2008年12月11日

ドイツのマンガ売り上げランキング・CARLSEN COMICSとTOKYOPOPドイツ編(2008年10&11月期)

先にハッピーさんに私信です。
くるかれ小説「Two in the Bed」へのご感想、ありがとう
ございました。「GoGo!」本編がやってくれないので、勝手
に二次で補完してる感じなんですけど(笑)。
一応、かれんさんとくるみさんのお話については、1作目
「Two in the Room」、2作目「Tea in the Room」から
続く連作になっていますので、未読でしたら、そちらもよろ
しくです。また何か書くかどうかは、視聴が遅れている本編
次第……ですね。


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さて本題。
恒例ですが、9月期に引き続き、ドイツのマンガ出版
社2社、CARLSEN COMICSTOKYOPOPドイツ
における、マンガ売り上げランキングの2008年10&
11月期データです。
うかうかしているうちに、2ヵ月分のデータになっちゃ
いましたけど(汗)。


まずはCARLSENから。
ソースは、CARLSEN MANGA公式フォーラム内
スレッドの、"CARLSEN MANGA!-Bestseller"
になります。


2008年10月期

1.「NARUTO」第32巻
2.「DAISUKI」(雑誌 2008年10月号)
3.「花ざかりの君たちへ」第18巻
4.「片手に拳銃 心に花束を」
5.「ヴァンパイア騎士」第4巻
6.「Black Cat」第20巻
7.「タクミくんシリーズ」第7巻
8.「ブラッドハウンド・スペシャル」(Chibi-Manga)
9.「悩殺ジャンキー」第9巻
10.「裏切りは僕の名前を知っている」第2巻
11.「WANTED」(樋野まつり)
12.「ロイヤル・セブンティーン」第3巻
13.「ハーレムビートは夜明けまで」第2巻
14.「CROWN」第4巻
15.小説「今日からマ王!」第3巻
16.「.hack//G.U.+ 」第3巻
17.「Blood+」第2巻
18.「ふたりエッチ」第36巻
19.「かりん」第6巻
20.「ONE PIECE」第47巻
21.「NARUTO 秘伝・兵の書」
22.「シャーマンキング」第28巻
23.「ドラゴンボールZ Die Saiyajin」第4巻
24.「SILVER DIAMOND」第8巻
25.「ARTY SQUARE」


2008年11月期

1.「NARUTO」第33巻
2.「ONE PIECE」第48巻
3.「DAISUKI」(雑誌 2008年11月号)
4.「純情ロマンチカ」第8巻
5.「裏切りは僕の名前を知っている」第2巻
6.「CROWN」第4巻
7.「シャーマンキング」第28巻
8.「ふたりエッチ」第37巻
9.「かりん」第7巻
10.「S・A〜スペシャルエ・ー〜」第5巻
11.「花ざかりの君たちへ」第19巻
12.「そばにおいてね。」
13.「ARTY SQUARE」
14.「Personal Paradise - Miss Misery」
  (Melanie Schober)
15.「SILVER DIAMOND」第8巻
16.「遊戯王」第37巻
17.「ヴァンパイア騎士」第4巻
18.「男が男を愛する時」第8巻
19.「スキップ・ビート!」第12巻
20.「銃夢――Last Order」第11巻
21.小説「その指だけが知っている」
22.「ブラッドハウンド・スペシャル」(Chibi-Manga)
23.「WANTED」(樋野まつり)
24.「E's」第3巻
25.「NARUTO 秘伝・兵の書」


という結果ですね。
やはり毎回指摘しなくてはいけないのは「NARUTO」
の強さで、データのある今年6月期から、ずっと毎月
トップの座から下りません。ジャンプ系では、それを
「ONE PIECE」と「シャーマンキング」が追う、という
感じですね。


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続いて、TOKYOPOPドイツの公式フォーラム内スレッド
で報告されている、毎週の売り上げTOP20ランキング
から、動きのある新刊発売週のみで。


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2008年第43週

1.「ファインダーの標的」第2巻
2.「ロッキン★ヘブン」第6巻
3.「ラブ・ベリッシュ!」第2巻
4.「Bleach」第29巻
5.「外科医は指先で挑発する」
6.「ブルードラゴン ラルωグラド」第4巻
7.「聖ドラゴンガール みらくる」第5巻
8.「アツイヒビ」
9.「地獄少女」第2巻
10.「To LOVEる」第2巻
11.「DEATH NOTE: L Change the WorLd」
12.「蜜×蜜ドロップス」第7巻
13.「ファインダーの標的」第1巻
14.「科学室へどうぞ」第1巻
15.「ダーリンは生モノにつき」第2巻
16.「ラブ・ベリッシュ!」第1巻
17.「ZOMBIEPOWDER」第3巻
18.「永田町ストロベリィ」第1巻
19.「Bone」第7巻
20.「紳士同盟†」第9巻


2008年第48週

1.「紳士同盟†」10巻セット
2.「蜜×蜜ドロップス」第8巻
3.「紳士同盟†」第10巻
4.「Tränen eines Engels」
 (Olga Rogalski作によるドイツ製やおいマンガ)
5.「科学室へどうぞ」第2巻
6.「Bleach」第30巻
7.「永田町ストロベリィ」第2巻
8.「愛してるぜベイべ」第2巻
9.「クレイモア」第3巻
10.「ファインダーの標的」第2巻
11.「ロッキン★ヘブン」第6巻
12.「バトルロワイヤル」第1巻
13.「スクールランブル」第17巻
14.「紳士同盟†」第9巻
15.「テニスの王子様」第25巻
16.「Bleach」第29巻
17.「永田町ストロベリィ」第1巻
18.「DEATH NOTE」第3巻
19.「DEATH NOTE」第2巻
20.「蜜×蜜ドロップス」第7巻


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という感じです。
「DEATH NOTE」が刊行終了した、こちらでのジャンプ
作品売れ筋は、「Bleach」「To LOVEる」「クレイモア」
になるようですね。
やおい作品は相変わらず強いですが、ドイツ人作家Olga
Rogalskiさんによる「Tränen eines Engels」が売れて
いる様子なのは、ドイツ国内でもやおいマンガ作家がプ
ロとして通用するレベルで育ちつつある、ということかも
しれません。それを証明するためには、さらなるドイツ人
やおいマンガ家さんの登場が必要でしょうけど。
昨日紹介したスペインの、J-POPに影響を受けたバンド
と同じく、日本のポップカルチャーが世界のあちこちで、
ただ作品を消費するファンに対してだけではなく、クリ
エイターに対しても刺激を与えている様子なのは、とて
も建設的で、未来につながっていくものだと思います。




posted by mikikazu at 12:54 | TrackBack(0) | 海外情報(ドイツ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月10日

スペイン・バルセロナでアニメファンのためのクリスマス・イベント「OTAKHRISTMAS(オタクリスマス)」開催


もちろん海外情報も。
お馴染みスペイン発のマンガ・アニメ情報サイトRamen
Para Dos
12月9日付け記事で伝えてくれたので
知ったのが、2009年1月3日にバルセロナで開催さ
れる予定のイベント「Otakhristmas」(公式サイト)です。
これはもう、名前そのままに、スペインのオタクのみん
なでクリスマスを楽しもう、というイベントですね。
向こうはお正月がないから、1月3日でも、まだクリスマ
スの雰囲気が残っているんでしょうか。
運営者にLa asociación juvenil Brigada S.O.S.
――訳すと「SOS青年団」?(公式ブログ)という団体の
名前がありますが、あくまでバルセロナのアニメファン
有志によるアマチュア団体で、向こうで「ハルヒ」をリリ
ースしている(らしいんですけど)会社が公式に関わって
いる、という話ではないようです。


予定されている企画は定番の、コスプレ大会(もちろん
クリスマスをテーマにしたものにも賞が)、カラオケ大会、
ビデオゲーム大会、日本文化のワークショップ、マンガ
をテーマにしたパネル・ディスカッション、コンサートとい
ったものですね。
ともかく、「オタク」という言葉にネガティブな響きを感じ
ない国だからこそのネーミングだとは思います。
これが日本で、「オタクのみんな! オタクだけのイベ
ント『オタクリスマス』で盛り上がろう!」って言われたら、
かなり微妙でしょうし。日本でも、自虐的に使う以外は、
たぶん特に定着していない表現ですよね。
もちろん、スペインのアニメファンのみんなが、そうやっ
て胸を張って名乗ること自体には、まったく問題はない
と思います。


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このイベントで興味深いと思ったのは、17時から21時ま
で開催されるコンサートに参加しているバンドが、J-POP
に影響を受けたと公言している、スペインの人達だとい
うことですね。
プロフィールと合わせて並べてみると、

Withe Noise
 アニメ「NANA」で扱われたスタイルやテーマを含む、
 J-ROCK-POPに様々な影響を受ける。

Jikan Gai(MySpace)
 ネーミングは日本語「時間外」から。ヴィジュアル系エロ
 グロスタイル。マリリン・マンソン、Dir en Gray、 MUCC
 (ムック)、アリス九號からの影響。

Silent Orchestra(公式サイト)
 J-Rockとヴィジュアル系から影響。

Sexy Mafia(公式サイト)
 モーニング娘。とパラパラに影響を受けた、コスプレパフ
 ォーマンス・グループ。

Thais(公式サイト)
 J-POPに影響を受けたソロ・シンガー。


といった面々が参加するようです。音を聞いてみたいと
思うんですが、なんだかどこも無茶苦茶重いので、時間
をあらためてまた。
日本のインディーズのヴィジュアル系バンドが、海外で
好評だという話はよく聞きますけど、既にそれを受けて、
影響を受けたバンドも、海外でどんどん誕生しているわ
けですね。いずれは、日本に逆上陸してきたりするでし
ょうか。


posted by mikikazu at 12:21 | TrackBack(0) | 海外情報(スペイン) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「Yes!プリキュア5GoGo!」第36&37話、見ました。

そんなこんなで、「Yes!プリキュア5GoGo!」(公式サイト)
は、引き続き第36話「危ない!ファイブDEチャンス!(前編)」
と第37話「同(後編)」を見てみました。
で、久々に良い内容だったので、感化されてついついSSなん
かをまたぞろ書いてみました。
かれんさん×くるみさんで、本編終了後、かれんさん邸に
くるみさんがお泊りするという、いつもの(笑)パターンです。
進歩がないです。
まあ、いわゆる甘々で百合百合な雰囲気なので、ダメな方は
ご遠慮くださいです。


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SS「Two in the Bed」を読む

2008年12月09日

イタリアで今も再放送されている、日本の70〜80年代アニメリスト


もちろんイタリアでは、「NARUTO-疾風伝」「ONE
PIECE」「DEATH NOTE」「フルメタル・パニック!
The Second Raid」「隠の王」「おねがいマイメロデ
ィ」といった、最近のテレビアニメも放送されているん
ですが、それとは別に、繰り返し衛星局や地方局で
再放送され続けている、70〜80年代の旧作もたくさ
んあるようです。
――ということの詳細がわかるのが、Animeclick 
12月4日付け記事
経由で知った、Cartoni80.itとい
うサイトさんです。
こちらでは、日本のアニメを含む、70〜80年代に製
作された、テレビアニメーション・カートゥーンの、イタ
リア国内における現在での放送状況を伝えてくれて
います。
また、どういう作品が、いつ、どういうイタリア題で放
送されたかというデータベースも揃っていて、研究者
にはありがたいと思います。


ちなみにウェブ投票のコーナーでは、「お気に入りの
魔女っ子アニメは?」というお題もあって(No.10)、

1.「魔法の天使クリィミーマミ」 (84) 42.86%
2.「魔女っ子メグちゃん」 (40) 20.41%
3.「魔法のスターマジカルエミ」 (21) 10.71%
4.「花の子ルンルン」 (14) 7.14%
5.「魔法の妖精ペルシャ」 (9) 4.59%
6.「魔法使いチャッピー」 (8) 4.08%
6.「魔法のアイドルパステルユーミ」 (8) 4.08%
8.「魔法のプリンセス ミンキーモモ」 (6) 3.06%
9.「魔法少女ララベル」 (5) 2.55%
10.「魔法使いサリー」 (1) 0.51%


という結果になっていました。「クリィミーマミ」が圧倒
的ですね。全体的には、いい感じで70年代と80年代
の魔女っ子アニメが並んでいると思います。


では本題というわけで、今も(2008年12月期)イタリアで
放送されている、70〜80年代の日本アニメリストです。


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全国ネットワーク局

Italia 1
・「ドラえもん」
・「キャプテン翼」

デジタル放送局

Boing TV
・「キャッツ・アイ」
・「ワンワン三銃士」
・「名犬ジョリィ」
・「アルプス物語 わたしのアンネット」
・「アイドル伝説えり子」

Hiro
・「円卓の騎士物語 燃えろアーサー」
・「機動戦士ガンダム」
・「Dr.スランプ アラレちゃん」

衛星放送局

Cooltoon TV
・「宇宙海賊キャプテンハーロック」
・「黄金バット」
・「未来ロボ ダルタニアス」
・「うる星やつら」

DeA Kids
・「みつばちマーヤの冒険」
・「アルプスの少女ハイジ」
・「赤毛のアン」

Nickelodeon
・「アタックNo.1」

地方局(ネット配信あり)

Teleuniverso
・「ハニー・ハニーのすてきな冒険」

Telesirio
・「アローエンブレム グランプリの鷹」

Quarto Canale TV
・「うる星やつら」

Canale 7
・「ゴワッパー5 ゴーダム」
・「闘士ゴーディアン」

D1 Television
・「ダッシュ勝平」
・「アローエンブレム グランプリの鷹」
・「魔女っ子メグちゃん」

地方局

Videostar
・「ヤッターマン」

TeleTurchino
・「六神合体ゴッドマーズ」

San Marino RTV
・「小鹿物語」

Noitv
・「ジャングル大帝」

Super 3
・「無敵ロボ トライダーG7」
・「無敵鋼人ダイターン3」
・「スプーンおばさん」
・「ほえろブンブン」

Teletibur
・「タイムボカン」
・「宇宙戦艦ヤマト」

TV Luna
・「はじめ人間ギャートルズ」

Telitalia
・「タイムパトロール隊オタスケマン」
・「六神合体ゴッドマーズ」


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――という感じですね。
なんだか調べてて、どんどんタイムスリップしていく
ような気分になりましたけど(笑)。
まあ、この辺の作品の契約は全て買い切りで、いくら
再放送しても放送料をさらに払う必要はない、という
こともあるだろうとは思いますが、それでも見る人が
いない作品を放送するわけもないでしょうし、ここに並
んだ作品は、イタリアでずっと人気があると、それなり
に判断していいと思います。


個人的な注目作は……「アローエンブレム グランプリ
の鷹」ですね。
四輪のモータースポーツを描いた作品ということで、
さすが地元モンツァでのF1イタリアGPの時は、占拠率
が50%を超える(テレビをつけている家庭の半分が、
F1レースを見ている)イタリアだなあ、とか思ったり。
F1というか、フェラーリが人気あるわけですけど。
他ならぬそのフェラーリでワールド・チャンピオンを2度
獲得した、ニキ・ラウダなどの、実在ドライバー達も出
演している筈ですが、ご本人達は知っているのかな?
あと、世界名作劇場シリーズや、「スプーンおばさん」
みたいな作品を、今でも放送し続けてくれているのは、
なんだか嬉しいですね。


posted by mikikazu at 11:46 | TrackBack(0) | 海外情報(イタリア) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月08日

英語版「BACCANO! -バッカーノ!-」ADRディレクター・Tyler Walker氏インタビュー


先にメッセージへのお返事を。
ともあれお気遣いありがとうございました♪
またなにかお気づきになりましたら、いつでもよろ
しくお願いします。ぺこり。


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さて本題。
お馴染みオンラインストアRight Stufが隔週で配
信しているポッドキャストAnime Today最新エピソ
ード第81回
(12月5日配信)での、業界人ゲストは、
FUNimation作品でADRディレクターを務めている
Tyler Walker氏で、今回は自身が関わった最新作
「BACCANO! -バッカーノ!-」(日本公式サイト)につ
いて、がお題でした。
残念ながら僕は未見の作品なので、詳しい方なら、
もっと面白く聴けたかもしれませんね。


インタビューのPART1(8分10秒〜24分50秒)は、
「BACCANO!」の作品解説と、英語版吹替トラックの
ためのキャスティングについて、でした。
「このキャラクターはこういうキャラだから、この声優
を選んだ」という説明についてはよくわからないので
すが、キャラクターのとても多い作品ということもあっ
て、まずキャスティングの時点から、色々大変だった
ようですね。
オーディションには6日間を費やし(通常は2日ぐらい
だと思います)、18のメイン・キャストのために、受けて
もらった声優さんの数は、135〜140人に達したとか。
Walker氏が関わった作品の中でも、キャストを選ぶプ
ロセスに最も時間がかかったものになったようです。
また、禁酒法時代のアメリカの、シカゴからニューヨー
クを舞台にした作品ということで、その当時の訛りが演
技出来ることも条件になったそうですね。


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PART2(48分06秒〜57分20秒)は、実際の吹替トラッ
ク制作における苦労について。
作中でキャラクター達が喋っている言語が、間違いなく
英語である作品というと、「RED GARDEN」や「BLACK
LAGOON」が思い浮かぶんですが、この「BACCANO!」
が特殊なのは、1930年代のギャングスター映画・小説と
いった、アメリカで既に確立されている、ひとつのフィクシ
ョン・ジャンルと重なる作品だ、ということですね。
つまり、アメリカの観客側には、「禁酒法時代のギャング
物語」はこういうものだ、というジャンル・イメージが既に
構築されているので、それから外れ過ぎないように、英
語吹替を制作しなくてはならなかった、という話です。
逆に言うと、その辺のお約束や雰囲気をちゃんとふまえ
ていれば、アメリカでも理解されるだろう、受けるだろう、
という判断ですね。
とはいえもちろんアニメですし、当時のアメリカにはなか
った(筈の)錬金術といったファンタジー要素も含まれて
いますから、その辺のバランスを取るのが、とても難しか
ったようです。


英語吹替制作の参考として、Walker氏がまず観てみた
作品は、日本の脚本家も参考にしたと伝え聞いた、映画
「アンタッチャブル」(87年 ブライアン・デ・パルマ監督)。
特に、ロバート・デ・ニーロ演じるところのアル・カポネの
演技に注目したとか。
続いて、作品と同じ時代に作られたことで、その時代の
雰囲気や話し方がわかるだろうと、ジェームズ・キャグニ
ー主演「民衆の敵」(31年)、エドワード・G・ロビンソン主演
「犯罪王リコ」(31年)を、名作ということで「ワンス・アポン
・ア・タイム・イン・アメリカ」(84年 セルジオ・レオーネ監
督)、「ミラーズ・クロッシング」(90年 ジョエル・コーエン監
督)なども観たそうです。
また、ライターさんがレイモンド・チャンドラーの大ファンと
いうこともあって、30年代を舞台にしたその小説からも、
表現を多く引用したとのことです。


台詞についても、例えば当時の俗語表現である、若い女
性を「twist」と呼ぶ台詞などを取り入れたりもしたそうな
んですね。
日本の時代劇などでも、画面を観なくても、「ああ、これは
時代劇だな」とわかる表現・台詞回しがあるじゃないです
か。それが本当に、江戸時代なら江戸時代に使われてい
た話し言葉かどうかは別にしても、「こういうのが時代劇
台詞」というコンセンサスは、日本の観客の間にはありま
すよね。
それと同じように、「BACCANO!」でも、過去のフィクション
作品を参考に、アメリカの観客の間にある、「禁酒法時代
のギャング物語はこういうもの」という共通認識を、英語台
詞表現・演技によって付け加えていったという作業過程が、
とても興味深いです。その部分は、日本語台詞のオリジナ
ル版では、表現出来ないことですから。
日本側の制作意図とはまた違うアプローチで、アメリカ側
ではアメリカ側なりに、「BACCANO!」をアメリカを舞台に
した物語として、よりアメリカの観客に伝わりやすく、(矛盾
した表現ですが)フィクションとしてリアルに描くという英語
吹替制作作業は、話を聞くだけで面白かったです。


posted by mikikazu at 12:23 | TrackBack(0) | 海外情報(北米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月07日

イギリスでも、英語版マンガ「涼宮ハルヒの憂鬱」第1巻発売記念イベント「Haruhi Manga Book Launch」が開催


まず先に、同じ「ハルヒ」絡みで小ネタを。
お馴染みMangaCastのEd Chavez エド・チャべズさ
んが12月2日付けのポッドキャスト第340回で、英語版
マンガ「涼宮ハルヒの憂鬱」
をレビューされていたんです
が(22分19秒)、その売れ行きについても、冒頭で
「It's selling like crazy」(馬鹿売れしている)という表
現はされていました。チャベズさんが仰っているのなら、
確かなんだろうと思います。
(追記・Chavezさんのお名前の発音については、このエ
ピソードの冒頭でもご自身が発音されていますので、そ
れでご判断ください。
アニメ!アニメ!さんでも「ス」と「ズ」両方の記載があっ
て悩みました)



ポッドキャストの内容については、大半がストーリー解
説なので、既に「ハルヒ」の物語を知っているという方
は、レビューが始まる16分25秒辺りから聞けばいい
でしょう。
チャベズさん個人の意見としては、アニメとは別のマン
ガとして、違う表現アプローチも可能な筈だが、先はと
もかく、この1巻だけだと、特に新しいものは見つからな
い、という評価になるようですね。
また気にされていたのが、背表紙に角川コミックス・エ
ースのロゴも印刷されていたこと。角川側との契約か何
かがあるのだろうかと訝しんでおられましたので、Yen
Pressの方、チャベズさんに連絡をどうぞです。


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その英語版マンガ「ハルヒ」なんですが、来年4月に予
定されている原作小説と同じく、アメリカ・イギリスで、
同時発売だったんですね。
で、先日紹介したアメリカ・ニューヨークでの発売記念
イベント
と同じ10月18日に、イギリス・ロンドンでも、発
売記念イベントが開催されていたのを知りました。
イベントの名前は「Haruhi Manga Book Launch」で、
場所はロンドン・Upper St Martins Laneのマンガ
専門店である、「Orbital Manga」。Orbital Comics
というコミック専門店の、支店のようですね。
アメリカ、イギリスでの告知チラシをそれぞれ並べてみ
ると、


アメリカ・ニューヨークでの告知チラシ

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イギリス・ロンドンでの告知チラシ

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という感じで、それぞれいいですね。
原作小説発売の時もきっとあるだろう、米・英の各イベ
ントを楽しみにしたいです。


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ロンドンでの「Haruhi Manga Book Launch」では、
10日後の、全イギリスでの公式発売日に先駆けての
発売許可を得られていたとのことで、待ちきれないファ
ンが殺到したんじゃないかと想像します。先着20名には
プレゼントもあったそうですし。
イベントでは、「ハルヒ」のイラスト大会、自作限定の「ハ
ルヒ」コスプレ大会などで盛り上がったようですね。
ニューヨークの時のような、イベントのレポートをされて
いるイギリスのブログ・サイトさんは見つからなかったん
ですが、こちらのフォーラムで、コスプレ大会で1位にな
ったという方の書き込みはありました。
ちなみに1位の賞品は、DVD、マンガ、小さなフィギュア、
雑誌、レターセットなどの詰め合わせだったとのことです。
そのコスプレの様子も含む動画が、2つほどYouTubeの
方にアップされていたので、お店の雰囲気なんかも、合わ
せてわかると思います。


・haruhi day at orbital manga: fashion walk




・haruhi day at orbital manga: haruhi dance sequence




posted by mikikazu at 09:22 | TrackBack(0) | 「涼宮ハルヒ」情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月06日

アメリカでのマンガ売上げランキングデータ2008年11月期(Publishers WeeklyとICv2より)


アメリカでのマンガ売上げデータを示すランキング記
事が、2つほど出ています。
まずは、Publishers Weeklyによる12月1日付けの、

"December Comics Bestsellers"

ですね。タイトルでは12月になっていますが、対象時
期はもちろん11月期のことだと思います。
「Comics」と冠せられたそのランキングを引用すると、

1.「Diary of a Wimpy Kid: Rodrick Rules」
2.「Joker」
3.「NARUTO」第32巻
4.「フルーツバスケット」第21巻
5.「Dark Tower: The Long Road Home」
6.「NARUTO」第31巻
7.「遊☆戯☆王GX」第2巻
8.「鋼の錬金術師」第17巻
9.「Dresden Files: Welcome to the Jungle」
10.「Serenity: Better Days」第2巻

ということになっています。
とりあえずトップ10はさておいて、個人的に注目したの
はランク外補足での、コミック版「涼宮ハルヒの憂鬱」
第1巻が、第14位に入っているという記述ですね。
先日報告した、 「北米オンラインストアでの、マンガ売
り上げランキング(11月下旬編)」
記事では、あまり芳し
くない感じだったのですが、Publishers Weeklyのラ
ンキングはその調査対象範囲がよくわからないにして
も、このデータでは頑張っていると言えそうです。


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もうひとつのランキングは、より対象範囲がはっきりして
いる、ICv2による12月3日付けの、

"BookScan's Top 20 Graphic Novels For
November 2008"


ですね。
これはアメリカの一般書店における、グラフィックノベル
(マンガも含まれるカテゴリー)の、11月期売上げトップ20
ですね。これも引用すると、

1.「WATCHMEN」(ペーパーバック版)
2.「フルーツバスケット」第21巻
3.「NARUTO」第32巻
4.「THE JOKER」
5.「遊☆戯☆王GX」第2巻
6.「WATCHMEN」(ハードカバー版)
7.「NARUTO」第31巻
8.「ヘルシング」第9巻
9.「かりん」第11巻
10.「BUFFY THE VAMPIRE SLAYER SEASON 8 VOL. 3」
11.「桜蘭高校ホスト部」第11巻
12.「THE DRESDEN FILES: WELCOME TO THE JUNGLE」
13.「鋼の錬金術師」第17巻
14.「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」第19巻
15.「THE DC VAULT: A MUSEUM-IN-A-BOOK」
16.「Bleach: SOULS OFFICIAL CHARACTER BOOK」
17.「MARVEL CHRONICLE」
18.「D.Gray-man」第11巻
19.「ヴァンパイア騎士」第5巻
20.「BATMAN: THE KILLING JOKE SPEC. ED.」

ということになっています。
マンガのトップ争いが「フルーツバスケット」第21巻と
「NARUTO」第32巻なのは同じですが、それ以下でも、
20位以内に8作品が入っているVIZ Mediaの強さが目
立ちます。先月は12作品だったそうですが。


両ランキングで興味深いのは、「フルーツバスケット」
「NARUTO」の2大超売れ筋を追っているのが、「遊☆
戯☆王GX」第2巻ということですね。
北米でのテレビアニメの放送は途中で休止になって、
次作の「ファイブディーズ」が始まっているし、描いてる
のはオリジナル原作者の高橋和希さん(監修)ではなく、
別の方(影山なおゆきさん)だしで(日本ではVジャンプ連
載でしたか)、どうなんだろうと思っていましたが、ICv2
も指摘しているように、アメリカでの「遊戯王」人気はま
だまだ根強い、という証明かもしれませんね。


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2008年12月05日

イギリス・BBCによる、ロンドンでのコスプレイベント「Grand International Cosplay Ball」のニュース動画


お伝えしようと思っているうちに開催が終了していた、
イギリス・ロンドンでのコスプレイベント「Grand
International Cosplay Ball」(11月30日 公式サイト)
の模様を、公共放送局BBCのサイトBBC NEWSが、
ニュース動画付きで伝えています(via Otaku News)。
まず最初に30秒ほどのCMが流れて、それからニュー
ス本編になります(1分33秒)。

BBC NEWS 12月4日付け記事
"Warriors and maidens have a ball"

このイベントが、通常のコスプレイベントと異なるのは、
イギリスで初めての、コスプレをメインとした国際的イベ
ントというだけではなく、「ball」という名称が示すように、
舞踏会のスタイルで行われたことですね。
仮面舞踏会ならぬコスプレ舞踏会ということで、日本でも
同種のイベントは開催されていると思います。
あ、ということは、それなりに正式な社交ダンスのマナ
ーも身に付けていないと様にならないわけで、結構人を
選んじゃうかもしれませんね。
ニュース動画で見る限りではいい雰囲気で、最後がキス
・シーンで終わるのが微笑ましいです。


バックでずっと流れている日本語の歌を歌っているのは、
たぶんゲストの、「Japanese electro-pop idol」という
Hiko Suzuki ヒーコ スズキさん(Myspace)。
彼女について詳しくは、J-Pop Worldでのインタビューで。
海外では、それなりに活動されているみたいですが、日
本国内での知名度はどうでしょう。


short_g.gif


イギリス発のニュースでもうひとつあるのが、日刊紙
The Independentが12月4日付けで掲載していた、

"The ascent of manga: Japan's hottest export
goes global"


という記事です。
これは、88年の「AKIRA」の登場以降の、イギリス国内
でのマンガ人気の高まりと、その影響を受けて育ったイ
ギリス人コミック・アーティスト達を紹介するものですね。
Sweatdrop StudiosとそのメンバーEmma Vieceliさん
Sonia Leongさん、Mary Beairdさんといった方々の名
前が出ていますが、こういったアーティストさんの作品が
日本でも出版される機会が来るかどうかは、ceenaさん
の頑張り次第でしょうか(勝手に言っちゃってすみません)。


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2008年12月04日

フランスのコミック市場における、中国コミックの現状と展望


うちでは珍しい、中国絡みの話ですけど。
ComiPressが11月30日付けで、中国のマンガ・ア
ニメ情報ポータルサイトの动漫频道 南方网(Southcn)
発の、フランスのコミック市場での、中国作家による
作品の現状と問題点、そして発展のためのアイディア
などを伝えるレポートの英訳を掲載していました(via
Icarus Publishing)。


Comi Press 11月30日付け記事
"A Summary of France's Comics Market and the
Future of China's Comics Market"


オリジナル記事
南方网 10月31日付け記事
「法国漫画销售市场概述」


フランス市場での中国コミックについて書かれた
中国語のレポートの英訳をまたここで日本語で紹介
するという、なんだか伝言ゲーム状態ではあります
が(笑)。蟻は貧乏か?←古っ
日本の方なら、そのまま元記事を中国語→日本語で
機械翻訳しても、それなりに読めるとも思います。
フランスのコミック市場については、以前にも紹介した
グザビエ・ギルベールさんによるdu9掲載レポートや、
JETRO(日本貿易振興機構)によるレポート欧州にお
けるコンテンツ市場の実態
も、詳しくて参考になるで
しょう。


short_g.gif


とりあえず、データ的なことだけを抜き出してみると、

・2007年にフランスで出版されたコミックのタイトル数は
 4313(再版含む)。出版社数は254。
 全体では4000万冊以上のコミックが売れ、金額として
 は約4億ユーロ(約474億円)の市場規模。
・2000年には、出版されたタイトル数は1137、そのうち
 日本マンガは227タイトル。フランス大手出版社からの
 BDが558、インデペンデント出版社から236、そして中
 国コミックは116だった。
・2007年には、新作が3313タイトル出版され、そのうち
 1428がアジアからのタイトル。1018タイトルがフランス
 大手からのBD、613タイトルがインデペンデント、253
 タイトルが中国コミック。日本マンガはフランスコミック
 市場で4割のシェア。

というものが挙がっています。
2007年個別のベストセラーでは、第1位の作品の55万冊
から、第10位の24万冊の作品まで並んでいますが、日本
マンガで最高の売上げを誇る「NARUTO」(22万冊)でも、
トップ10には入れません。


中国コミックの存在は、フランス市場ではまだまだ小さい
のですが、その理由として記事が挙げているのが、

・中国作家によるコミックのスタイルは、フランス市場
 で主流である、ヨーロッパ風、日本風、アメリカ風そ
 れぞれの作風と大きく異なっている。
・フランスのコミック市場は、大規模な宣伝を展開出来
 る、既存の大手出版社と、彼らによるベストセラー作
 品によって独占されている。
・画力やキャラクター、オリジナリティにおいてはそれな
 りに評価されていても、日本やヨーロッパの作品と比較
 すると、中国コミックはストーリーラインが弱いとされる。

ということなどですね。
三つ目の「ストーリーラインが弱い」というは、価値観や
テーマ的な問題か、それとも純粋に技巧的なことなのか、
ちょっとわかりませんけど。


これらの問題をふまえて、考えられている対策が、

・ヨーロッパで開催されるコンベンションやフェスティバル
 に、もっと積極的に参加して中国コミックをアピールする。
・自分達でコンベンションを主催する。
・ヨーロッパやアメリカの出版社との共同ビジネスを展開
 する。
・中国の作家とヨーロッパのアーティストとのコラボレーシ
 ョンを支援する。

などになります。
あと、日本のマンガにあって中国コミックにないものは、
アニメとの連動でしょうね。フランスで現在売れている
全てのマンガがアニメ化されているわけではないにして
も(参考・ フランスでの日本マンガ売り上げランキング
2008年10月期
)、その影響力は大きいでしょうし。


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2008年12月03日

映画「Yes!プリキュア5GoGo!お菓子の国のハッピーバースデイ♪」の、第4週週末成績


えっと先に、なんだろうこれ的な海外チャート情報
をひとつ。
米ビルボードの週間チャートで、「ドラゴンボールZ」
が第1位を獲得!っていうと、なんだか快挙っぽいで
すが、これ、Top VHS Salesのチャートなんですね。
つまり、ビデオテープソフトの売上げといことで。
先週が4位で、今週は1位に入っている「Dragon Ball
Z: Androids Invasion」(第111〜114話収録)と
いうビデオソフトは、発売がはるか昔の2000年の7月
4日で、アメリカAmazonBuy.comみたいなオンラ
インストアではとっくに在庫なしですし、DVDの方はま
だかろうじて入手可能みたいですが、ビデオについて
は、eBayくらいでしか見つかりません。
ビルボードのチャートなんですから、今現在の、新品の
セールス結果が反映されている筈なんですけど、これっ
てどういうことでしょう??
アメリカにはまだまだ、DVDじゃなくてテープ派の人が
多いとしても、商品自体が流通していないのでは、売り
ようがないですし。


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さて、ずっとフォローしている情報ですが、映画「Yes!
プリキュア5GoGo!お菓子の国のハッピーバースデイ♪」
(公式サイト)の、第4週週末興行成績(11月29〜30日)
のデータが出ています(ソース・Box Office Mojo-Japan
Box Office
)。
3・3・5位ときた順位は、さらにひとつ落として第6位。
スクリーン数はまだ151のままですね。
成績は、前週から32.5%マイナスの、約6287万359
円。累計では、約5億9783万円になります。
とりあえず、プリキュア映画歴代興行成績3位だった
「ふたりはプリキュアMax Heart 2 雪空のともだち」
(5億7千万円)は超えたようです。
昨年の「鏡の国のミラクル大冒険!」の4週目の成績
と比較すると、週末成績が約6174万1511円、累計が
約6億3389万8280円でしたから、届くのは微妙になっ
てきたでしょうか。
今週いっぱいまでのところや、上映しても午前の一、二
回だけというところも出てきましたけど、もうひと頑張り
を期待したいですね。
DLP上映をしている劇場が近場にあれば、もう一度観
に行ってもいいんですけど……。


あ、春公開の映画の正式タイトルは、「プリキュアオー
ルスターズDX(デラックス) みんなともだちっ☆奇跡の
全員大集合!」
に決まったんですね。
どういう話になるのかわかりませんが、ちょっとでいいの
で「Splash☆Star」の満さん&薫さんを出してくれたら、
とは願っています。

2008年12月02日

ブラジルで「巨獣特捜ジャスピオン」がDVD化


まず先に個人的な話題ですが、「本日の写真」のコー
ナーをどうぞ。


miu.JPG


これがどういう写真かというと、海外で百合普及に努め
ている団体Yuricon(公式サイト)の代表であるエリカ・
フリードマンさんと交流していることは、かねてよりお伝え
していますよね。
前回こちらから、お薦め百合作品詰め合わせの荷物を、
アメリカ・ニュージャージーのエリカさんの所に送った際
に、PS2ソフト「苺ましまろ」初回限定版も、一緒に入れ
ておいたんです。
向こうに日本のゲームソフトをプレイ出来る環境がある
かどうかは知らなかったんですが(友人が用意してくださ
るそうです)、この限定版には、特典として美羽着せ替え
ドール(普段着と浴衣の2着)が付いていたので、エリカ
さんが「苺ましまろ」の中では、特に美羽さんがお気に入
りだと憶えていましたから、いい機会だと思い、同梱した
んですね。


エリカさんは大変に喜んでくれて、「他の大切なフィギュ
アと一緒に、棚へ飾ります」と仰っていたので、「その写
真をぜひ見たいです。出来たらブログで紹介してもいい
ですか?」とお願いしたところ快諾をいただき、本日送っ
てきてくれたんです。
ちょうど「苺ましまろ」の単行本を背にして、浴衣姿の美
羽さんが他のお気に入りフィギュアと並んでいる、キュー
トな写真です。
ご本人も仰っていましたが、フィギュアやマンガの種類で、
エリカさんの好みがよく分かってしまいますね。ああ、この
作品・キャラが好きなんだって。
ともあれエリカさん、写真のご提供ありがとうございました♪


short_g.gif


さて本題。
ここのところブラジルでニュースになっているのが、つい
に「巨獣特捜ジャスピオン」がDVD化される、という話な
んですね。
僕が最初に知ったのは、

JBox.com.11月28日付け記事
"Oficial: Focus Filmes Lançará Jaspion em DVD!"

ですか。ソースは、ブログROBÔ GIGANTE同日記事です。
ブラジルでDVDをリリースするのは、Focus Filmes(公式
サイト
)という会社で、前・後半の2つのBOXセットのうち、
前半は2009年3月に発売される、とのことです。


「巨獣特捜ジャスピオン」は、宇宙刑事三部作の後を受
けて、1985年から86年にかけて放送された、東映製作
のメタルヒーロー第4作目ですね(Wikipedia)。
日本国内当時の作品評価などについては、詳しい方にお
任せしますけれど、どうしてこれが今大きなニュースになっ
ているかというと、「ジャスピオン」はブラジルでとても人気
のある、記事での表現を借りれば、「80年代を象徴する作
品(少なくともブラジルでは)」、だからなんですね。
日本語でも、「ジャスピオン ブラジル」で検索すれば、その
話題がたくさん見つかります。
中でも信頼出来るのは、やはり作品に直接関わった人の
印象で、「ジャスピオン」でブーメランを演じた渡洋史さん
の公式サイト「渡洋史:ワタリヒロシワールド」には、渡さん
がブラジルのイベントにゲスト参加した時のレポートが「ブ
ラジル紀行」として2年分掲載されていて、とても参考にな
るでしょう。
例えば、2003年7月5日付けの、アクションショーに参加
した時の日記には、

「ブラジルでは『ジャスピオン』が1番人気です。『スピル
バン』はブラジルタイトルが『ジャスピオン2・スピルバン』
として放映されその後に『シャリバン』の放送となるそうで
す。(ちなみに戦隊での1番人気は『チェンジマン』でした。)」

という記述もありますね。


short_g.gif


このブラジルでの「ジャスピオン」DVD化の話が面白いの
は、Focus Filmesと日本側の交渉の橋渡しとして奔走
した人物として、日本のアニソン・グループJAM Project
の準メンバーである、ヒカルド・クルーズさんが紹介され、
そのインタビューも掲載されていることですね。

JBox.com. 11月30日付け記事
"Exclusivo: Ricardo Cruz Fala Sobre Jaspion"

ヒカルドさんはブラジルでは、日本マンガ・アニメの翻訳
などもされているとのことで、そういう繋がりでのお仕事
だったんでしょう。
上の渡洋史さんのレポートにも、ヒカルドさん(とそのご
家族)は登場しますし。
インタビューによると、日本の東映側との契約交渉は、
2007年からの約2年近くにも及ぶ、長く大変なものだ
ったようですね。
人気作ゆえに、既に海賊版も多く出回っているようです
けれど、この「ジャスピオン」が成功すれば、ブラジルで
人気のある、他の日本特撮作品のDVDリリースにもつ
ながるのでは、という期待があるみたいです。


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以下いつもの私信欄
posted by mikikazu at 11:37 | TrackBack(0) | 海外情報(南米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月01日

北米オンラインストアでの、マンガ売り上げランキング(11月下旬編)


先に日本語お薦め記事のご紹介です。
いつもお世話になっている「白い空」のかざみあきら
さんが、イタリア版「涼宮ハルヒの憂鬱」DVD第1巻の
レビュー
を掲載してくださっています。
DVDやBOXの仕様、内容の雰囲気まで丁寧にまとめ
てくださっていて、必読です。
「イタリア版の字幕が吹き替えのセリフとほとんど同じ」
というのは、いわゆるクローズドキャプション字幕みた
いな感じでしょうか(あれも完璧ではないですけど)。
ちなみにイタリア語版ハルヒ役のDomitilla D'Amico
さんの芸暦の一部はこちらのページで確認出来ますが、
日本アニメも含めて、ものすごいキャリアですね。
大きい役だと、劇場版「カードキャプターさくら」の木之
本桜、当然続けての劇場版「ツバサ・ クロニクル 鳥カ
ゴの国の姫君」のサクラ、劇場版「美少女戦士セーラー
ムーンR」の水野亜美などですか。


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というわけで恒例の、北米(アメリカ・カナダ)オンライ
ンストアにおける、マンガ作品の売り上げランキング
11月下旬編です。
以下、各ストアのトップセラー・リストになります。


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アメリカ

大手一般書店チェーン

・Borders

1.「フルーツバスケット」第21巻
2.「NARUTO」第32巻
3.「Bleach」第25巻
4.「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」第19巻
5.「ロザリオとバンパイア」第4巻
6.「NARUTO」第31巻
7.「紳士同盟†」第8巻
8.「アラクレ」第5巻
9.「桜蘭高校ホスト部」第11巻
10.「遊戯王GX」第2巻


・Barnes & Noble

1.「フルーツバスケット」第21巻
2.「NARUTO」第32巻
3.「NARUTO」第31巻
4.「Warriors:Warrior's Return」
5.「フルーツバスケット」第20巻
6.「ヴァンパイア騎士」第5巻
7.「NARUTO」第30巻
8.「Bleach」第25巻
9.「Warriors:Warrior's Refuge」
10.「Warriors:The Lost Warrior」


・Books-A-Million

1.「NARUTO」第31巻
2.「NARUTO」第30巻
3.「NARUTO」第29巻
4.「ロザリオとバンパイア」第3巻
5.「DEATH NOTE」第1巻
6.「NARUTO」第32巻
7.「NARUTO」第28巻
8.「ヴァンパイア騎士」第5巻
9.「ロザリオとバンパイア」第1巻
10.「DEATH NOTE」第2巻


オンラインストア

・アメリカAmazon

1.「Let's Find Pokemon! Special Complete Edition」
2.「爆丸バトルブローラーズ:The Battle Begins」
3.「Bleach」第25巻
4.「フルーツバスケット」第21巻
5.「NARUTO」第32巻
6.「Warriors: Tigerstar and Sasha」第1巻
7.「Warriors: The Rise of Scourge」
8.「DEATH NOTE Box Set(1〜13巻)」
9.「Bat-Manga!: The Secret History of Batman
   in Japan」
10.「NARUTO」第31巻


アニメ・マンガ専門店

・AnimeNation

情報更新はまだ。


・Right Stuf

1.「魔法先生ネギま!」第22巻
2.「魔法先生ネギま!」第21巻
3.「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」第20巻
4.「xxxHolic」第13巻
5.「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」第21巻
6.「魔法先生ネギま!」第20巻
7.「スクールランブル」第12巻
8.「さよなら絶望先生」第1巻
9.「涼風」第11巻
10.「魔法先生ネギま!」第1巻


・Anime Castle

1.「アラクレ」第5巻
2.「Bleach」第25巻
3.「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」第19巻
4.「紳士同盟†」第8巻
5.「聖[セイント] ♡ ドラゴンガール」第1巻


コミック専門店

・Midtown Comics

1.「NARUTO」第32巻
2.「Empowered」第4巻
3.「SHONEN JUMP」2008年12月号
4.「トライガンマキシマム」第13巻
5.「ベルセルク」第26巻
6.「ゼルダの伝説 時のオカリナ」第1巻
7.「湘南純愛組!」第9巻
8.「Warcraft Legends」第2巻
9.「特公」第2巻
10.「ブラック・ジャック」第2巻


カナダ

・Chapters-Indigo

1.「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」第19巻
2.「ヴァンパイア騎士」第5巻
3.「Bleach」第24巻
4.「NARUTO」第1〜27巻セット
5.「NARUTO」第31巻
6.「Strawberry Panic!」第1巻
7.「ヴァンパイア騎士」第3巻
8.「Manga Shakespeare:夏の夜の夢」
9.「NARUTO」第30巻
10.「How To Draw Manga Volume 42: Drawing Yaoi」


・Bookmanager
(コミック&グラフィックノベル・ランキング)
――カナダ国内の、大手チェーンに属していない
独立書店向けの書籍データ・サイトで、調査対象
はコミック専門店や、大手チェーンを除く、400店
ほど。

1.「WATCHMAN」
2.「フルーツバスケット」第21巻
3.「NARUTO」第32巻
4.「NARUTO」第31巻
5.「Marvel Chronicle」
6.「The Simpsons Treehouse Horror」
7.「かりん」第11巻
8.「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」第19巻
9.「鋼の錬金術師」第17巻
10.「DEATH NOTE」第1巻


short_g.gif


という感じです。
前期から続く、「NARUTO」第32巻と「フルーツバスケッ
ト」第21巻での激しいトップ争いを、「Bleach」第25巻、
「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」第19巻、「アラクレ」
第5巻辺りが追う、という展開になっているようですね。
Right Stufは例によってDel Rey作品のセールをやっ
ていたからですが、この一連のセールでありがたいのは、
全体の中での位置はわかりませんけど、その出版社ない
しメーカー内での人気順が見えることですね。
今回で言えばDel Reyのマンガ作品だと、「魔法先生ネギ
ま!」と「ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-」が稼ぎ頭だ
ということがよくわかります。現状だと、講談社作品のアメリ
カ人気の指標にもなりますね。


「ハルヒ」ということで話題を繋げると、コミック版「涼宮ハ
ルヒの憂鬱」第1巻(10月28日発売)は、やはり上位には
あがってきません。
Amazonでは前回の第26位からさらに下がって82位、
Barnes & Nobleではやはり扱いなし、Books-A-Million
で第26位から28位、Bordersで15位、Bookmanagerで
第36位から44位と、全く売れていないわけではないですが、
トップセラーとは呼び難い位置が続いています。
先日紹介したPublishers Weeklyの記事で、北米のコミ
ック卸し最大手Diamond Comic Distributorsの書籍部
門支社Diamond Book Distributorsのセールス担当副
社長のKuo-yu Liang氏が、売れ行きを心配することのない
作品として、「Watchman」「NARUTO」「Dark Tower」、
そしてこの「涼宮ハルヒの憂鬱」を挙げていて、業界としても、
かなりの期待があったようなんですが。

posted by mikikazu at 12:18 | TrackBack(0) | 海外情報(北米) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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