万9000)
3.「Aqua Teen Hunger Force Movie」(24万5000)

8/23
1.「コードギアス」(25万1000)
2.「Bleach」(24万6000)
3.「クレヨンしんちゃん」(23万9000)

8/30
1.「Metalocalypse」(24万)
2.「Bleach」(22万4000)
3.「The Venture Bros.」(22万3000)

9/6
1.「Bleach」(25万8000)
2.「The Venture Bros.」(21万3000)
3.「The Venture Bros.」(20万5000)

9/13
1.「Aqua Teen Hunger Force」(25万8000)
2.「Metalocalypse」(21万3000)
3.「Metalocalypse」(20万5000)

9/20
1.「Robot Chicken」(25万7000)
2.「Bleach」(24万5000)
3.「Aqua Teen Hunger Force」(24万4000)

9/27
1.「The Venture Bros.」(35万3000)
2.「Frisky Dingo」(30万)
3.「Harvey Birdman」(28万2000)

10/4
1.「Bleach」(36万3000)
2.「Superjail」(25万8000)
3.「Robot Chicken」(24万8000)

10/11
1.「Robot Chicken」(41万4000)
2.「Bleach」(35万3000)
3.「鋼の錬金術師」(34万4000)

10/18
1.「Bleach」(40万8000)
2.「Robot Chicken」(35万3000)
3.「鋼の錬金術師」(27万8000)


short_g.gif


という感じですね。
今年中期の稼ぎ頭は「Bleach」「DEATH NOTE」「コ
ードギアス」で、「クレヨンしんちゃん」も、意外に支持さ
れていることがわかります。アメリカの視聴者にもギャ
グが理解出来るように苦心した、翻訳・吹替チームの
尽力があったのだと思います。
また、「犬夜叉」「カウボーイビバップ」がいまだに人気
が高いのも、枠の特徴でしょう。
少し期間がとびますが、アニメの放送数が増えてきた
11月8日から12月13日までの期間は、各番組での視
聴者数が報告されているので、全体での順位と合わせ
て、まとめてみます。


short_g.gif


11月8日
「Bleach」(31万2000)・7位
「精霊の守り人」(23万9000)・8位
「コードギアス R2」(17万4000)・9位
「クレヨンしんちゃん」(16万2000)・10位

11月15日
「Bleach」(40万1000)・2位
「精霊の守り人」(28万3000)・8位
「コードギアス R2」(22万8000)・9位
「クレヨンしんちゃん」(16万)・10位

11月22日
「Bleach」(37万3000)・3位
「精霊の守り人」(32万4000)・5位
「コードギアス R2」(25万5000)・7位
「クレヨンしんちゃん」(18万)・8位

11月29日
「Bleach」(25万3000)・7位
「精霊の守り人」(20万3000)・8位
「コードギアス R2」(18万6000)・9位
「クレヨンしんちゃん」(17万7000)・10位

12月6日
「Bleach」(34万)・3位
「精霊の守り人」(24万3000)・8位
「コードギアス R2」(18万6000)・10位
「クレヨンしんちゃん」(21万9000)・9位

12月13日
「Bleach」(31万7000)・5位
「精霊の守り人」(26万3000)・8位
「コードギアス R2」(24万1000)・9位
「クレヨンしんちゃん」(18万7000)・10位


short_g.gif


という感じで、「Bleach」の人気は引き続きですが、
「精霊の守り人」が「コードギアス」をずっと上回って
いるのが注目でしょうか。というか、下のデータにも
あるように、「コードギアス」は第二期に入ってから、
ちょっと低迷しているようです。
にもかかわらず、「精霊の守り人」の放送が先週第10
話までで休止されたことで(Anime News Network
1月16日付け記事
)、どういうことなのかと騒ぎにも
なっていますが……。


short_g.gif


さらに、これらで挙げた視聴者数が、歴史的にみてどう
なのかということを比較するために、話題に上っていた、
Adult Swimで放送された日本アニメの最高視聴者数
とされているデータについても、紹介しておきます。
投稿者からの提供なので、どこまで正確なのかは、ちょ
っとわかりませんが。
「犬夜叉」「Bleach」については、60万を超えたこともあ
るのでは、という意見もあります。


「犬夜叉」――58万2000
「Bleach」――58万2000(07年8月18日)
「鋼の錬金術師」――55万4000(04年4月24日)
「Blood+」――54万1000(07年8月18日)
「DEATH NOTE」――49万9000(07年10月21日)
「クレヨンしんちゃん」――47万7000(07年7月1日)
「攻殻機動隊SAC」――47万6000(05年3月12日)
「FLCL フリクリ」――38万2000(05年6月18日)
「コードギアス」――36万8000(08年4月26日)
「トリニティ・ブラッド」――32万7000(07年6月)
「精霊の守り人」――32万4000(08年11月22日)
「THE ビッグオー」――29万2000(08年1月12日)
「コードギアス R2」――25万5000(08年11月22日)


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2009年01月17日

北米オンラインストアでの、アニメDVD売り上げ・予約ランキング(2009年1月上旬編)


まず先に、結構重大かもしれないニュース(?)から。
ここ最近北米アニメファンが集うフォーラムで、
「ベスト・バイでアニメDVDの扱いが減っている・
売り場が小さくなってる」というような意見を目に
するようになっていたのですが、AnimeNews.biz
が1月16日付けで伝えている記事、

"Best Buy to Discontinue Anime Sales In
Stores, Moving Sales Online"


では、ベスト・バイは今年の秋までに、その全店
舗での、アニメDVD販売から撤退し、以降はオン
ラインストアのみで扱う、と言っています。
コメント欄でも指摘されているように、ソースは不
明ですし、大きなニュースにもかかわらず、他に伝
えているサイトはまだありませんから、信じていい
のかどうかは、正直わかりませんけど……。
(追記・Anime News Networkのフォーラムでは、
スタッフのJustin Sevakis氏・Zac Bertschy氏が
共に、ANNとしてはこの情報は未確認だと発言し
ています)


ベスト・バイは、全米最大の家電販売チェーンで、
11月末時点での、北米での店舗数は1010とされ
ています。
この情報が事実なら、それら1010店の店頭売り場
から、アニメDVDの姿が消えてしまう、ということに
なります。それ自体は、確かにとても寂しいです。
ホリデイ・シーズンのベスト・バイの売上高は、前年
比26.7%減少ということで(ロイター12月26日付け
記事
)、やはり相当に厳しかったようですから、DVD
の中でセールスの芳しくないアニメが削られた、と想
像はしてしまいます。
ただ、アニメ流通会社側からすれば、ベスト・バイと
の取引条件は厳しいものだったという話もあるようで、
長期的に見た時にどうなるのかは、よくわかりません。
この辺は、素人の僕なんかじゃなくて、アニメ!アニ
メ!さん
が、情報の真偽も含めて、レポートしてくだ
さるのではと、期待しています。よろしくお願いします。


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では本題です。
恒例の、北米各オンラインストアにおける、アニメ
DVDの売り上げ・予約ランキング2009年1月上旬
編になります。
まだ、ホリデイ・シーズンにおける、アニメDVDの
セールス結果みたいな報告は見つかりませんが、
オンラインストア販売では、クリスマス前の2週間
に北部での天候が悪化したことで、その期間は増
加した、みたいな情報もありますね。
そもそもが一般向け店舗には置いてもらえない、マ
ニア向けの作品なんかだと、そういう恩恵とは関係
ないでしょうけれど……。


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アニメ専門ストア

AnimeNation
1月5〜11日(予約含む売り上げランキング)

1.「N・H・Kにようこそ!」第6巻
2.「超時空要塞マクロス Complete Collection」
3.「ゼロの使い魔 DVD Box Set」
4.「ネギま!? Part 1」(第1〜13話)
5.「ネギま!? OVA春・夏セット」


Right Stuf International
先週のTOP10ランキング(予約含む)

1.「桜蘭高校ホスト部 Complete Collection Part 2」
  (第14〜26話)
2.「クレイモア」第4巻
3.「クレイモア」第3巻
4.「ネギま!? Part 2」(第14〜26話)
5.「ONE PIECE Season 1 DVD Part 4」(第40〜53話)
6.「ONE PIECE Season 1 DVD Part 3」(第27〜39話)
7.「天元突破グレンラガン 」第3&4巻セット限定版
8.「Darker Than Black」第3巻
9.「スクールランブル二学期 Part 2」(第14〜26話)
10.「Darker Than Black」第2巻


The Anime Corner Store

1.「魔法少女リリカルなのは DVD Box Set」
2.「コードギアス 反逆のルルーシュ Part #2」(第10〜17話)
3.「DEATH NOTE」第8巻限定版
4.「スクールランブル二学期 Part 2」(第14〜26話)
5.「ネギま!? Part 1」(第1〜13話)
6.「精霊の守り人 Bundle #1」BOX付き(第1〜7話)


Anime Castle
(予約含む)

1.「桜蘭高校ホスト部 Complete Collection Part 2」
  (第14〜26話)
2.「魔法少女リリカルなのはA's DVD Box Set」
3.「らき☆すた」第5巻限定版
4.「少年陰陽師」第5巻
5.「幽遊白書 Season 4」


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一般DVDストアのANIMEコーナー


DVD Planet

最近2週間での、DVD売り上げ全体でのTOP25に、

1位 「らき☆すた」第5巻限定版

がランクイン。


DVD Empire
(予約含む)

1.「桜蘭高校ホスト部 Complete Collection Part 2」
  (第14〜26話)
2.「千年女優」
3.「魔法少女リリカルなのはA's DVD Box Set」
4.「魔法少女リリカルなのは DVD Box Set」
5.「もののけ姫」
6.「となりのトトロ」
7.「幽遊白書 Season 1」
8.「Black Blood Brothers: The Complete Series」
9.「Bleach Season 2 Uncut Box Set」
10.「機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャル
 エディション 完結編 自由の代償」


Video Universe
(日本アニメのみ)

1.「桜蘭高校ホスト部 Complete Collection Part 2」
  (第14〜26話)
2.「カウボーイ・ビバップRemix: Complete Collection」
3.「Black Lagoon - Season 1: Complete Box Set」
4.「ドラゴンボールZ Season 7 Uncut DVD Set」
5.「NARUTO Uncut DVD Box Set VOL.11」
6.「ひぐらしのなく頃に」第4巻
7.「ひぐらしのなく頃に」第6巻
8.「もののけ姫」
9.「千と千尋の神隠し」
10.「風の谷のナウシカ」


Wal-mart
(日本アニメのみ)

1.「Bleach Season 2 Uncut Box Set」
2.「ドラゴンボールZ Season 6 Uncut DVD Set」
3.「犬夜叉 5th Season Box Set」
4.「NARUTO Uncut DVD Box Set VOL.9」
5.「ドラゴンボールZ Season 2 Uncut DVD Set」
6.「Bleach Season 1 Uncut Box Set」
7.「Robotech Protoculture Collection」
8.「ドラゴンボールZ Season 8 Uncut DVD Set」
9.「ドラゴンボールZ Season 7 Uncut DVD Set」
10.「犬夜叉 4th Season Box Set」


Buy.com

1.「桜蘭高校ホスト部 Complete Collection Part 2」
  (第14〜26話)
2.「幽遊白書 Season 4」
3.「Speed Racer Complete Classic Series Collection」
4.「Bleach Season 1 Uncut Box Set」
5.「魔法少女リリカルなのはA's DVD Box Set」
6.「Bleach Season 2 Uncut Box Set」
7.「魔法少女リリカルなのは DVD Box Set」
8.「らき☆すた」第4巻限定版
9.「ドラゴンボールZ Season 8 Uncut DVD Set」
10.「新機動戦記ガンダムW BOX SET Vol.1」


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という感じになります。
意外といっては失礼ですが、今期はっきりとわかる
売れ筋トップは、「桜蘭高校ホスト部 Complete
Collection Part 2」(第14〜26話収録)ですね。
あくまでランキングでの地位で、具体的な売上げユ
ニット数というと不明ですが、実に5店でトップなのは、
それだけの勢いを感じます。
「魔法少女リリカルなのはA's DVD Box Set」も
第1期に引き続き好調ですが、公式発売日が1月
13日なので、ランキング的にさらに上がってくるの
は、次回の調査になるでしょう。
あと、「ネギま!?」がセールス・予約も含めて元気が
いいのは、「じゃすてぃすのハピ☆マテだいあり〜」
さん
的には嬉しいことだろうと思います。
いつもお世話になっています♪


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いつもの私信欄
posted by mikikazu at 12:16 | TrackBack(0) | 海外情報(北米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月16日

海外向け「仮面ライダー龍騎」リメイク「Kamen Rider: Dragon Knight」本放送第1話視聴率&キャストのコメント動画


昨年12月13日の先行放送を経て、2009年1月3日
から、アメリカ・CWテレビジョンネットワークでの本放
送が始まった、「仮面ライダー龍騎」の海外向け英語
版リメイクである「Kamen Rider: Dragon Knight」
(公式サイト)の、第1話視聴率・占拠率データが出てい
ます(ソース・Cynthia Turner's Cynopsis -
Cyn Kids 1月12日付け記事
)。
土曜午前の、同時間帯の他局番組、及び他の日本製
作品と比較してみますね。対象は、6〜11歳層です。


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・同時間帯(11時30分〜12時00分)比較

「SpongeBob SquarePants」(NICKELODEON)
 ―― 4.1/19
「Robotboy」(CARTOON NETWORK)―― 1.8/9
「Charlie and Lola」(DISNEY CHANNEL)―― 1.8/8
「Suite Life of Zack & Cody」(ABC)―― 1.4/7
「Kamen Rider Dragon Knight」(CW)―― 0.5/2
「Veggie Tales」(NBC)―― 0.4/2
「Care bears」(CBS)―― 0.2/1


・日本製作品との比較

「ポケモン・ダイアモンド&パール Battle Dimensions」
(CARTOON NETWORK)―― 2.0/13
「爆丸 バトルブローラーズ」 (CARTOON NETWORK)
 ―― 1.9/9
「恐竜キング」(CW)―― 0.9/5
「Power Rangers Jungle Fury」(ABC)―― 0.7/3
「遊戯王5D's」(CW)―― 0.6/3
「ソニックX」(CW)―― 0.5/5
「Power Rangers Jungle Fury」(ABC)―― 0.5/3
「Kamen Rider Dragon Knight」(CW)―― 0.5/2


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という結果で、特に抜きん出てはいないというか、
あまり好評とは言えないようです。
同じように日本製特撮作品をベースにしているとい
うことで、おそらくは取って代わりたかったろう、長寿
シリーズではあるけれど既に人気が下降中である、
「Power Rangers」を、新作の「Dragon Knight」
が上回れなかったのは、期待外れだったかもしれま
せんね。
そういうジャンル自体が、もうアメリカの視聴者の好み
から外れているんでしょうか……。
もちろんまだ第1話ですし、先行放送を見た人は見な
かったという可能性もありますから、まだまだこれから
ということにしたいです。せっかくの先行放送で、話題
を集められなかった、という証明でもありますけど……。
本年度中には、劇場版の公開も予定されているとのこ
とですし(英語Wikipedia)、その辺も、テレビ本編の
評判次第になると思います。


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ところで、今週の日曜日・1月11日に、ロサンゼルス
で開催されたLOS ANGELES COMIC BOOK AND
SCIENCE FICTION CONVENTION(公式サイト)
には、「Dragon Knight」のスタッフ・キャストの方々
も参加されていました。
サイン会で収録した、彼らからの、ファンへのメッセー
ジを伝える動画が、YouTubeにアップされていたので、
ご紹介しておきますね。貴重だと思います。
なんだか皆さん微笑ましさ全開の、それぞれのライダー
役のキャストさん達の雰囲気を楽しんでください。
主人公Kit Taylor役のStephen Lunsfordさんは、
予告で見たより、ずっとお茶目そうな人だなとか(笑)。
スティーブ・ワン監督を見たのも、「ガイバー:DARK HERO」
(1994)以来かもです。






また、4KidsTVによって公開されている公式の、Wing
Knight役のMatt Mullins氏への独占インタビューも。
演技だけではない、「Dragon Knight」に生かされて
いる自身の、13歳の頃から積み重ねているマーシャル・
アーツの経験や、作品とキャラの魅力について語ってく
れています。




posted by mikikazu at 09:50 | TrackBack(0) | 「Kamen Rider Dragon Knight」情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月15日

海外でのヴィジュアル系バンドのセールスの障害となっている、ファンによる楽曲の違法アップ/ダウンロード


海外でも評価されていると伝えられる、日本のポッ
プ・カルチャーというと、当ブログの主な調査対象
であるマンガ・アニメに加えて、音楽のJ-POPや
J-ROCK、さらにその中のジャンルである、「ヴィ
ジュアル系」とカテゴライズされるバンドが、注目
されることが多いですよね。
海外のコンベンションなどにゲスト参加して、盛況
だったりする様子が、一般メディアでも時折伝えら
れていると思います。


参考・
J-CASTニュース 2008年6月15日付け記事
「日本のヴィジュアル系バンド 『カワイイ』と海外で
大人気」


日経トレンディネット 2008年11月19日付け記事
「『海外に進出する気なんてなかった……』 ビジュ
アル系バンド『アンティック-珈琲店-』が 欧州で大
人気の理由」



ところが実際のところは、海外での「Visual-Kei」
ことヴィジュアル系バンドは、J-POPの中で、むしろ
売れてない方だという事実を知って驚きました。
いえ、人気・ファンの数自体はスゴイようなんですけ
ど、バンドにとって肝心の収入につながる、楽曲のセ
ールスが、あまり上手くいっていないそうなんです。


そういう実態を伝えてくれているのが、海外向けの
邦楽オンライン販売サイトHearJapanのニュースペ
ージに、1月9日付けで掲載された、HearJapanの
社長である、Nathan Reaven氏からの長文コメント、

"A Message To Visual Kei Fans"

なんですね。
(via Icarus Publishing 1月12日付け記事)
実際HearJapanでは、ヴィジュアル系バンドの楽曲
のセールスは、他のジャンルの5分の1ほどに過ぎ
ない、とのことです。オンライン販売だけではなく、
輸出CDのデータでも、ヴィジュアル系バンドの数字
は低いとか。
ネット上の海外コミュニティで確認出来る、ヴィジュ
アル系バンドのファンの数は相当なものなのに、どう
して楽曲のセールスが不調なのかというと、他ならぬ
そのファン達による、楽曲の違法アップロード・ダウン
ロードが原因だと説明するのが、このNathan Reaven
氏のコメントの主旨なのです。


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Nathan Reaven氏が、状況を説明するサンプルとし
て紹介しているのが、HearJapanで2009年1月1日に
デビュー・シングル「終わりの始まり」を独占販売開始し
た、XodiacK(ゾディアック MySpace)というヴィジュア
ル系バンドです。
日本と合わせて、海外での展開を視野に入れていた
彼らは、 Reaven氏に協力を求めて、1stデモになる
「Kuroi Taiyou」を、 HearJapanで11月に無料公開
します。
反応は、HearJapanだけでも500回以上のダウンロー
ドを記録する好調なもので、XodiacKの話題が、海外
のヴィジュアル系ファンの間であっという間に広まって
いくのが確認出来ました。「次の曲が待てない」という
感じで。
それを受けて、XodiacKは、1万ドル以上の予算を
つぎ込んで、3曲入りのデビュー・シングル「終わりの
始まり」を制作します。ダウンロード価格は定価450円
を428円、ドルで4.98ドルでした。


そして、発売日の2009年1月1日をむかえます。
最初の数時間で「両手で数えられる程度」、その後
に2つほど、ということですから、恐らくは10回前後だ
けダウンロードされたところで、売れは止まってしまい
ました。
なのにネット上の掲示板やブログを調べてみると、そ
の時点で100人以上の人が既に楽曲を聞いて、絶賛
しているコメントが次々に投稿されていたんですね。
XodiacKが関心を持たれていないわけではなかった
し、知名度がないわけでもなかった、楽曲の出来が悪
いわけでもなかったことが、それらの反応からわかり
ます。
ただ、ほとんどの人が、お金を払って聞いてはくれな
かっただけでした。
中には、「買って聞いた」と主張する人もいたそうです
が、それらの人の数を合計すると、実際に売れた数を
上回るという、失笑するしかないオチまでついていたと
のことです。


注目がありつつも、シングルが売れなかった理由は明
白で、最初に買った誰かが、すぐにネット上にアップロ
ードして、他の人達はみんなそれをダウンロードしてし
まっているんですね。
バンドが投資したお金と労力が、利益という形で報わ
れるチャンスは、わずか数時間で霧消してしまったわ
けです。
少なくとも、9つのサイトで違法アップロードが確認され
て、当然のことながら削除を要請しても、またすぐに別
の場所でアップロードされるという、イタチゴッコの状況
だったみたいですね。
利益がほとんど返ってこなかったわけですから、結果
としてバンドが被った金銭的損失も、相当に大きかっ
たと想像出来ます。


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同じような状況は、どのヴィジュアル系バンドでも起き
ているそうです。
Reaven氏は、たくさんの日本のヴィジュアル系バンド
のメンバーや、レーベル関係者、プロモーターと話をす
る機会があったそうですが、誰もが口を揃えて言うのが、
「自分が関わったバンドを海外で成功させようと努力は
したが、誰も楽曲にお金を払おうとはせず、大損しただ
けだった」というコメントでした。
確かに、海外のコンベンションでは、よくバンドがゲスト
としてパフォーマンスしますが、それは運営側が渡航費
や宿泊費を負担してくれるから、なんですね。


どうして、ヴィジュアル系にだけ、海外のファン(と呼
べるのかどうかわかりませんが)がお金を出そうとは
しないかというと、その人気ゆえに、すぐアップロード
してしまう人が多い、どこで落とせるかという情報が
すぐに広まってしまうことがあるとは思います。
同じ話題を語った、JAPANATOR1月9日付け記事
は、「ヴィジュアル系のファンが気にするのはメンバー
のルックスだけで、曲はオマケみたいなもの」だから、
違法ダウンロードにも罪悪感がないのでは、というこ
とが述べられてもいます。


この、「人気はあるのに、違法ダウンロードばかり盛ん
で、正規の売上げに結びつかない」というのは、当ブロ
グの専門であるアニメと同じですよね。
1月8日から、アメリカのアニメ動画共有サイトのCrunchyroll
が、日本での放送1時間後に、英語字幕付き「NARUTO-
疾風伝-」の有料配信を開始しましたが、あっという間に、
動画投稿サイト、動画違法配信サイトに、そのエピソー
ドがそのままアップされてしまっています。
こちらは月額契約の前払いですが、こういう状況が続け
ば、お金を払って見ようとする人がい続けるかどうかは
疑問でしょう。


結局、海外でのネット・コミュニティやフォーラムで、
意見投稿がどんなに盛り上がっていても、それが正規
な手段で購入・視聴されているもの経由でなければ、
まったく意味がないということですね。
これで向こうのフォーラムの書き込みから、「XodiacK
は海外で大人気」と翻訳して伝えられても、バンドとし
ては嬉しくもないでしょうし。
「正規の手段で購入して、自分の好きなバンドをサポ
ートしよう」という認識が根付く前に、多くのバンドが消
えてしまいそうです。
それともうひとつ、今回の件で学んだのは、メディア・リ
テラシーからの観点です。
一般メディアが目立つ部分だけ取上げて伝える、「海外
でのヴィジュアル系バンドの人気」も、実態は全然異な
るということで、日本人にとって気持ちよく響くイメージと
いうか、雰囲気だけに惑わされてはいけないと、あらた
めて思いました。


posted by mikikazu at 09:03 | TrackBack(0) | 海外情報(その他) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月14日

「Yes!プリキュア5GoGo!」のぞみ×うらら新作SS、出来ました。

えっと、ではお年玉代わりということで(遅過ぎじ
ゃないといいですけど)、「Yes!プリキュア5GoGo!」
から、のぞみさん×うららさんの新作SSをひとつ
贈りますね。
もちろん、うららさんルート分岐以降のお話で、
りんさんとのお話とはまた別の、夢原のぞみさん
ということでよろしくです。
これで「のぞみさんには、りんさんとうららさん
二人とも幸せにして欲しい」というリクエストに
お応え出来たでしょうか……。
アニメ本編は第45話まで見ていて、特に批評的
コメントはないのですけれど、残り時間を考えると、
これが最後のSSになるかもです。
なにかアイディアが「降りて」くれば別ですけど、
自分ではわからないことですし……。
そちらのくるみさんとかれんさんの会話も、やはり
微笑ましくて好きです。残りのお話の感想寸劇も、
楽しみにしていますね。


あ、アニメ版「戦場のヴァルキュリア」(公式サイト)、
ゲームは未プレイなので、どんなお話なのかは全
然わかりませんが、こちらでも放送はあるので、
チェックしてみますね。


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SS「The Sweet Afternoon」を読む

2009年01月13日

ドイツのマンガ売り上げランキング・CARLSEN COMICSとTOKYOPOPドイツ編(2008年12月期)


というわけで恒例ですが、10〜11月期に引き続き、
ドイツのマンガ出版社2社、CARLSEN COMICS
TOKYOPOPドイツにおける、マンガ売り上げランキ
ングの2008年12月期データです。
これらも、向こうのホリデイ・シーズンでの売れ筋を
反映しているでしょうか。


まずはCARLSENから、各巻別月間ランキングと、
2008年全体でのランキングになります。
ソースは、CARLSEN MANGA公式フォーラム内スレ
ッドの、"CARLSEN MANGA!-Bestseller"です。

各巻月間ランキング

1.「NARUTO」第33巻
2.「ONE PIECE」第48巻
3.「ヴァンパイア騎士」第5巻
4.「DAISUKI」(雑誌 2008年12月号)
5.「かりん」第7巻
6.「純情ロマンチカ」第8巻
7.「ふたりエッチ」第37巻
8.「そばにおいてね。」
9.「学園ヘヴン」第2巻
10.「花ざかりの君たちへ」第19巻
11.「銃夢――Last Order」第11巻
12.「ルードヴィッヒ革命」第4巻
13.小説「その指だけが知っている」
14.「ÉTOILE -三銃士星羅-」
15.「ハーレムビートは夜明けまで」第3巻
16.「男が男を愛する時」第8巻
17.「恋愛キューピィ」
18.「会長はメイド様!」第1巻
19.「シャーマンキング」第29巻
20.「悩殺ジャンキー」第10巻
21.「桜蘭高校ホスト部」第12巻
22.「NARUTO 秘伝・兵の書」
23.「ハンター×ハンター」第21巻
24.「WANTED」(樋野まつり)
25.「裏切りは僕の名前を知っている」第2巻


2008年度ランキング

1.「NARUTO」
2.「ONE PIECE」
3.「ヴァンパイア騎士」
4.雑誌「DAISUKI」
5.小説「NARUTO」
6.「純情ロマンチカ」
7.「かりん」
8.「WANTED」(樋野まつり)
9.「ふたりエッチ」
10.「ルードヴィッヒ革命」
11.「裏切りは僕の名前を知っている」
12.「LOVE MODE」
13.「新世紀エヴァンゲリオン」
14.「フルーツバスケット」
15.小説「今日からマ王!」
16.「ブラッドハウンド・スペシャル」(Chibi-Manga)
17.小説「その指だけが知っている」
18.「CROWN」
19.「凛!」
20.「S・A〜スペシャル・エー」
21.「Black Cat」
22.「悩殺ジャンキー」
23.「Personal Paradise - Miss Misery」
  (Melanie Schober)
24.「シャーマンキング」
25.「ラブ・ハスラー」


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続いて、TOKYOPOPドイツの公式フォーラム内スレッド
で報告されている、毎週の売り上げTOP20ランキング
から、2008年度最終週の第52週のみで。


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2008年第52週

1.「ファインダーの標的」第3巻
2.「Vampire Kisses」第2巻
3.「ラブ・ベリッシュ!」第3巻
4.「Bleach」第31巻
5.「誘惑の晩餐」
6.「紳士同盟†」10巻セット
7.「地獄少女」第3巻
8.「Tränen eines Engels」(Olga Rogalski)
9.「青空ポップ」
10.「紳士同盟†」第10巻
11.「蜜×蜜ドロップス」第8巻
12.「Freche Mädchen - freche Manga」第2巻
13.「Gothic Sports」第4巻(Anike Hage)
14.「Vampire Kisses」第1巻
15.「ゾンピパウダー」第4巻
16.「ロッキン★ヘブン」第6巻
17.「DEATH NOTE」第1巻
18.「永田町ストロベリィ」第2巻
19.「ダーリンは生モノにつき」第3巻
20.「WarCraft: Legends」第2巻


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という感じです。
既に伝えられている通り、TOKYOPOPドイツからは、
講談社作品が引き上げられるのですが、

アニメ!アニメ! 2009年1月5日付け記事
「講談社 Tokyopopドイツのライセンス契約打ち切りへ」

どういう出版形態に移るにせよ、そちらの売り上げ
情報もわかるようにして欲しいなあと、調べる側とし
しては、勝手に(笑)思います。

posted by mikikazu at 11:47 | TrackBack(0) | 海外情報(ドイツ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月12日

作業中です

今日は、おそらく最後になるだろう、 「Yes!プリ
キュア5GoGo!」のSSを推敲中ということで。
組み合わせはのぞみさんとうららさんですね。
数日中にはUPしたいところです。

2009年01月11日

北米MANGAサイト・ブログでの、2008年度MANGAベストリスト――PART2


まず先に。
北米でのマンガセールスの多くを占めているという
大手一般書店チェーンの、ホリデイ・シーズンの成
績ですが、Barnes & Nobleの11〜12月期は昨年
比5.2%ダウン、その内オンラインが11%のダウン。

ICv2 1月9日付け記事
"Barnes & Noble's Holiday Sales Drop"

Books-A-Millionが1月3日までの9週間の成績で、
昨年比2.5%ダウン、とのことですね。

RTTNews 1月8日付け記事
"Books-A-Million Holiday Sales fall 2.5%"

結果、北米の大手一般書店チェーン間で、このホリデ
イシーズンの成績の、最も落ち込みの大きかったのが、
Bordersの昨年比マイナス11.7%になりますね。
ティーン向けの本の売上げはよかったという話もあり
ますが、さてマンガについてはどうなってるでしょう。


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というわけでPART1に引き続きの、北米のサイト・
ブログで発表されている、2008年度マンガのベスト
リストPART2です。
これだけ調べるの、ホントに1年で1回でいい、という
感じですけど(笑)。


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Comic Book Resources
"Best Manga of 2008 ― Readers’ Choice!"

(ネット投票結果)

TOP THREE NEW MANGA OF 2008
1.「ブラック・ジャック」 (Vertical)
2.「高校デビュー」(VIZ Media)
3.「リアル」(VIZ Media)

TOP THREE CONTUINING MANGA OF 2008
1.「NANA」(VIZ Media)
2.「xxxholic」 (Del Rey)
3.「黒鷺死体宅配便」 (Dark Horse)


Precocious Curmudgeon
(by David Welsh)

2008 series debuts
「ブラック・ジャック」 (Vertical)
「どろろ」 (Vertical)
「FAIRY TAIL」 (Del Rey)
「高校デビュー」 (VIZ Media)
「ハチミツとクローバー」 (VIZ Media)
「リアル」 (VIZ Media)
「砂時計」 (VIZ Media)
「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜」 (Yen Press)
「究極ヴィーナス」 (Go! Comi)
「僕と彼女の×××」 (TOKYOPOP)

2008 continuing series
「放課後保健室」 (Go! Comi)
「Empowered」 (Adam Warren,Dark Horse)
「フルーツバスケット」 (TOKYOPOP)
「ゴン」 (CMX)
「ヒカルの碁」 (VIZ Media)
「キッチンのお姫さま」 (Del Rey)
「黒鷺死体宅配便」 (Dark Horse)
「蟲師」 (Del Rey)
「NANA」 (VIZ Medaia)
「サプリ」 (TOKYOPOP)

2008 series conclusions
「猫目小僧」 (VIZ Media)
「どろろ」 (Vertical)
「ドラゴンヘッド」 (TOKYOPOP)
「漂流教室」 (VIZ Media)
「エマ」 (CMX)
「ES: Eternal Sabbath」 (Del Rey)
「Forest of the Gray City」 (Uhm JungHyun,Yen Press)
「げんしけん」 (Del Rey)
「MONSTER」 (VIZ Media)
「TRAIN+TRAIN」 (Go! Comi)


Comics-and-More: Best Manga of 2008
(by Dave Ferraro)

1.「NANA」 (VIZ Medaia)
2.「砂時計」 (VIZ Media)
3.「猫目小僧」 (VIZ Media)
4.「ソラニン」(VIZ Meida)
5.「ブラック・ジャック」 (Vertical)
6.「Bat-Manga! The Secret History of Batman in Japan」
  (Chip Kidd Geoff Spear & Saul Ferris,Pantheon)
7.「赤色エレジー」(Drawn & Quarterly)
8.「シャーリー」 (CMX)
9.「俺と悪魔のブルーズ」 (Del Rey)
10.「MONSTER」 (VIZ Media)


The Anime Almanac
"2008 in Review and Predictions for 2009"

(by Scott VonSchilling)

Top New Manga Releases of 2008
1.マンガ雑誌「Yen Plus」 (Yen Press)
2.「ふたりエッチ」 (TOKYOPOP)
3.「ひだまりスケッチ」 (Yen Press)
4.「メイド☆マシンガン(小説)」 (ありや Del Rey)
5.「ソラニン」(VIZ Meida)
6.「涼宮ハルヒの憂鬱」 (Yen Press)
7.「Maka-Maka」 (Media Blasters)
8.「時をかける少女」 (CMX)
9.「俺と悪魔のブルーズ」 (Del Rey)
10.「逆転裁判」 (Del Rey) 


About.com:Manga
(by Deb Aoki)

2008 Best New Manga

Best New Manga
「リアル」 (VIZ Media)
Best New Shonen Manga
「FAIRY TAIL」 (Del Rey)
Best New Shojo Manga
「高校デビュー」(VIZ Media)
Best New Seinen (Men's) Manga
「Black Lagoon」 (VIZ Media)
「GANTZ」 (Dark Horse)
Best New Josei Manga
「ハチミツとクローバー」 (VIZ Media)
Best New All Ages Manga
「Cowa!」 (VIZ Media)
Best New Original English Language Manga
「Yokaiden」 (Nina Matsumoto,Del Rey)
Best New Edition of Classic Manga
「Bat-Manga! The Secret History of Batman in Japan」
  (Chip Kidd Geoff Spear & Saul Ferris,Pantheon)
Best New One-Shot Manga
「ソラニン」(VIZ Meida)
「失踪日記」(Fanfare/Ponent Mon)
Best Re-issue of Previously Released Material
「ブラック・ジャック」 (Vertical)
Best Boys Love / Yaoi Manga
「Seduce Me After the Show」 (Aurora/Deux)
Best Quirky / Artsy Manga
「赤色エレジー」(Drawn & Quarterly)
Best Underappreciated Gem
「俺と悪魔のブルーズ」 (Del Rey)
「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜」 (Yen Press)

2008 Best Manga List - Continuing Series

Best Continuing Manga
「MONSTER」 (VIZ Media)
Best Continuing Shonen Manga
「アイシールド21」 (VIZ Media)
Best Continuing Shojo Manga
「スキップ・ビート!」 (VIZ Media)
Best Continuing Seinen Manga
「黒鷺死体宅配便」 (Dark Horse)
Best Continuing All Ages Manga
「ヒカルの碁」 (VIZ Media)
Best Continuing Josei Manga
「NANA」 (VIZ Medaia)
Best Continuing Original English Manga
「Vampire Kisses: Blood Relatives」
(Ellen Schrieber,TOKYOPOP)
Best Continuing Classic Manga
「SWAN(スワン)白鳥」 (CMX)
「漂流教室」 (VIZ Media)
Best Reissues of Previously Released Manga
「寄生獣」 (Del Rey)
Best Manga Magazine
「Yen Plus」 (Yen Press)
Underappreciated Gem in Continuing Manga
「のだめカンタービレ」 (Del Rey)
「結界師」 (VIZ Media)
Best Book About Manga
「One Thousand Years of Manga」
(Brigitte Koyama-Richard,Flammarion)
Worst So-Called Excuse for Manga
「The Manga Bible」 (Siku,Doubleday)
Dear God Make It Stop Manga
「Princess Ai」
(D. J. Milky, Christine Boylan,Misaho Kujiradou
and various, TOKYOPOP)


Okazu
(by Erica Friedman)

Top Ten Yuri Manga of 2008

English Manga
1.「Maka-Maka」 (Media Blasters)
2.「はやて×ブレード」 (Seven Seas)
3.「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」 (Seven Seas)
4.「教艦ASTRO」 (Yen Press)
5.「Strawberry Panic!」 (Seven Seas)


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という感じです。
PART1と合わせて、かなり重なる作品がありますか
ら、昨年の北米マンガ批評界でのトレンドみたいなも
のが見えてくると思います。
売れ筋ナンバーワンの「NARUTO」を誰も選んでいな
い一方で、少年アクション系として近い「FAIRY TAIL」
が、2008年の新作として注目されているのが興味深
いです。後はセールスがどこまで伸びるか、ですね。


多くの人が選んでいる名作というと、やはり手塚治虫
氏の「ブラック・ジャック」になるでしょう。
当然といえば当然、と言えるのが、手塚作品で育った
身としては嬉しい限りです。
レビューでの好評が後押ししたのか、セールス的にも
よかった筈です。例えば、Graphic Novel Reporter
が掲載している、ミズーリ州セントルイスのコミックストア
Star Clipperでの、2008年11月15〜22日週のベス
トセラー・ランキング
でも、「ブラック・ジャック」第2巻が
堂々の1位、第1巻も8位に入っていて驚きました。
このお店だけでなく、他のオンラインストアなどでも、
度々上位で見かけましたし。
出版元のVerticalは、興味深い本を翻訳出版し続けて
くれているものの、セールスについてはあまり芳しくな
い話の方が伝わってきていましたから、この「ブラック・
ジャック」のヒットは喜ばしいですね。
続けて、手塚氏の名作をどんどん出版して欲しいです。


posted by mikikazu at 09:19 | TrackBack(0) | 海外情報(北米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月09日

北米MANGAサイト・ブログでの、2008年度MANGAベストリスト――PART1


まず先に。
今日1月9日付けの英字日刊紙The Japan Times
では、最終面をまるまる使って(広告あり)、 中川翔
子さんの特集記事が掲載されていました。

The Japan Times 1月9日付け記事
"Otaku star Shokotan offers a little fan service"

記事を書いたのはもちろん、The Japan Timesに
時折寄稿している、雑誌OTAKU USA(公式サイト)
編集長のパトリック・マシアスさん。相変らずいい仕事
してます。
これ、事前に告知してあったら、今日のThe Japan
Timesはかなり売れたんじゃないでしょうか。
The Japan Timesは、頻繁にオタク系の好意的な
記事を取上げますけど、それだけの反響もあるんでし
ょうね。


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えっとそれから、1月4日付け記事で紹介した、About.
comのマンガ・コーナー
担当のDeb Aokiさんには、
紹介した旨を連絡してあったんですが、昨日丁寧な
返信をいただきました。
記事を紹介させていただいた相手には、出来る範囲
で連絡するようにはしているのですが、こうやって返
信をいただけると、一方通行ではないとわかって嬉し
いものです。交流のきっかけにもなるでしょうし。
直接の了解をいただけたので、今後も興味深い記事
があれば、うちで紹介していきますね。
さし当たっては現在フォーラムで進行中の、2008年度
のベストShonenSeinenJosei部門の投票結果が、
きっとうちの日本の閲覧者の方々にも、興味深いもの
になるでしょう、とのことなので、結果が出れば(締め切
りは1月25日)、またお伝えします。


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さて今日の本題は、昨年に引き続き、そのAokiさんに
よる選出も含む予定の、北米のサイト・ブログで発表
されている、2008年度マンガのベストリストのご紹介
です。
これは売上げではなく、それぞれの評者の個人的評
価に基づく批評的ランキングですね。対象はもちろん、
北米で正規に出版されている作品のみになります。
批評家筋には、どんなマンガが受けたんでしょうか。
数が多いので、2日に分けて掲載しますね。


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Publishers Weekly
(by Kai-Ming Cha)

Top 10 Manga for 2008
1.「スラムダンク」(VIZ Meida)
2.「僕等がいた」(VIZ Meida)
3.「赤色エレジー」(Drawn & Quarterly)
4.「FAIRY TAIL」(Del Rey)
5.「ソラニン」(VIZ Meida)
6.「GANTZ」(Dark Horse)
7.「Two Will Come」(Kyungok Kang,Netcomics)
8.「失踪日記」(Fanfare/Ponent Mon)
9.「特公」(TOKYOPOP)
10.「凍土の旅人」 (Fanfare/Ponent Mon)


Manga Recon
"Our Favorite Manga of 2008"

(by:Katherine Dacey, Sam Kusek, Michelle Smith,
Ken Haley and Erin Finnegan)

Best New Series
「どろろ」(Vertical)
「FAIRY TAIL」(Del Rey)
「妄想少女オタク系」 (Media Blasters)
「Gun Blaze West」 (VIZ Media)
「高校デビュー」(VIZ Media)
「リアル」(VIZ Media)

Best Continuing Series
「無限の住人」 (Dark Horse)
「アイシールド21」(VIZ Meida)
「Goong: The Royal Palace」(So-hee Park,Yen Press)
「NANA」(VIZ Media)
「焼きたて!!ジャぱん」 (VIZ Media)

Best Re-Release
「ブラック・ジャック」 (Vertical)
「1ポンドの福音」(VIZ Media)

Best One-Shot/Anthology
「失踪日記」 (Fanfare/Ponent Mon)
「Seduce Me After the Show」 (Aurora/Deux)
「シャーリー」 (CMX)

Best Yaoi
「ぼくはこのまま帰らない」 (Aurora/Deux)
「Seduce Me After the Show」 (Aurora/Deux)

Best OEL/World Manga
「Yokaiden」 (Nina Matsumoto,Del Rey)

Best Manhwa:
「Very! Very! Sweet」 (JiSang Shin and Geo,Yen Press)

Best Manga You Thought You’d Hate
(気に入らないと思っていたのに、読んでみたら
面白かった作品)
「Black Cat」 (VIZ Media)
「はやて×ブレード」 (Seven Seas)
「カミサマ進化論」 (Aurora/Deux)
「シルバー ダイヤモンド」 (TOKYOPOP)

Best Guilty Pleasure
「B.O.D.Y.」 (VIZ Media)
「One Thousand and One Nights」
 (Han SeungHee&Jin-seok Jeon,Yen Press)
「ブルードラゴン ラルΩグラド」(VIZ Media)
「シバといっしょ。」 (Aurora/Deux)
「遊戯王GX」(VIZ Media)

Biggest Disappointment
「Bat-Manga: The Secret History of Batman
 in Japan」 (Pantheon Books)
「ロザリオとバンパイア」 (VIZ Media)
「教艦ASTRO」 (Yen Press)
「アラクレ」 (VIZ Media)

Worst Manga
「爆裂天使」 (TOKYOPOP)
「コードギアス 反逆のルルーシュ」 (BANDAI)
「ストロベリーちゃんの華麗な生活」 (Media Blasters)
「3人で愛しあいましょ?」 (Go! Comi)


~生まれた町で夢見てきた...~
(by Kethylia Duuk'Tarquith)

Kethylia's Top Ten Eleven Manga (in the U.S.)
for 2008:

「アキハバラ@DEEP」 (Media Blasters)
「ブラック・ジャック」 (Vertical)
「失踪日記」 (Fanfare/Ponent Mon)
「俺は悪くない」 (DMP)
「地平球EX(エクスチェンジ)」 (CMX)
「未来の恋人たち」 (Aurora Press)
「GOOD-BYE」(辰巳ヨシヒロ Drawn & Quarterly)
「獣王星」 (TOKYOPOP)
「砂時計」 (VIZ Media)
「架カル空ノ音」 (Go! Comi)
「ソウルイーター」 (Yen Press)


posted by mikikazu at 14:34 | TrackBack(0) | 海外情報(北米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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